そもそも魔王って倒さなきゃ駄目なのか?用語解説(魔王軍勢力編)
〈魔物管理部門〉
魔物の管理、調教、育成、懐柔を主な仕事とする部門。なかでも扱いに優れた者は実際に魔物を使い戦闘を行うこともある。
魔物は使役するにあたり、マギアを与える事が理となっているが、懐柔、調教の程度によっては全く必要としない場合もある。
魔物の仕入れは戦闘部隊による野良の捕獲か魔界からの特異な魔法陣を介し突発的に送られてくるもので成り立っている。
〈結界部門〉
魔王城を覆っている五重の結界は魔王ゼジルが膨大な魔力を消費し形成する。
ここはその結界の力を喪失させないため、絶え間なく魔力を注ぎ維持することを目的とした部門。
結界は外側から1層~5層と呼称され、内側になるに連れ、より強固なものとなっていく。
現時点において、物理攻撃で外側から破壊することは不可能である。
〈研究開発部門〉
戦闘で有効な道具や武器、そして魔物の調教・育成をはかるための投薬物を研究開発する部門。また本部との情報伝達を直接やりとり出来る魔水晶〈マスイショウ〉という魔具の開発も携わっている。
他の部門の補助としてそれぞれに密接に関わっていることから、とりわけ重要な部門とされている。
──というのが表向きで、裏では禁忌に触れた人体実験をしているとの噂も…?
〈戦闘部隊〉
その名の通り。魔族の中でも戦闘力の高い者だけを抜粋し集めた部隊。通称『デモニックアーミー』
普段は専ら武力行使により、人間界の領土を奪い取り制圧する事を生業としているが、上記で説明した通り魔物の捕獲もこなす。
編成は現状1番隊から5番隊まであり、どの隊も原則として隊長1名、副隊長1名、精鋭3名を軸に成り立っており、残りの隊員数は各部隊によってバラバラである。
それらの隊員は上位の5人からの指名、推薦で選出され、最終的な判決は隊長によって下され入隊の可否が決まることとなっている。
強さの序列は〔強←1番隊 隊長~5番隊 隊員→弱〕の通りだが、例外も存在する。
また、特に優れた功績を上げたものには魔勲章〈マクンショウ〉と呼ばれる潜在能力の底上げを可能としたアイテムが授与され、与えられた者はそれまでとは比較にならないほどの強大な力を振るうことが出来るようになる。
以上、新たに加わった情報があれば随時追加していくこととする。