見出し画像

【2022ジャパンC予想】そねみのラップタイム分析【無料】

こんにちは、そねみです。今回はジャパンCのラップ分析をお送りします。
今年は外国馬4頭が参戦するジャパンC,どんなレースになるのかワクワクしますね!

そねみのラップ分析では今回のレースの推定ラップと出走馬の過去に好走したレースのラップを比較し、ラップのズレを偏差SDとして指数化。高指数レースの出身馬を推奨馬として取り上げています。

参考になったという方はぜひ「スキ!」で応援してくださるとうれしいです😊
それでは始めましょう!


出走予定馬

  1. シムカミル

  2. オネスト

  3. ヴェルトライゼンデ

  4. トラストケンシン

  5. グランドグローリー

  6. ヴェラアズール

  7. テュネス

  8. デアリングタクト

  9. ユニコーンライオン

  10. ハーツイストワール

  11. カラテ

  12. シャドウディーヴァ

  13. テーオーロイヤル

  14. ダノンベルーガ

  15. シャフリヤール

  16. リッジマン

  17. ユーバーレーベン

  18. ボッケリーニ

※枠順に記載。斤量は3歳馬が55kg,4歳馬以上が57kg,牝馬2kg減です。


推定ラップ

ジャパンCの過去10年のレースラップは以下の通り。

キセキが大逃げした2020年など極端な逃げ馬がいる場合は前傾ラップになりますが,基本的にはスローからの直線で末脚勝負になるレースです。ただし,2400mという距離もあり,レース上りが33秒台になったことは過去10年ではありません。前目につけられれば極端な切れ味がなくても抗争できるレースと考えてよさそうです。
ラップの特徴としては,最後の直線を向くラスト3~2F目のラップが早く,ラスト1Fは持続力勝負になります。末脚を使えながらも最後までしっかり伸びるタフさが要求されるレースといってよいでしょう。

隊列ですが,前でレースしたいシムカミルとオネストが内に入ったものの,ユニコーンライオンがハナを叩いて逃げていくのではないかと思います。
ユニコーンライオンはパンサラッサのように飛ばして逃げるタイプではなく,自分がハナを取り切ったらペースを落として逃げる馬なので,極端なペースにはならないと想定します。この点を踏まえて,平均的なラップをもとに,外枠からユニコーンライオンがハナを取りきるまでの前半のラップを少し補正した以下のラップを今回の推定ラップとしたい思います。
というわけで,今回の推定ラップはこちら。

12.8 - 11.0 - 12.0 - 12,2 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.6 - 11.7 - 12.1
2:23.4 (35.8-35.3 / 60.0-59.2)


推奨馬

今回から出走馬の過去全レースを対象に分析しています。
これまでのような指数ランキング形式ではなく,総合的な考察をもとに推奨馬と各馬が好走した高指数レースを紹介したいと思います。

推奨馬(◎→○→▲の順)と穴馬1頭(☆)をピックアップします。


◎14ダノンベルーガ
キャリア5戦の3歳馬ですが,全てのレースで0.4秒差以内に好走。前走の天皇賞(秋)では3着に好走と古馬と十分に勝ち負けできるだけの力があるところを見せました。0.4秒差の4着に敗れた日本ダービーが指数16.5で分析対象の267レース中第5位と上位。成長著しい3歳馬であることを考えれば,ここは本命視したいところです。ダービーの敗因は距離ではないので,2400mは問題ないでしょう。
右トモの状態に不安がある馬です。今回初めて中3週と詰めて使います。状態面は未知な部分があります。またやや内ラチを頼った走りになる傾向のある馬で,ダービーでは伸びない内を通ってしまい4着。前走の天皇賞(秋)でも直線は内を通していました。東京は開催最終週です。外差しに馬場になると,また内を通してダービーのように伸びきれない可能性もありますね。


○18ボッケリーニ
大外枠でなければ本命でも良いと思っていました。とにかく高指数レースでの取りこぼしがない馬で非常に安定感があります。キャリア21戦で最低着順が6着と安定して上位に顔を出してくる馬です。特に今年に入ってからは重賞で1-2-1-0と完璧。初G1になりますが,今回のメンバーレベルなら足りてもおかしくないでしょう。
好走した高指数レースに条件戦が多いのは気になる点です。適性は高くても時計的に足りるでしょうか。今年のレースでの最高指数はAJCCの24.5。どんなレースでも器用にこなしますが,2500m戦での好走が多いように本質的な適性は少しずれているかもしれません。また爆発力があるといったタイプではなく,頭を取りきる場面は正直想像しづらいです。複軸で狙いたいですね。


▲3ヴェルトライゼンデ
2020年のダービーではコントレイルの3着と世代でも上位の結果を残してきた馬ですが,古馬初戦のAJCCで2着した後に屈腱炎を発症し,1年5か月の長期休養を余儀なくされました。
しかしながら復帰戦となった前々走の鳴尾記念を勝利。このレースの指数が25.9と高い数値をつけています。他にもホープフルSや神戸新聞杯など,世代限定戦ではありますが高指数レースが多数。適性は高いと考えてよいでしょう。前走のオールカマーでは7着に敗れましたが,内枠の先行馬ばかりが好走したレースで外回しの不利。度外視してよいでしょう。内目の良い枠が取れたのもプラス材料です。馬群で足を溜めて直線で末脚を爆発させてもらいたいですね。鳴尾記念を勝利したレーンJとの再コンビも推せる材料です。
高指数レースは多いのですが,どのレースも時計がいまひとつ。どちらかというとスピードよりもスタミナ型の馬で,極端なスローからの末脚勝負になるとキレ負けする可能性があります。


☆17ユーバーレーベン
3着に好走した阪神JFが高指数好タイムです。オークス勝ち後結果が出ていませんが,力不足というよりは状態面が整っていないことが敗因でしょう。近走は順調にダイエットができています。追切を見る限り状態は上がってきている印象で,よかった頃の状態で出走できれば適性の高いレースで一発あっても良いと思います。
この馬も瞬発力勝負よりは少しタフな展開になったほうが向きそうですね。


まとめ

今回はジャパンCのラップ分析をお届けしました。正直抜けた馬がおらず,買おうと思えばどの馬からでも入れてしまうレースだと思います。また外国馬はラップデータがないので,ラップ適性以外の部分で取捨選択する必要があります。
推奨馬以外で触れておきたいのはシャフリヤール。高指数レースでの好走がないので推奨馬として取り上げませんでしたが,この馬そもそも高指数レースに出走していないんですよね。昨年のダービーやジャパンCは同コースですがラップ傾向は異なります。末脚勝負なんだけど最後はタフさも必要というのが今年のジャパンCのラップの特徴だと思いますので,そういったレースでも好走できると思う方は積極的に買ったほうが良いと思います。距離は・・・私は2400mでも極端にパフォーマンスは落とさないと思いますけどね。


そねみの最終的な印と買い目はTwitterで公開しています。
またTwitterでは予想した重賞レースの実際のラップをグラフで可視化して回顧を行っています。よかったらフォローお願いします!


いいなと思ったら応援しよう!