メソッドを持たない理由

こんにちは！ボイストレーナーの安田結衣です。
前回に引き続き、今の私が行っているレッスン方法について書いていきます。

メソッドの懸念点

この記事はメソッドを持っている方を否定する意図はなく、歴代の音楽教師や研究者がたどり着いた叡智は素晴らしいと思っています。
しかし同時に危ういなと思うこともあります。個々人の信じるものが大きくなりすぎると、信じないものも大きくなってしまうからです。ちょうど光と影のような関係ですね。

メソッドを習うことに関しては何の異論もなく、私自身も楽しく勉強させていただいています。ですが今は旅のような感じで学んでいるので、中々永住出来そうにありません。そんなタチなので、レッスン方法も決まった枠がなく、指導方法も人によって違います。

しかし一つ共通している事があります。それはレッスンの際必ずご自身の体感がどう変化したのかを聞く事です。自分の身体をどう見ているのか、今の声をどう感じるのかを聞く。それによって働きかけを変えています。

私の理想は受講者一人一人が自分自身の声や身体と向き合って、ご自身で働きかけられる人になってほしいということ。発声にゴールはないのかもしれませんが、一人一人に考える力を与えられると信じています。

そのための練習ではお互いの感覚をすり合わせる必要があります。決まった枠があればきっとそれに合わせようとしてしまう。声はまだまだ未知の世界が沢山あります。せっかく同じ時代に巡り合うのであれば、新たな感覚を一緒に楽しんでみようではありませんか。きっと読書や旅やものづくりが好きな人は私のレッスンを気に入っていただけると思います。

私のレッスンをご受講の方へ


いつでも自分の声と身体を大切にしてください。大切にするということは箱に閉じ込めるようなことではありません。「可愛い子には旅をさせよ」ということです。自分の足で歩く旅は面白いですよ。

私自信も様々な学びを通して、一人一人の人生に少しでも良い影響を及ぼす存在になりたいと思います。

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