専業主婦の市場価値
日々思うことは多々あるはずなのに、時間の経過は日々早まる。
やりたいこととやらなければならないことが24時間の中に収まらない日も多く、私がもう1人、いや2人居たらめちゃくちゃ助かるのに、なんて思う。
やらなければならないことは勿論、家事育児であり、日々進化する子供をやっとこさ面倒見ながら、家事をこなす。家事育児で一日の半分以上は費やされる。
やりたいことはダイエット(やらなければならないことかも)と、勉強である。
人材系で働く友人に、専業主婦は市場価値が無いとバッサリ斬られて以降、自己肯定感が更に低下していたけど、それならば価値あげてやろうと士業の資格を取得することにした。
自分で言うのもなんだが現役で有名私大に合格し、留年なく卒業、そこそこの会社で正社員として働き、入社数年で年収550万円以上稼いでいた私。
退職して子供を産んだら、働いて無ければ子を預けることは叶わず、子を預けれなければ働くことも叶わず…。
無認可に預けてパートなんて赤字でしかない。伝手で在宅ワークを細々とやっているが、あまりに不安定で収入も雀の涙。
1度退職して子供を産めばこんなにも私の市場価値は地に落ちるのかと落胆した。
専業主婦はまだまだ暇を持て余した神々の遊びのように思われていて、家で何してるの?子供一人だけだなんて暇でしょ?なんて言われることもあるけれど、前述の通り暇ではない。
トイレにも子供がおしかけてくるような日々なので、子供が起きている間は生理的な自由もないのが現実なのです。
やりたいこととやらなければならないこと。この2つを24時間に収めるには、私の努力と夫の協力が不可欠である。
夫は主婦が決して暇でないこと、私にやりたいことがあることを理解しているので、休みの日は積極的に子供の相手や家事を買って出て、私に勉強をさせてくれる。
私が勉強をしているのは勿論未来の収入のためでもあるが、ここ数年で地の底まで落ちた自己肯定感を高めるためでもある。
専業主婦になって、専業主婦は終わりが見えないしんどさと孤独に襲われるのに対価がほとんどない職業(なので夫の理解や感謝の念、スキンシップなどが報酬)なのに、世間から最も楽な職業だと思われており、かつ市場では買い叩かれてる層だと気づいた。
この層を抜け出すには自分の市場価値を高めるしかないし、それに伴い自己肯定感も高まるだろう。
結局人は人に求められ、対価を得ないと自己肯定感なんて地に落ちるのだ。
そういう意味で私がいまギリギリのところで頑張れているのは他でもない夫のおかげである。
こんな生活が何年も続くのは絶対に嫌なので、現役で合格できるように頑張ります…
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