ドS女さんにボコられて○にかけた話
自己紹介等
そんあんどぴーと申します。
まずはじめに…この投稿は数年前の出来事を綴ったものです。そのため、たしかこうだった…で補完している部分もありますが、けっこう強烈な記憶ですので、大体実際どおりにお伝えできるかと思います。
体験したことを、ただそのまま書き出してみました。
タイトルは少し大袈裟かもしれませんが、私はそう感じたなあというお話でございます。
また、お相手様とのやり取りの内容等は、万が一にも個人の特定に繋がらないような表現をさせていただきます(実際の文言とは異なるものにするなど)。
私のことについて述べさせていただきます。
現在、他サイトで小説等を投稿している者なのですが、主にテーマとする(したい)のは「格差」です。私の趣味、性癖をひとことで言えば「格差フェチ」でございます。「惨めフェチ」みたいに換言してもいいかもしれません。かなり特殊なヘキであります。変態です。
(ツ○ッターなどもやってますので、よろしければ検索してみてください。同じ名前です。)
ここでいう「格差」は、社会問題を語る際などに用いられる「格差」という文言とはけっこうニュアンスが違ったりするのですが…この(自分の中での)フェチがどういったものかは、語ってしまうと長くなるため今回は省きます。
そして、自分の趣味がこれであるとはっきり結論づけるまでには、かなり長い期間がありました。
その中で、自分はマゾヒストなのではないか、と思っている時期もありました。
昔から、インターネット・SNSを徘徊し、SM関係の動画や文章、情報を探し回る日々を送っていました。それらを見て興奮するわけですから、これはサディストかマゾヒストのどちらかしかないと。
ただ、おそらくサディストではないだろうというのは自覚がありました。
たとえば、自分が女性を激しく責めるというような場面をイメージしようとしても、なかなかイメージが湧いてこないというか、その行為で興奮するような気はしなかったのです。
そういった動画を見たりもしていたのですが、やはりシチュエーションとしては、女性→男性への責めのほうを多く見ていました。
ならばマゾヒストなのだろう、ということになるのですが、如何せん画面越しに見ているだけで、経験がないので分からない。
身体、精神の被虐によって自分がどうなるのかはまったく未知数だったわけです。
私はそれをどうしても確かめたいと、居ても立ってもいられないような状態になりました。
ドS女性「Sさん」とお会いするまでの経緯
当時は、ツ○ッターで特殊性癖系の情報収集用アカウントを10個ほど持ってまして、日々いろいろな人の刺激的な発信をパトロールしていたのですが、その中で、あるひとりのドS女性のことが気になっていました。
けっこうエグい責めもされているようで、画像やボカシ入りの動画をいくつか載せられていまして、自分もこれを受けてみたいと、かねてより思っていたのです。
発信内容やM男さんたちとのやり取りを見るに、どうやらこの方は根っからのドSでいらっしゃるようでした。いわゆる「専属奴○」を持っていたことがある、M男は人間扱いしない、というようなことも仰ってまして、そのお考えに惹かれたというのもあります。
ここから、この方を「Sさん」と表記します。
Sさんは定期的にプレイ相手を募集されていましたので、自分も応募してみようと思いました。
とは言っても、こういった方に自分から接触するのは初めてでしたし、何しろ完全なる初心者ですから、かなり迷いました。が、やはり好奇心と欲望が勝りまして、比喩ではなく指が震えましたが、ついにメッセージの送信をタップするに至りました。
このときに送ったメッセージというのが、とにかく無駄に長く、まず自分の性癖から、年齢・身長・体重・趣味まで、長々と自己紹介。さらにSさんのどこを魅力的に感じているか、どういった意気込みか、といったことまで、考えうる内容をすべて一通に記していました。
この無駄な長さが幸いしてお目に留まってくれたのか、Sさんからその日のうちにお返事がありました。
『○○日○○時からあいてますよ』
これはちょうど二週間後の日付でした。
そこから、何通かやり取りをさせていただき、お会いするエリアと時間が確定しました。
また、NGはあるか、というのを質問してくださったのですが『基本的に、S様のなさりたいことをすべてお受けする覚悟です』と返しました。これが後に自分を窮地に立たせることになるのですが、このときはこう返すのが正解だと思っていたのです。
まず、OKとNGの境が自分でも分かりませんでしたし、NGが多すぎてキャンセルされてしまうのが怖かったのです。今思えば、ここは正直に「初心者なので分からない、無理なこともあるかもしれない」と言うのが誠実な答えだったのでしょう。
Sさんと待ち合わせ
二週間後、指定の駅前でSさんと待ち合わせました。
やってきたのは、想像よりは小柄な女性でした。155センチから160センチの間くらいだったと思います。少し長めの髪を、この日は後ろに縛っておられました。
綺麗な方です。実を言うと、Sさんに強い興味を持った大きな理由のひとつとして、(画像で一部写っておられた)お顔が綺麗だったこともありました。画像では上半分だけでしたが、マスクをはずされたお顔を拝むことができて感動したのを覚えています。Sさんのファンだったのです。
カフェなどに入るほどの空き時間もなかったため、少しのあいだ駅前で雑談をしてから、予約していたホテルへ向かう流れになりました。
「緊張してる?」
と笑われました。仰るとおりド緊張だったのですが、そこを早くも見透かされてしまったのを恥ずかしく思ったものです。
また、Sさんは私より歳下なのですが、この時点で当たり前のようにタメ口でした。
ホテルへ
時間になり、ホテルの部屋へ入りました。
まず、両手で茶封筒を渡しました。この中には、何とは言いませんが、長方形のものが入っています。Sさんは「はーい」と言いながら受け取り、バッグにしまわれました。
この後が問題でした。
一応イメトレはしていたのですが、いざその場になると、どうしていいか分からない。Sさんは、私がどう出るかを窺っている様子でした。
「服は脱いだほうがいいですか?」と、いきなり脱ぎ始めるのもおかしいと思い、聞きました。Sさんが「うん」と仰ったため、脱ぎました。
「パンツは、履いたままですか?」と、断りなしにイチモツを曝け出すのは気が引けたため、しつこくまた聞きました。Sさんは少し笑いながら「どっちでも」と仰いました。替えを持ってきていなかったため、脱ぐことにしました。
全裸になり、ここでまたどうしたものかと思ったのですが、Sさんがベッドに腰掛けていましたので、その足元に正座してみました。
「どうする?」と聞かれ、「S様のしたいように…」と、しどろもどろに答えました。ホテルで何をするのか、というのは特に打ち合わせていなかったのです。
今思えば、この答えは間違いだったかもしれません。
たとえば「どこ行きたい?」や「何食べたい?」に対して「どこでも」や「何でも」は禁句ですから、ここも自分はどうしたいのか、はっきりと希望を申し上げるべきだったのかもしれません。
ただこのときの私は「自分がしてほしいことをしてもらう」よりも「Sさんがしたいことをするべきだ」という考えだったのです。ツ○ートの中で、Sさんご自身も「M男にあまりうるさく要望されたくない」ようなことを仰っていましたし、私も「M男があれこれ要望するのはなんか違う」という派閥でした。
ここから、完全にSさんが主導となり、私はただ従うという流れになってきました。
Sさんの足元、床に私が寝転がり、その状態でしばらく雑談をしていました。
いくつか、Sさんに質問をさせていただき、ご自身のことを教えてくれました。
年齢は伏せますが、若い方です。職種も明言はしませんが、普段は普通にフルタイムで働いているとのことでした。また、お金目的というよりは、趣味メインでこうした活動をしていると。彼氏さんはいらっしゃるものの、SMの趣味はない方らしく、こうして私のような者を捕まえて欲を満たしている、と。
私に対してもいろいろと質問をしてくださったのですが、答えようとすると、お腹をガンッと踏みつけたり、口もとを踏まれたりします。靴は履いたままです。白いスニーカーを履いていらっしゃいました。
息詰まりながら答える私の間抜けな姿を、Sさんは楽しそうに笑っていました。
ここからは、記憶しているつもりではありますが、少し実際と違う記憶になっているかもしれません。
というのも、この時点でけっこうキツかったのです。踏む力も、まだ手加減はしてくれていたはずなのですが、これは私の耐久力の問題でしょう。また、あまりに非日常的な空間で、心ここにあらず的な感じもありました。
Sさんが、左足のスニーカーと靴下を脱ぎました。たしか左足だったと思います。
正座に直っていた私の顔面に、足を押しつけられました。
夏場でしたし、脱いだ直後ですので、湿り気がありました。蒸れた匂いも感じます。強い圧迫感の中で、それらを感じていました。
仰け反るとSさんの脚が伸びきってしまうため、押し返すように首に力を入れました。足と顔面の押しくら饅頭?のような感じですね。
脚と首では、やはり脚のほうが強いようで、私はすぐに力尽きました。
Sさんには「他の人より全然弱い」というようなことを言われました。どうやら、これは頻繁に行ういじめ方のようです。そして私の耐久力はやはりまだまだのようでした。
「舐めて」
Sさんに言われ、私はもちろん「はい」と答えました。私の唾液で汚してしまうのは忍びないながらも、Sさんがお望みならばNOと言う理由はありません。
Sさんの足を、両手で抱え持ちました。力を抜かれているようで、重みを感じます。学生時代にスポーツをされていたためか、細身ながらもふくらはぎの筋肉がしっかりとありました。
実際に足を目の前にして、ここでも私は少し戸惑いました。
画面越しには何度も見たシーンです。しかしいざ自分がやるとなると…妄想と現実はこんなにも違うものかと。
勢いよくしゃぶりつくのは野蛮な気がしますし、なんかこう、舌を足裏にピタッとつけて、少し動かして、停止してというのを繰り返していました。スー…ピタ、スー…ピタ、です。
「めっちゃおそるおそるw」と、Sさんは笑いました。
ちょっと慣れてきまして、足裏全体に舌を動かしました。
どんな味がするんだあ?とずっと気になっていたのですが、特に味はそんなに感じません。舌にくる感触としては、少し皺感があるような感じで、ヌメよりはザラ、でした。
足舐めというのは、一般的にどれくらい続けるものなのでしょうか。5分以上は同じようにしていた気がします。
そのあいだ、Sさんはスマホをいじっていました。途中で「写真撮っていい?」と聞かれ、「大丈夫です」と答えました。Sさんの投稿の中に男の顔がガッツリ写っているようなものはなかったので、どこかに載せられてしまうこともないだろう、という信頼がありました。
また、「ずっと緊張しててかわいいw」ということも言われ、情けないですが、まあ悪印象ではない…?と少し安心しました。
Sさんの合図で足舐めタイムは終了となり、「次は金蹴りをしてみよう」と提案してくださりました。
これも一度体験してみたいとは思っていたのですが、やはり怖さがかなりありました。玉がいかにデリケートなものかは、男ならば全員熟知しています。
Sさんの正面に直立しました。
片足は素足、もう片方はスニーカーを履いていらっしゃいます。私は一応パンツを履かせていただきました。せめてもの防護です。
「力何割くらいにする?」
私が金蹴り未経験ということをご存知でしたので、Sさんは聞いてくださりました。
私は「5割でお願いします」と答えました。1割や2割ではSさんもつまらないでしょう、しかし6割以上はなんか怖い。間を取って5割です。
狙いを定め、Sさんのスニーカーの足が私の玉へ、襲い掛かりました。
直後、私はもう無言で床にしゃがみ込んでしまいました。人生でもかなり上位の痛みです。玉そのものもそうですが、それよりも下腹部全体に広がった鈍い痛みがおさまりません。冷や汗が出ました。頭の中にボーボーボーボードンドンドンドン、みたいな音が鳴っていました。
絶対5割じゃねえじゃん!と思ってしまいました。これが5割なら10割はどうなるんでしょう。
映像の中で、女性たちの本気蹴りを何度も耐えているプロM男。その凄みを思い知りました。彼らは超人です。
やっとおさまって立ち上がると、「無理?」と聞かれました。私は「すいません…無理っぽいです」と答えました。
Sさんは「おっけー」と言いましたが、少し不満そうでした。金蹴りがお好きなのです。しかし、さすがにここは玉優先です。
「おしっこ飲めるんだよね?」
次は私に尿を飲ませるようです。聖水ですね。先ほどの雑談中、飲めるかどうか聞かれ、「飲んだことはないですけど飲めると思います」と答えていたのです。もちろん自信はまったくありませんでした。ですが、それは「飲み込めるかどうか分からない」という不安であって、「Sさんの尿が口に入るのが嫌だ」という感情ではありません。
Sさんはスニーカーと靴下とデニム、パンツを脱ぎ、私もパンツを脱いでバスルームの床に寝転びました。
「出るかなー」と言いつつ、私の顔を跨ぎ、屈まれました。私は口を開けて待機します。
チョロっと出た液体が口に入りまして、2か3ミリリットルくらいでしょうか。これを飲み込みました。
正直に言えば、不快でした。Sさんの尿が体内に入ること自体は全然いい、というか感謝感激感謝感謝なのですが、味・温度がどうしても不快なのです。
まず「トイレの味だ!」と思いました。大体イメージどおりの味だったのですが、なんかこう深いエグみがあります。温度は、生暖かいというより、熱いようにも感じました。普段口にするどんな飲み物とも異なる温度感です。その「初めて感」により身体が拒絶反応を起こしたのかもしれません。
もちろん表情にも言葉にも出しませんが、僅かひと口だけで「ちょっとこれはやばいのでは?」と思いました。
しかしまだ顔の上にSさんのその部分がありましたので、もう一度口を開けました。
数秒後、今度はチョロっで終わらず、勢いよく私の口内目掛けて注ぎ込まれます。さすがのSさんです、狙いが正確でした。
「ちょっと待ってちょっと待って!」と、内心大焦りです。もう私の口は尿でいっぱいです。溺れます。しかしSさんの聖なる排尿は止まりません。
トイレでするときも、一度勢いよく出始めると最後まで止まらないものですよね。私はもう完全に便器です。
やっと止まりました。口に溜まったもののほんの一部は飲み込めていたのですが、全然間に合わず、あふれていたと思います。顔中にも飛び散っていましたし、何が何だか、という状態でした。
口に溜まったものを、もう一気に飲み込んでしまうしかないと、喉奥へ流し込もうとするも、反射的に横を向いて吐いてしまいました。完全に便器失格です。そこにあったSさんの足にも掛かってしまいました。
ここで、何かSさんのスイッチが入ったようでした。
苛立った様子で私の顔を足で小突き、「吸え」と短くひとこと。
「すいません…」と謝りながら、こぼしたものを吸い上げます。これは私の人生で最も惨めな行為だったと思います。ただ、これ以上Sさんを怒らせてはいけませんから、必死に吸いました。
それでも全部吸い上げるというのは、ちょっと無謀でした。無理難題です。ひと口ごとに吐き気がくるのです。これどうすんの…?と途方に暮れかけたのですが、Sさんがシャワーで足を流し始めまして、尿も一緒に流れていきました。内心かなりホッとしました。
結局、私はごく少量を飲み込んだに過ぎません。私の様子を見て、Sさんも呆れてしまったのかもしれません。
少しでも評価を取り戻したく、Sさんの濡れた下半身を率先してタオルで拭かせていただきまして、私も顔などを洗い流しました。
地獄やん
部屋のほうに戻り、四つん這いになるよう命令を受けました。
Sさんは脱いでいた服をすべて着直し、スニーカーも履いていらっしゃいました。私は全裸です。
Sさんは、私の腹を思いきり蹴り上げました。
声というか、息がンーと出ました。めちゃくちゃ痛かったのです。
何が始まるのかを悟りました。Sさんのお好きな殴る・蹴るの時間です。
最初の雑談タイムの際、「何か自信のあるプレイはあるか」聞かれ、私は「打撃系はけっこういけそうです」と答えていたのです。実際、中高と体育系の部活をしており、玉を除いてボディの丈夫さは人並み以上ではあるだろうと自負していました。
しかし、スポーツにおけるボディコンタクトと、Sさんの打撃、痛みに対する耐性はまったく別物だったのです。
Sさんによる一方的なリ○チが始まっていました。
「リ○チ」という言葉には「集団で」という意味が含まれているらしいですが、まさに何人かの方に囲まれていると錯覚するほどの勢いでございます。
もう順番は覚えていません。腹を殴られ、ビンタされ、身体中いたるところをめちゃくちゃに蹴られます。スニーカーが壊れないのか心配になるほどです。もう途中から床をゴロゴロ転がっていました。
このときの私の心境をひとことで言えば「家に帰りたい」でした。
実を言うと、けっこう序盤で「自分はマゾではない」ということを確信していたのです。
まず、Sさんとの待ち合わせのときです。
Sさんはいきなりタメ口でした。いやこれは関係性からすれば当然のことと分かっているのですが、「ん…!?初対面第一声でタメ口ぃ…!?」という衝撃がまったくなかったわけではありませんでした。マゾであれば、このタメ口も興奮ポイントのはずです。
それから、足を顔面に押しつけられたとき。
マゾであれば大興奮のはずですが、私は発情していませんでした。緊張のせいもあるかもしれませんが、なんか皮膚が当たってる…押されてる…ああ暑かったからちょっと蒸れてる…と、冷静というかぼんやりとした気分でした。
そして痛みですが、それが興奮に変わることはありません。ただただひたすら痛い。痛みはそのまま痛みだけだったのです。
この状況を客観的に見た場合は、それはもう大興奮でございます。
たとえば、どこかのM男がSさんにこうしてボコボコにされているのを間近で見ていたとすれば、私は興奮していたでしょう。
自分がされるよりは、見ていたい、というのが自分の趣味だったのだと知りました。
実際、お会いしてからここまで、私のイチモツはシナシナのままでした。むしろ苦痛と恐怖により縮み上がっております。
しかし、Sさんは目の前の私をドM男だと思っていますから、容赦なくボコボコにボコり続けているのです。
ヒートアップし、私を罵ることもします。
逃げんな!くず!○ね!きめえんだよ!
などと、こういったことを次々に言われ続けていました。
本気で「こ○される」と思いました。
足を上から振り下ろされ、身体の上でジャンプされ、腹は何発殴られたか分からないほどです。呼吸が難しくなっていました。整える間も与えてくださりません。
もう怖くて目を瞑っていたのですが、瞼の裏に白いウネウネが無数に現れていました。
私を激しく罵るSさん。対照的に、私はずっと無言で、アーとかンーのような言葉にならない息のようなものを漏らすのみでした。
全裸のまま部屋から逃げ出そうか本気で迷っていたのですが、もう途中からはそんな気さえ無くなりました。
それに、これは自分からSさんにお願いしたことです。長文のメッセージで懇願したのは自分です。Sさんのなさりたいように、と自分が言ったのですから、耐えなければなりません。
金蹴りは一発ギブ、便器も大失格、せめてここだけは耐えなければと。この痛みは、Sさんが私に与えてくださるご褒美でなければなりません。また、私などという者のためにスケジュールを押さえてくださったのです。そのSさんの楽しみを奪うなど言語道断です。
ということで、最後まで何とか耐え凌ぎました。嵐が止み、Sさんはベッドに座られたのです。
約束の時間をほぼ消化したようです。おそらく、時間の半分以上はひたすらボコボコにされておりました。
ありがとうございました
この後は、ご友人と飲みに行かれるとのことでした。
正直これには少し興奮しました。私をボコるというこの予定は、その後の予定への繋ぎでしかなかった、という事実が、なんか「ああ堪らないな」という感じです。やはり私はそういった面ではマゾなのかもしれません。
先に部屋を出られるということで、最後に土下座でお礼を言わせていただきました。このお礼は10割本心でございます。こういった貴重な経験をさせていただいたことには感謝しかありません。
Sさんを見送り、そのまま這うようにして柔らかいベッドにダイブして、しばらく休んでいました。退室まではまだ時間に余裕があったのです。
身体の節々が大変なことになっていましたので、あらぬ姿勢ではありますが、寝転んだまま改めてSさんにお礼のメッセージを送りました。
『楽しかったね!ありがとう!』と、すぐに返信が来ました。お言葉どおり本当に楽しんでくれていたならいいなあ、などと思いながら身体のズキズキ部分をマッサージしていました。
切り傷などはなく、お風呂はそれほど問題なかったのですが、そもそも立つ・座る・歩くに痛みが伴う生活が何日か続きました。身体の色が完全に元どおりになるまでにも、ある程度時間がかかりました。
その後、Sさんにお会いすることもやり取りをすることもなく、今に至ります。
まだどこかでこのような活動をされているのか、も分かりません。
この文章を読まれることもないと思いますが、Sさん、この日はありがとうございました。
というお話でございます。