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【全文無料】昇格したほうがいいか?昇格しないほうがいいのか?【そもんずラジオ】

こんにちは、そもんずです。
インスタグラムの企画で、次のようなお悩みのご相談をいただきました。

【質問】
会社の役職について質問します。
会社には役職によって役割があり、与えられた仕事を全うするのが一般的で昇格すると昇給しますが、昇格すると拘束時間が増えたり、責任の重さなどから現在の職位と天秤にかけ現在の職位に留まることを選択する方がいます。

中には家庭の都合により留まることを余儀なくされる方もいますが、たいていは年収と役職を天秤にかけ負担の少ない方を選択している人が多いのが現状です。

私自身は様々な経験をしたいと考えており昇格を目指してはおりますが、前述した理由の通り、昇格に確固たる魅力があるとは言い切れません。会社の一員でいる以上は会社に貢献したいという考えがありますが、自分の生活を中心に考えてしまう人が多く士気がありません。

会社という組織の中で大事なこと、昇格することは大事なのか、人として大事なことがありましたら教えて下さい。よろしくお願いします。

■そもんずの回答
質問「会社の中で昇進すべきかどうか?」は、マネジメントをしていて、メンバーとの1on1でも、よく聞くお話です。

わたしの姉は専門職ですが「責任が重たくなるから役職者になるのはヤダ」と言って、気楽に過ごしています。

では、この判断(昇進しないほうが気楽)は正しいのか?どうでしょうか。

結論から言ってしまうと、答えは仕事や会社によって「ケースバイケース」なのですが、そもんずの個人的な意見は「昇進したほうが基本的にはいいことが多いよ」です。

それはなぜなのか?5つのポイントで説明してみましょう。

【ポイント1】時間の拘束が強くなる?

昇進すると時間の拘束が強くなるか否か。

これは会社によって、大きく違います。
一時的には部下のことと自分のことを両方やらないといけないプレイングマネジャーになるでしょう。

ここは正念場です。

でも、昇進すればするほど、自分の時間は自分でコントロールできるようになるので、時間の拘束は少なくなっていくはずです。

チームの力をいかにして引き出すのか?という点に絞れば、ずーっと忙しく働く必要はありません。成果を出せばいいので。

【ポイント2】責任が重たくなる?

責任は確かに重たくなります。これは致し方ないですね。笑
一方で権限も広くなります。

権限が広くなると「自分で決めることができる」ことが増えることになります。

実は仕事の充実感を決める要素で、とっても大事なのは「自分で決められるか否か」です。


だから、上にいけばいくほど、自分で決められるので、仕事は楽しくなっていきます。

【ポイント3】ストレスが増える?

ストレスが増えるかどうかでいうと、実は時間の拘束も徐々に減り、権限も増えるので、ストレスが減ってくることのほうが多いです。

上司と部下がいて、両バサミの状態は最初はストレスが増えるでしょうが、上にいけばいくほどストレスは減少するはずです。

責任が増えるので、大変なのでは?と思われますが、会社員である限り、有限責任です。

その責任をすべて負えみたいなことにはならないので、最後は退職して転職すればいくらでもやり直せます。

【ポイント4】給与が増える?

これは昇進の大きなメリットですね。

会社によって、給与の上昇幅が大きく違うので、昇進しても雀の涙みたいなこともあるかもしれません。笑

会社の給与テーブルによると思いますが、役職者になるとぐーんと給与が上がる会社も多いです。ぜひ、ご自身のお勤めの会社の給与テーブルをみてみてください。

【ポイント5】昇進してもキャリアにはならない?

ある程度の年齢になってくると、専門職かマネジメント職のいずれかをキャリアとして求められてくると思います。

30歳を超えても、マネジメント経験がないと専門職としてプロフェッショナルな経験を求められます。

日本ではジョブ型の雇用形態がアメリカほど進んでいないので、プロフェッショナル職(会計、法律、エンジニア、デザイナー、医療系など)を除けば、専門職になりきれない平社員になってしまう可能性が大きいです。

マネジメント職はポータブルスキルなので、しっかりとマネジメント経験をつけておくと、他社でもその経験を生かすことができます

フラットな組織が進んでいるとしても、チームをまとめたりする技術は今後もニーズが多いでしょう。

■まとめ
昇進するか否かは「現場で働きたい」「専門職でキャリアを極めたい」という方を除けば、昇進のほうがメリットが大きいでしょう。もちろん、最近は、会社でのキャリアや時間の拘束はそこそこにしておいて、プライベートの時間や副業に時間を割きたいという方も増えています。このあたりは、今の会社の状況や今後のキャリアの展望をよく考えて、判断されると良いかと思います。

そもんず

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