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Zepp Tokyoゆかりのアーティストたちが思い出を振り返る!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

12月22日(水)のオンエアでは、「ありがとう!Zepp Tokyo、さよならZepp Tokyo! 」と題し、ゆかりのアーティストたちのコメントとZepp Tokyoでのライブ音源をお届けした。

■Zepp Tokyoは、いつまでも憧れのライブハウス
1999年3月の開業以来、数々のアーティストがその舞台に立ってきたライブハウス「Zepp Tokyo」。そんなZepp Tokyo は、2022年1月1日、およそ23年間の歴史に幕を閉じた。

今回番組では、そんなZepp TokyoゆかりのアーティストたちのコメントとZepp Tokyoでのライブ音源をお届けした。

最初にコメントをくれたのは、9mm Parabellum Bulletの菅原卓郎(Vo./Gt.)。まずは、菅原がお客としてZepp Tokyoへライブを観に行った思い出を訊いた。

菅原:お客としては、ナンバーガールの解散ライブとか、あとランシドっていうアメリカのパンクバンドを観に行ってましたね。そのときにランシドの照明をやってた人が、9mmの照明をやってくれてる人なんですよ。だから、そういうところにすでに繋がりがあったりとかしておもしろいなって思いますね。 2020年に新型コロナウイルスでぱったりライブが止まっちゃう直前、Bon Iverが来日した際のライブを観に行って、それは衝撃的でしたね。それがライブが少なくなっちゃう前に観れたから良かったなと思っています。

続いて、Zepp Tokyoでの思い出のライブについて訊いた。

菅原:Zepp Tokyoでのライブの思い出は数え切れないんですが、セカンドアルバム『Vampire』のツアーで初めてワンマンをやったんです。それはやっぱり思い出深いですね。俺たちも本当に暴れてたし、お客さんもZepp Tokyoでライブするとすごい盛り上がるから、“すごい熱狂の中にいるなぁ、バンドやっててよかったな”と毎回思ってましたね。ZeppがSold outしたんだっていうこともすごく嬉しかったし、その後もZepp Tokyoでライブするたびにやっぱり同じような気持ちを毎回感じながら、味わいながら、演奏できたから本当に残念です。Zepp Tokyoでは何度もライブしたけど、やっぱりいつまでも憧れのライブハウスですね。Zepp Tokyoが復活したらもう1回ライブします(笑)。

続いて登場したのは、BIGMAMAの金井政人(Gt.Vo.)。BIGMAMAもZepp Tokyoにゆかりがあるということだが、どんな繋がりがあるのだろうか。

金井:バンド名が「BIGMAMA」ということもあって、気づいたらファンと自分たちとの約束の日、毎年「母の日」に自分たちでイベントをやるということが、大切なルーティーン、習慣になっていました。そして、そのときに力を貸し続けてくれたのが、Zepp Tokyoでした。毎年毎年、自分たちのことを待ってくれる3000人がそこにいてくれるということは、すごい自信でもあったし、誇りでもあったし、未だに色褪せない、忘れることのできない大切な大切な思い出、宝物です。

■Zepp Tokyoのこけら落としライブは、TRICERATOPS
続いて登場したのは、TRICERATOPSの和田唱(Gt./Vo.)。Zepp Tokyo とTRICERATOPSは、実はとても深い関係にあるという。

和田:何を隠そう、このZepp Tokyoでこけら落としをしたバンドは、TRICERATOPSなんです。そういう意味でもとても思い出深いですね。そのこけら落としのライブは、確か98年にセカンドアルバムが出て、多分そのライブをやった99年だったんじゃないかな。オープニングで振り落としでやったんですよ。ステージの前面に幕をかけて、ドラムのイントロが始まって、バーンと幕が振り落とされてステージが始まるという。その幕に最初SEと共に、名前が「starring SHOW WADA」とか出てね(笑)。すごく覚えてますね。あれがこけら落としのライブでしたね。

続いて、Zepp Tokyoでの思い出のライブについて訊いた。

和田:3バンドでやったイベントがあって、そこにフジファブリックがいたんです。それは志村くんの生前最後のライブになったんですけど、まさかそのときはそんなこと想像もしないですから、志村くんと楽屋の廊下のところで話して、『若者のすべて』が僕すごく好きだったんで「やんないの? 」って聞いたら、「いや、今日やんないんですよね」「やった方がいいよ」みたいな、そういう会話があったことをとても覚えてます。志村くんとは本当に仲良くさせてもらったというか、しょっちゅうくだらないメールをよこすんですよ(笑)。そんな後輩いなかったから、僕はすごく嬉しかったですね。本当に数え切れないアーティストの人たちがZepp Tokyoの夜を盛り上げてきた中で、そのこけら落としをできたっていうのはすごい誇りに思ってます。

■プロを目指すきっかけをくれたのは、Zepp Tokyo
最後に登場したのは、UNISON SQUARE GARDEN / XIIXの斎藤宏介。斎藤には、Zepp Tokyoに並々ならぬ想いがあるという。

斎藤:僕が初めてZepp Tokyoでライブを観たのが、2005年の100sのワンマンライブです。僕は2004年からUNISON SQUARE GARDENをやっていて、当時は趣味でやってるバンドで、まさかプロになるとは夢にも思ってなかったんですけど、その2005年の100sのZepp Tokyoでのワンマンライブを観ているときに、もう今でも観てた場所とか角度とか、その風景とか全部強烈に覚えてるんですけど、何か急に“ビビビッ”っと「あのステージに立ちたい」って思った瞬間があって。それは、多分今まで趣味でやってたバンドを、初めて“もっと大きくしたい”とか“プロになりたい”って思ったきっかけだったなと思います。

そんな斎藤にも、Zepp Tokyoでの思い出のライブについて訊いた。

斎藤:ハイラインレコードの10周年のライブイベントで、なんとそのオープニングアクトにUNISON SQUARE GARDENが大抜擢されて、初めてZepp Tokyoの舞台に立ちました。しかも、対バンがBUMP OF CHICKENっていう夢のような出来事だったんですけど、そのオープニングアクトをやったときは、すごく自分的にはかましたなって思ってたんです。でも、お客さんとして一番後ろからライブを観てる中で、BUMP OF CHICKENが始まって『天体観測』のイントロが鳴った瞬間に、もうお客さんがすごい熱量でぴょんぴょん飛び跳ねて、後ろから見ていて目の色が変わった瞬間を目の当たりにしてしまって。さっきまで自分が立ってたステージと“なんでこんな違うんだろう? ”とすごく悔しい思いをしましたね。一丁前にプロミュージシャン相手に悔しいと思って、いつか肩を並べてやるぞって思ったのもZepp Tokyoでした。この二つがやっぱりすごく強烈に思い出に残っていますね。Zepp Tokyo、本当にたくさんの思い出をありがとうございました。いただいた音楽体験を今度は与える側になって、いろんな場所で音を鳴らして歌を歌っていきたいと思っています!

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【番組情報】
J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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