ストピ男子のエロティシズム
わたしがストピにハマった理由
最近、何故かストピにハマった。
ストピとはストリートピアノの略称である。
何故ストピにハマったか?
まず第一に
ストピ男子のファッションである。
彼らは必ずと言っていいほど、ブラックファッションを着こなしている。
黒シャツに黒パンツ。
髪型はメンズカットの雑誌に掲載されているようなお洒落なショート。
そして何よりわたしのハマったツボは
ストピ男子の手である。
手のひらが大きい
指が長い
しなり具合が絶妙
艶やかでありながらも
オイリーではなく、しっとりアンドサラリとした
肌触りを予測させる。
男子の手というのは
実はものすごく、その人を物語るものである。
正確に言うならば、その人の仕事を物語る。
ごつい手をしていれば、肉体労働か、技術系の仕事か、格闘技に長けているとわかるし、
しなやかな手であれば、パソコンのキーボードに終始触れている、IT技術者か、内勤のサラリーマンか、医療関係者であると思う。
初対面の男性に出会った時、まずわたしは手を観察する。
既に、男性手フェチと言っても過言ではない。
男性の手は、わたしにとってセクシャルゾーンなのだ。
そのセクシャルゾーンの中でも一番重要な指。
長い方がいいに決まっている。長くてしなやかな指が、白と黒の鍵盤を踊るように、滑るように、愛撫するように動く様は、
セクシー以外の何者でもない。
おまけに、ピアノ男子は、何というか、インドア系の知的さを感じる。
それと、絶対に文系ではなく、理系男子の香りがする。
理系男子とピアノ男子の共通点は「知的さ」なのである。
もはや、音はどうでもいい、と言う事になりそうだけど。
彼らに共通するのは、天才の匂いである。
彼らがピアノを弾いている時、ピアノは既に楽器ではない。
彼らを楽しませる為のおもちゃでしかない。
しかも彼らがピアノを弾いている時、彼らは既に3・5次元を超越している
音楽とは、時間経過によって変化する芸術である。
ピアノ男子は、その時間経過の更なる上を見ながら、音と戯れている。
原曲をアレンジしながら、宙を見ている時の彼らは
時間を超越した更なる高みを眺めて、頭の中を駆け巡る音符とたわむれているようにしか見えない。
素晴らしきかな、ピアノ男子。
天才的なピアノ男子は、宇宙から地球に降り立った、
天使ガブリエルの種族なのであろう。
わたしの妄想を存分に満たしてくれるピアノ男子を動画で見ている限り、リアルな恋愛とは、永遠に無縁となるだろう。
これからも、ストピで音と無邪気に戯れるストピ男子を応援していきたいものである。