#30 ドナー検査

早朝の新幹線で、またしても愛知にやって参りました。移植外科の先生、毎週木曜が外来ということで、ドナー候補集まれ〜!ってことで。第二候補の真ん中の妹と2人で。

10時ごろ最寄駅まで妹に迎えにきてもらったところ、ロータリー侵入時の一時停止を見落とした妹が切符切られてた…なんか迎えにきてもらったせいで違反取られて申し訳なくて、いい言葉が思い浮かばないので取り敢えず愛知県警をディスっておくことで妹を元気づける。

診察券を作ったり、問診票を書いたり、体温血圧体重身長測ったりなどした。妹と体重も身長も全く同じだったw

12時半ごろにやっと診察室に呼ばれ、2人で入室。思ったよりお若い先生、前に名古屋大学で説明してもらった内容の10分の1くらいのシンプルな説明。イケイケ感が出ている。とにかく準備ができた人からどんどん手術予定入れるという方針とのこと。ドナー検査は、移植が決まればレシピエントの保険適用になるが、手術が取りやめの場合や、ドナーにならなかった候補の検査は自費診療の自己負担なので、お金が無駄にならないように普通はレシピエントの検査して、できそうだったらドナー第一候補、無理そうだったら第二候補という順番で検査進めるのだが、時間もったいないのでみんな同時並行でやっちゃうぞ!取り敢えず私と妹2人同時に血液検査とCTやって、どっちが良いか分かったら連絡しますね!とのこと。

私は不妊治療の時もそうだったけれども、こういうイケイケの方針が好きです。時間の無駄嫌い。

しかしCTが混み合っているようで、空き枠が2時間後。それまでご飯食べられないので、適当に妹と喋ったり、トイレで乳を絞って過ごす。

もしドナーになったら、流石に断乳か。それだけはちょっと寂しい。

さて、人生初造影剤CT。注射針を入れて、生食の太いシリンジつけたまま待機。なんだろこの時間?後で調べよう。

順番が回ってきて、万歳の格好で横になる。

「薬剤が入る時ちょっと身体が熱くなりますよ」

どんなもんかな?と思ってたら、ほんとに「かーーーっ!」と熱くなった!静脈が体をどうめぐってるのかわかる感じ!おもろ!血小板献血(大学時代金がなくて、アメリカで頻繁に血を売ってた)は身体が冷たくなったけど。どっちもおもろい!すき!

終わった後妹と「ほんとに熱くなったね!」ときゃっきゃっした。

さて、お会計。

受付で「紹介状はありませんね?」と2回聞かれて嫌な予感がしたので「ありませんけど、ドナー検査ってかかりつけ医から紹介状持ってくる選択肢ないですよね?まさか選定療養費対象じゃないですよね?それ、選定療養費の徴収趣旨から外れてますよね?」と指摘したら「あれ?いや…かかると思うんですけど…確認します」と奥に引っ込んで、暫くしたら「すみません、かかりませんでした」と。

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201603/5.html

生体肝移植のドナー検査で機能分化はないでしょ。いや、私だって東京のどっか小さい病院で検査受けさせてくれるならその方がよっぽど良いよほんと。

さらに嫌な予感がして先に会計を済ませた妹の明細を見たら、こっちも選定療養費取られてるー!あー!もう!もう一回説明して、確認してもらうと「こっちも間違いでした」と返金処理。

くそー、時間の無駄。

そして、全く同じ検査受けてるのに、最終的に明細突き合わせたら、妹の方が1000円くらい安い!なぜ!?と思ったら、何故か使った造影剤が妹の方が安かった…くそー、1000円あれば、玉ねぎ何キロ買えると思ってるんや!ちくしょう!ちくしょう!私も安い造影剤が良かった!!

さっさと手術して、脅威の回復力で入院期間短くして、元取ってやるんだから!ちくしょう!

ということで、東京に戻ります。

はぁ、脂肪肝ありませんように!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?