ツキノワグマ探し
登山や野鳥撮影の時にたまに見かけていたツキノワグマを、今季から本腰を入れて撮影したいと思い、まずは痕跡探しから始めました。ツキノワグマに関しては素人だし、知識も本を5冊位読んだのと、猟師に教えてもらった程度の知識しかありません。
以前にヤマセミを撮りたいと思い、ブラインド+ギリースーツで潜んでいた時に、間近を通過して行ったのが最後で、それ以来遠くと不意な遭遇しか会えていないです。
ツキノワグマに魅力を感じたのに、撮影の為に被害に遭い、その結果殺処分になってしまったのではクマに申し訳なさ過ぎるので、いろいろ調べてるうちに撮影なんて欲はかかずに、まずは痕跡探しから始めた方が良いと思い、クマ鈴とクマスプレー、クライミング用のロックハンマーを持って林道散策から始めました。
普段野鳥撮影に行っている林道は今季工事なので一往復しましたが、シカの足跡しか有りませんでした。その為近くの林道3本ハシゴしたら、これはツキノワグマの痕跡としか思えない跡がありました。
太さ5cm位のヨウシュヤマゴボウが根本からバキバキに折られて実が一部無いのが30カ所ほど有り、近くに赤色のフンと足跡がありました。谷底から登って来た様な足跡でした。折られていないのを試しに折ってみましたが、体重75kgの自分でも結構しんどかったです。
こんな痕跡でも、ここで実を食べていた姿を想像したら、元気生きているんだと嬉しくなりました。
この辺りのミズナラは全く実が無く、これしか食べる物が無いのかも知れません。近くの川沿いのミズナラ森は普通に実っていたので、民家の方に近寄らずに、山奥のミズナラ森を見つけて欲しいと思います。
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