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ほしい

私はもうすぐ22歳になります。
彼氏は中3のときに3ヶ月だけ居ましたが、それだけです。

私は味方がほしい。
少し人恋しいときはそばにいてくれる、美味しいものを一緒に食べに行ってくれる、一緒にお昼御飯を食べてくれて、一緒に帰ってくれる、味方がほしいのです。

私には味方が一人だけいます。
友人という枠の中にいる人で、小学校、中学、高校も同じでした。部活も同じでした。

大学は別々でしたが、家が近いのでよく遊んだりします。
友人は大学三年生の1年間、留学に行ってしまい、そして外国人の彼氏をつくって帰ってきました。

別に彼氏がいなくたって、忙しい子なので私とはあまり遊んではくれないのですが。遠距離だから長くは続かないだろうなんてたかをくくっていたら、友人はお金を稼ぐためにバイトを一つ増やし、二ヶ月に一回片道20時間もかけて彼氏に会いに行くようになりました。徒歩10分で会える私とも遊んでください。

私はジャニーズアイドルに夢見て生きています。キラキラした綺麗な彼らを見るために、汗水垂らして稼いだお金で雑誌を買います。

友人達は皆、わたしに彼氏ができないのはアイドルを好きだからだと言います。現実を見ろ、少しは妥協しろとも言われます。
偽ってまで彼氏を作ろうとは思えませんでした。
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下書きに眠っていた2018年1月8日に書いた記事を見つけた。

2018年の夏に、このときの私は想像もしてなかった悲しいことが起きた。
それをきっかけに、友人が紹介してくれた男の人とその年の冬に付き合うことになりました。

付き合うことになった、と若干他人事のように書きましたが、今も実感がわきません。
彼は今、関西の大学に通っています。私は東京にいるので、遠距離です。
なかなか会えません。

5回目のデートで告白してもらいました。

1回目は初対面でご飯
2回目は友人と男の子と3人で写真を撮りに
3回目は動物園
4回目は日光へドライブ
5回目がクリスマスデート

私は正直、よく5回しかあってないのに告白してくれるなぁと思いました。
彼はその友人に紹介されたから好きになってくれたのかなとか
なんか、彼が私のことを好きだといってくれることに自信がありません。

ってか好きってなんだ、みたいな。

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2018年の下書きを発掘した。今は2020年。
2回目の発掘。


私は今社会人2年目で、彼ともまだ付き合っているけど、
月に一度会って夜ご飯を一緒に食べてバイバイ、みたいなデートをしてくれたり、してくれなかったり。

仕事が忙しいから、約束していた時間によく遅刻してくる。
仕事が忙しいから、約束していた日に会えない。
仕事が忙しいから、インスタは見てるのにLINEの返事は返してくれない。

仕方ないとは思うが、会えるのを楽しみにしているのは私だけなんだなと思って悲しくなる。虚しくなる。

ついこないだ、合う約束をしていたのに、コロナのこともあるけど、多分コロナがなくても会えなくなったのだろう。

「また日程を合わせよう」

そうラインが来たとき、もうどうでも良くなってしまった。

私の仕事はシフト制なので土日休みではないから、結構前から土日休みたいときは言わなきゃいけないのに、
いつも予定を合わすのは私の方なのに、
よくそんなこと言えるなともう悲しくなってしまった。

だからその日私の家にある彼の荷物を紙袋にまとめて、夜仕事が終わったあと彼の家の最寄りまで行くから一瞬会えない?ってラインした。

「今日は22時まで会議になっちゃうから明日は?」

戦意喪失した。私が一人でダダこねてるだけで、そんな遅くまで仕事をしてる彼の事全然気にできてないのもうだめじゃない?



彼が仕事終わりでも会いたいと思えるような人ではないんだろう。
もっと可愛くてきれいでダダこねないで甘えられて素敵で、っていう月並みな言葉しか出てこないけど、とりあえずそれは私ではないのだろう。

次会ったら、日程を合わせて会えたらもう終わりにしようと思う。

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日程を合わせてあってもらった。コーヒーおごってもらった。

直接言おうと思った、けど、無理だったから
電話でバイバイした。

"幸せになって"ってすごい呪いの言葉だと思った。

私はあなたに幸せにしてもらいたかった。


フッたのは私の方なのに、私がショックを受けて心が痛い。
私が10月ぐらいからずっとフラれていたんだろう。

別れの電話は58秒だった。

楽しかったときの思い出しか思い出せない。