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5大陸の最新音楽事情をSONAR MUSICゆかりのゲストが紹介!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

■2022年注目アーティスト洋楽編! Part1
1月4日(火)のオンエアでは、「2022年注目アーティスト洋楽編! 」と題し、SONAR MUSICゆかりのゲストに世界の最新アーティストを紹介してもらった。ピックアップするのは、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、アジア、アフリカの5大陸。

一つ目の大陸は、北アメリカ。紹介してくれるのは、NY在住の山田泰介さん。山田さんは、以前からNYの最新音楽事情を紹介してくれたり、昨年は、「今聴くべきアーティスト40」にも出演してくれた。そんな山田さんが注目する北アメリカのアーティストは誰なのか。

山田:僕が2022年注目するアーティストは、「dreamcastmoe」です。DC出身のdreamcastmoeですが、R&B、HIP HOP、ビートの乗ったハウスっぽい曲など幅広くプロデュースしています。昔に比べて、音楽を作りやすくなった今ならではの流動的なスタイルを持ったアーティストだと思います。

「dreamcastmoe」というアーティスト名も、たぶんセガの「ドリームキャスト」というゲーム機から取っているのではないかと思います。今回紹介する楽曲『Bend Backwards』は、気持ちのいいビートにソウルフルな彼の歌声が絶妙に絡み合う、とにかく気持ちのいい曲です!


続いての大陸は、オーストラリア。紹介してくれるのは、オーストラリアのメルボルン在住、the Wellingtons(ザ・ウェリントンズ)の浅野浩治さん。浅野さんは、現地のパワーポップバンド「the Wellingtons」のギタリストとして活動しつつ、起業家としても活躍。番組では、以前からオーストラリアの最新音楽事情を紹介してくれている。

あっこゴリラ:早速、浅野さんが2022年注目するオーストラリアのアーティストを教えてください!
浅野:オーストラリア・バース出身の4人組インディーロックバンド「Spacey Jane(スペイシージェーン)」です。まだメジャー契約をしていないフレッシュなアーティストで、シンプルなギター、ベース、ドラムのアレンジに乗って、メロディックな男声ボーカルと女声コーラスが引き立つゆったり目のバンドサウンドが特徴。オーストラリア最大の音楽賞であるARIAの「Song of the year」カテゴリーで受賞したことで、国内で注目を集め始めます。その他にも、2019年から2021年にかけて様々な国内の音楽賞を獲得するなど、これから急上昇のアーティストです。


■2022年注目アーティスト洋楽編! Part2
続いての大陸は、アジア。紹介してくれるのは、DJ水月。

あっこゴリラ:今年もアジアはアツいですか?
DJ水月:アツいですね~! 全地域アツいんですけど、特に中国、台湾など中華系のHIP HOPがアツいんじゃないかなと思います。
あっこゴリラ:おお~! そのあたりも特集したいですね。では、そんなDJ水月さんが2022年注目するアーティストは?
DJ水月:台湾のアイドルオーディション番組『ダンシングダイアモンド52』からデビューした6人組の女性アイドルグループ「HUR」です。メンバーには、モンゴル人や台湾とイギリスのハーフがいるなど多国籍で、今回紹介する楽曲『NEED NO MORE』にも、モンゴル語が入っていたり、インターナショナルなグループです。


あっこゴリラ:所々、何語か分からない感じがあっておもしろいですね。
DJ水月:中国語と英語、最後の方だけモンゴル語って感じですね。
あっこゴリラ:アイドルもどんどん多様化してますね。
DJ水月:そうですね。いろんな国のアイドルがK-POPを真似して、いろんな人種の人が参加しているみたいな感じになっていますね。
あっこゴリラ:水月さん的に、いま一番アイドルがアツいのは、台湾?
DJ水月:台湾と中国ですね。
あっこゴリラ:他にアツいシーンってありますか?
DJ水月:HIP HOPだと、中国はいいアーティストがいっぱいいますね。台湾もR&Bとかいい感じかなと思います。

■2022年注目アーティスト洋楽編! Part3
続いての大陸は、南米。紹介してくれるのは、ライターのs.h.i.さん。

あっこゴリラ:前回は、ブラジルの中でもミナスという1つの地域だけの特集をやっちゃうくらい、2時間じゃ収まらないほどの音楽大陸・南米ですが、特に注目の国はありますか?
s.h.i.:ブラジルだけでも本当にいろんな音楽があるし、ウルグアイとかアルゼンチンとかその近辺も、その国にしかない素晴らしい音楽があるので、もう注目しきれないくらいたくさんありますね。
あっこゴリラ:では、そんな中から南米大陸の2022年注目のアーティストを教えてください!
s.h.i.:「Nair Mirabrat(ナイール・ミラブラット)」です。ウルグアイ出身のギタリスト、マルティン・イバラの個人プロジェクトで、最近のジャズとかに繋がるおもしろい音楽をやっていてすごいなと思います。さらに、アルバムのプロデュースをミナス音楽、現代ジャズのキーパーソンであるアントニオ・ロウレイロが担当しています。

それにより、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンの現代ジャズの重要なミュージシャンが多数参加しています。このアルバムは、アフロポップの影響下にあるウルグアイ音楽「カンドンベ」が土台になっていて、リズム的にもコード進行的にもおもしろい音楽になっています。


ラストは、SONAR MUSICでもお馴染みのアフリカ。紹介してくれるのは、アフリカ音楽キュレーター、アオキシゲユキさん。アオキさんには、昨年、「音楽世界旅行〜アフリカ経由イギリス便〜」や「今聴くべきアーティスト40」でお世話になった。さらに表の顔は、金属加工会社の代表取締役でもある。

あっこゴリラ:2021年のアフリカ音楽はいかがでしたか?
アオキ:Afrobeatsにとって、非常に重要な年になったと思っています。まず、第63回グラミー賞授賞式で、ナイジェリアのBurna Boyが最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を受賞したこと。さらに、同じくナイジェリアのWizkidの『Essence』が、アメリカビルボードチャートTop10入りしたこと。これはアフリカのアーティスト初です。そして、南アフリカのAmapianoがアフリカのAfrobeatsにどんどん入ってきて、ナイジェリアを席巻していること。この3つが大きかったと思います。
あっこゴリラ:Amapianoの勢い、すごいですよね。そんなアフリカ大陸の2022年注目のアーティストを教えてください!
アオキ:ナイジェリア出身、1995年生まれの女性Afro R&Bシンガー「Tems(テムズ)」です。「Alté(オルテ)」と呼ばれるナイジェリアのオルタナティブシーンからデビューしました。実は、つい昨年までレーベルに所属していない完全インディーズのアーティストでしたが、ビルボードチャートでTop10入りしたWizkidの『Essence』にゲストとして参加しています。さらにこの曲は、Rolling Stoneが選ぶ「2021年のBest Song 50」において、なんと1位を獲得しています!
あっこゴリラ:おお~! 凄すぎ!
アオキ:しかも、今年2月のグラミー賞にもノミネートされています。グラミー賞で、果たしてTemsが、そしてWizkidが栄光を手にするのか、アフリカ音楽ファンとしてもその行方が非常に楽しみです。


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【番組情報】
J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時<br />
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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