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声の響きを良くするためには

こんにちは!高槻・草津ボイストレーナーの安田結衣です。

今日は前回に引き続き、表情筋を使うことのメリットについてです。
今回は表情筋を使うことで声の響きが良くなるというお話。

表情筋には沢山の種類があります。その数はなんと30種類以上
食べ物を噛む、飲み物をこぼれないように飲む、目を見開く、目を閉じる、眉をひそめる、唇を丸める、唇をなめる、鼻を上げる、歯を見せるなどは全て表情筋の動きです。

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歌の世界では狙った音色や響きを獲得するために表情筋を使うように指導することがあります。頭の上に響かせる、声を額に集める、目を開く、いい香りを嗅ぐように、口の中に卵を入れて、口の端を耳にかけるように…のようなキーワードがあります。

あらかじめ注意しておく必要がありますが、狙った音色を出す感覚は人それぞれです。
このような指導の意図はそのイメージを利用して表情筋を使うことで、口の開け方や喉頭位置などを望ましい位置にさせるためだと考えています。

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口周りの表情筋は直接声に関係しますが、目や鼻などの表情筋の下には硬い骨がありますので、いくら動かしても直接声道の形が変わるということはないという考え方もあります。ですが目を見開くと頭の皮膚まで動いたり、鼻を上げると唇が上がるように表情筋は顔以外の皮膚まで影響を及ぼします。

皮膚と筋肉は密接な関係にありますので、皮膚が動くということは筋肉も柔軟に動きやすくなると考えます。それによって狙った音色が出しやすくなるのです。

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