【2022エリザベス女王杯予想】そねみのラップタイム分析【無料】
こんにちは、そねみです。今回はエリザベス女王杯のラップ分析をお送りします。
真の女王を決める秋の牝馬限定G1。今年も阪神2200mを舞台に行われます。当日は朝から雨の予報。例年にも増してタフさが求められる展開になりそうですね。
そねみのラップ分析では今回のレースの推定ラップと出走馬の過去に好走したレースのラップを比較し、ラップのズレを偏差SDとして指数化。高指数レースの出身馬を推奨馬として取り上げています。
参考になったという方はぜひ「スキ!」で応援してくださるとうれしいです😊
それでは始めましょう!
出走予定馬
クリノプレミアム
ローザノワール
ピンハイ
デアリングタクト
マジカルラグーン
ホウオウエミーズ
イズジョーノキセキ
アンドヴァラナウト
ウインキートス
スタニングローズ
ナミュール
ルビーカサブランカ
ウインマリリン
アカイイト
ライラック
テルツェット
ウインマイティー
ジェラルディーナ
※枠順に記載。斤量は3歳馬が54kg,4歳馬以上が56kgです。
推定ラップ
阪神2200mで行われたエリザベス女王杯は過去2年分のデータしかないため、同コースで行われる宝塚記念の過去10年分を合わせた12レースのラップをもとに推定ラップを算出します。
阪神芝2200mは内回りコースを使用。4角付近の引き込み線からのスタートで初角まで550mと最初の直線が長く、他コースと比べて3F目のラップの緩み方が小さいのが特徴です。
また最後の直線は約356mで、3, 4角からペースが上がる超ロングスパート勝負になります。2度の坂越えも相まって牝馬にとっては非常にタフな展開になります。結果として過去2年では差し馬の好走が多くなっています。
ローザノワールが1枠2番という好枠に入りました。他に行きたい馬もおらず、逃げるのはこの馬と考えてよいでしょう。陣営は大逃げを示唆するようなコメントを出しており、どこまで引っ張って逃げるかはわかりませんが、展開を考えると逃げて馬券になるには向正面でかなりのリードを取っておく必要がありますからね。馬場が渋ってもそれなりもペースで流れるのではないかと思います。
これらの点を踏まえて、今回の推定ラップはこちら。
馬場は渋った良馬場~稍重を想定しています。
高指数レース
分析対象レースのうち、偏差SDの上位5位までをピックアップします。分析対象期間は2021年以降です。ただし,対象期間にデータの少ないウインマイティーとデアリングタクトについては2020年まで分析対象としています。
<分析対象レース>
・出走馬が勝利した3勝クラスのレース
・出走馬が勝利or勝ち馬と0.3秒差以内に好走したOPクラス以上のレース
第1位
21エリザベス女王杯 (偏差SD=17.2) 阪神芝2200m
1着アカイイト、5着イズジョーノキセキ(0.4差)、10着ウインキートス(0.7差)、11着テルツェット(0.9差)、16着ウインマリリン(2.6差)
第2位
22京都金杯 (偏差SD=23.7) 中京芝1600m
5着クリノプレミアム(0.3差)
第3位
22府中牝馬S (偏差SD=28.1) 東京芝1600m
1着イズジョーノキセキ、3着アンドヴァラナウト(0.2差)、8着クリノプレミアム(0.6差)、10着アカイイト(1.0差)、15着ローザノワール(1.1差)
第4位
21オリオンS (偏差SD=28.7) 阪神芝2200m
1着ルビーカサブランカ
第5位
22チューリップ賞 (偏差SD=30.2) 阪神芝1600m
1着ナミュール、2着ピンハイ(0.2差)
推奨馬
ラップ分析を踏まえた推奨馬(◎→○→▲の順)と穴馬1頭(☆)を挙げたいと思います。
◎7イズジョーノキセキ
昨年のこのレースでは格上挑戦ながら0.4秒差の5着に好走。力をつけた今年は同舞台でさらなる好走が期待できると思います。OP入り初戦で勝利した前走の府中牝馬Sが高指数なのも推せる材料ですね。ルメールJへの乗り替わりで過剰人気になるかと思いましたが、今のところそこまで人気になっていません。この人気なら狙ってみたいですね!
渋った馬場での経験が少なく、遅い時計の決着で上り上位の脚が使えるかが課題だと思います。差し有利というよりは上がり上位の末脚を使えた馬が好走するレースです。4角で大外を回さずに馬群の外に出して前につけることができることが理想です。ルメールJならやってくれるでしょう!
○14アカイイト
昨年の勝ち馬です。同舞台での実績を素直に信頼したいと思います。近走の結果が一息ですが、有馬記念と大阪杯は牡馬相手、ヴィクトリアマイルは明らかに距離が短かったでしょう。度外視可能だと思います。昨年と同様外枠に入りました。馬場次第ですが、昨年のイメージを引きずって4角で大外を回すと届かない可能性があります。近走は最後方からの競馬が続いていますが、距離延長で少しでも前目で競馬できればしてもらいたいですね。
前走府中牝馬Sの10着は+16kgのトライアル仕上げだったことを差し引いても負けすぎ。状態面に不安があります。人気で狙える脚質の馬ではないので、昨年の好走が高評価されすぎるのも嫌ですね。
▲12ルビーカサブランカ
今年の愛知杯をOP入り初戦で勝利。キャリア24戦中19戦で上り3位以内の末脚を使っている末脚特化型です。愛知杯以来結果が出ていませんが、前々走のマーメイドS以外の3戦は勝ち馬と0.2秒差以内と差のない競馬ができています。少しでも差し有利の展開になれば差し届くのではないかと思います。枠もちょうど良いところを引けましたね。3勝クラスのレースではありますが、昨年のオリオンSで今回と同コースで勝利経験があるのも推せる材料です。
力のいる阪神2200mでG1のペースになってどうでしょうか。G3で1-0-0-4の馬です。上位馬に地力で劣るのは間違いないので、展開が向かないと厳しい可能性が高いです。今年のマーメイドSでは1.0秒差の7着に敗れています。阪神内回りへの適性があまり高くない可能性もありますね。56kgも初です。
☆3ピンハイ
3歳馬からはこの馬を推したいと思います。チューリップ賞では単勝229.8倍の低評価を覆してナミュールに0.2秒差の2着。ここまで2-1-0-2ですが馬券外の2回は桜花賞5着とオークス4着。掲示板を外していません。また全てのレースで上り2位以内の末脚を使っています。今回内枠に入りましたが、イン付きや馬群差しができるタイプで距離ロスを抑えられる内枠は歓迎。土曜日の様子を見ると直線では内をあけて走る馬が多そうですから、進路取りは問題ないでしょう。
3勝クラスのレースではありますが、前走の西宮Sで古馬相手にしっかりと勝ち切っている点は他の3歳馬と違う点です。秋華賞へは賞金が足りず出走できませんでしたが、早い段階から自己条件の西宮Sに向かうことが発表されていました。ここへの転戦は当初のプラン通りで、秋のメイチは明らかにここでしょう。
この馬自身渋った馬場への適性は未知ですが、馬場の悪化で内外の差が小さくなればロスを生かしたイン付きが決まるかもしれません。個人的に好きな馬でやや過大評価かもしれませんが、チューリップ賞が高指数ですし、他馬にマークされそうなナミュールよりはこちらを穴馬として取り上げたいと思います。
まとめ
今回はエリザベス女王杯のラップ分析をお届けしました。昨年は10番人気→7番人気→9番人気の決着で大波乱となりました。今年はどうでしょうか。
今回取り上げなかった人気馬では、デアリングタクトとウインマリリンは押さえておいたほうが良いと思います。あとはアイルランド調教馬のマジカルラグーンですよね。馬場の悪化が進めば見せ場がありそうですが、どうでしょうか。
いずれにしても3連系を買う場合は広めに流したほうがよさそうなレースですね。
そねみの最終的な印と買い目はTwitterで公開しています。
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