【2022プロキオンS予想】そねみのラップタイム分析
はじめに
こんにちは、そねみです。
今回はプロキオンSのラップタイム分析をしていきたいと思います。
小倉ダート1700mのプロキオンSのデータは昨年分しかないため、過去10年のデータではなく、同条件のOPクラスのレースラップをベースに分析しています。
いつも以上に参考程度にご覧ください。
出走予定馬
エアアルマス
サンライズノヴァ
ロードレガリス
エブリワンブラック
メイショウウズマサ
アンセッドヴァウ
アルドーレ
エクレアスパークル
サクラアリュール
ヒストリーメイカー
トップウィナー
ゲンパチルシファー
ユニコーンライオン
ヴェルテックス
サンライズウルス
ラーゴム
コース解説と推定ラップ
小倉1700mで行われた以下のレースのラップをもとに分析します。
・プロキオンS (2021年, G3)
・阿蘇S (2012年~2021年, OP)
・門司S (2020年~2021年, OP)
各レースのラップは以下の通り。
※1F目のラップはグラフでは1.8倍しています。
ラップ傾向
レース数が多くごちゃごちゃしていますが、基本的にはオレンジ色のOP平均(阿蘇Sと門司Sの平均ラップ)に集約されると考えてよさそうです。
黄色で示しているのが昨年のプロキオンSです。ラップ傾向はOPのレースと大差なないものの、後半のラップが全体的に早くなっています。
小倉ダート1700mは4角から直線を向いたあたりからスタートして1周するコースです。スタートしてから初角突入まで約350mで、小回りダートにしては隊列が決まるまでに比較的余裕があります。
1, 2F目が最初の直線です。この部分はほぼ平坦なこともあり、ダートにしては2F目のラップが速めになります。
3, 4F目が1, 2角です。1角は高低差約2mの上り坂、2角は緩やかな下り坂になります。
直線で先行争いが決着していないと3F目が速くなる可能性もありますが、4F目にはラップが落ち着き、レース中で最もラップが緩むのが普通です。
5, 6F目が向正面です。小回りコースということもあり後方の馬も3角を迎える前にある程度前につけておきたいですから、向正面で極端にペースが緩むということはありません。
むしろ3角に向けて加速していくラップを踏むことが多いです。
7F目から8F目の前半が3, 4角です。直線が平坦な小回りコースらしくこの辺りからラップが上がっていきます。中団の馬は直線を向くまでにある程度の位置まで押し上げておく必要がありますが、馬群が凝縮しているとここで外を回して位置を取りに動くのはかなり距離ロスになるので注意が必要です。
8F目の後半から9F目が最後の直線です。
直線を向くまでにどの馬も足を使っているので、最後はバテ合いの粘り足勝負になります。
3, 4角をで先頭が入れ替わった場合などを除き、最終ラップが加速することはありません。最後の直線は約291mです。
逃げ馬
過去のレースで最も安定して逃げているメイショウウズマサがハナを切るでしょう。逃げて結果を出している馬ですし、1400m戦でも逃げられるだけのテンの速さを持っていますから、ここはハナを取り切るのではないかと思います。3枠5番と枠にも恵まれましたね。
またゲート次第ですが、エアアルマスとユニコーンライオンも積極的にいく可能性はありそうです。特にエアアルマスは最内枠で、包まれてしまうと身動きが取れなくなってしまいますからスタートである程度出していくと思います。メイショウを抑えてまでハナにこだわることはないと思いますが、スタート後のラップはやや速くなる可能性はありそうです。
推定ラップ
分析対象レースのラップ表です。
分析対象レースに後傾ラップのレースはありませんでした。
今回逃げ想定のメイショウウズマサは昨年のこのレースでも逃げて3着に粘り込んでいます。昨年は大外枠から内のトップウィナーを抑えてハナを取り切ったのでテンのラップがやや速くなりました。
今年はこの2頭の枠の位置関係が逆転しているのですが、先ほど述べたように最内枠のエアアルマスが多少スタートから出してくるとすれば、昨年ほどではないにせよある程度スタートから流れるラップになると考えられます。
また昨年は逃げたメイショウウズマサが最後失速して4着馬とハナ差の3着。一方2番手につけたトップウィナーは、勝ち馬には2.5馬身差つけられましたが2着に好走しています。
この点を踏まえると、逃げるメイショウは昨年よりも後続を引き離して逃げたいはずですし、番手で運ぶ馬は昨年よりも早めに前を捕まえに動くのではないかと思います。
だとすれば、テン3F及び6, 7F目のラップが昨年よりも早くなるでしょう。
また昨年のプロキオンSは重馬場でした。
小倉のダートは土曜終了時点で重馬場ですが、土曜の夜から日曜にかけて降雨の予報はないので稍重か良馬場でのレースになると思います。
この点を踏まえて算出した推定ラップがこちら。
この推定ラップを軸に過去のレースから注目レースをピックアップしていきます。
高指数レース
対象レースのうち、偏差SDの上位5位までをピックアップします。分析対象期間は2021年1月以降です。
今回は各レースごとのコメントは割愛します。
<分析対象レース>
・出走馬が勝利した3勝クラス以上のレース
・出走馬が勝ち馬と0.4秒差以内に好走したOPクラス以上のレース
第1位
2021年プロキオンS (偏差SD=14.1) 小倉ダート1700m
2着トップウィナー(0.4秒差)、3着メイショウウズマサ(0.7秒差)
第2位
2021年白川郷S (偏差SD=22.2) 中京ダート1900m
1着ゲンパチルシファー
第3位
2021年大沼S (偏差SD=24.1) 函館ダート1700m
3着アルドーレ(0.3秒差)
第4位
2021年奥羽S (偏差SD=25.4) 福島ダート1700m
1着エクレアスパークル
第5位(同指数)
2021年ブラジルC (偏差SD=25.8) 東京ダート2100m
2着ゲンパチルシファー(0.2秒差)、3着ヴェルテックス(0.4秒差)
第5位(同指数)
2021年アハルテケS (偏差SD=25.8) 東京ダート1600m
4着メイショウウズマサ(0.1秒差)
推奨馬・印・買い目
今回は土曜夜公開になってしまったので、そねみの印と合わせて推奨馬についてコメントしていきたいと思います。
2022年プロキオンS、そねみの印は・・・
◎8エクレアスパークル
○12ゲンパチルシファー
▲5メイショウウズマサ
▲7アルドーレ
▲14ヴェルテックス
×11トップウィナー
です。
◎エクレアスパークルは、今回取り上げた指数上位5レースには含まれていませんが、同コースで行われた今年の門司Sを勝利しています。
他に高指数レースで取り上げた馬にはそれぞれ距離不安があるので、同距離で実績のあるこの馬を本命にしました。奥羽Sのラップも優秀ですしね。枠も良いので前目で競馬できれば馬券内には入ってくれるのではないかと思います。
対抗と単穴はラップは優秀でも距離不安のある各馬。
中でも○ゲンパチルシファーは前目で競馬できる馬で、ペースアップに合わせて長くいい脚を使うことができます。切れる末脚が使える馬ではないので、直線を向いた際に逃げ馬に並びかけるくらいの位置まで押し上げておけるのが理想です。距離短縮で位置取りが悪くなってしまう懸念はありますが、好走が期待できる1頭です。
▲メイショウウズマサは、昨年のレースぶりを見る限り1700mは明らかに長いです。それでも自分のペースで逃げられる安定感はあるので、展開が向けば昨年のような粘り込みがあってもおかしくありません。▲アルドーレと▲ヴェルテックスは距離短縮がどうかですね。本質的には2000m以上あったほうがいいでしょう。
×トップウィナーは昨年の2着馬です。外目の枠に入ってしまいましたが昨年と同様のレース運びができれば再度の激走があってもいいでしょう。人気薄なので押さえておきたいです。
このほか15サンライズウルス、16ラーゴムまで印を回して、三連複で買いたいと思います。
8-5, 7, 12, 14-5, 7, 11, 12, 14, 15, 16
計18点
まとめ
今回はプロキオンSのラップ分析をお届けしました。参考にしていただければ幸いです。
Twitterでは予想した重賞レースの実際のラップを可視化して回顧を行っています。
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