夏至の頃に思い出すこと
幼い頃、私は人見知りをしない女の子でした。いつの間にか近所の名前すらわからない子達と遊んでいるようなそんな子です。
小学校の夏休みはとても長く感じていて、暇さえあれば、近所の児童館に行って遊んでいました。
母は朝が弱く昼まで寝ていますし、父は時間が不規則な仕事をしていたので、一人でいることが多かったのです。それに当時は妹はまだ生まれておらず、私一人きりでした。
妹が生まれても一人きりであることは変わりませんでしたが。
どこに住んでいるかもわからない、車で来たという知らない