2024年11月のよんだ みた きいた
日めくりカレンダーをめくったらそこは12月だった。あんなに厚みのあったそれが、もうすっかり薄くなってしまった。
2024年という年をどう思い返すだろうか。4人目の子供が生まれた年。長男が小学校に入学した年。4月に昇進し2社の代表を務めることになった年。忙しいわしんどいわでいよいよ心が壊れそうになった年。気づいたら過去最高体重になってしまった年。
来年2月の誕生日が来たら38歳になる。仕事も家庭も自分が頑張らなくてはいけない時期だ。なので頑張るのだが、割とすぐに限界が来てしまうので、本と音楽と映画に逃げている。逃げられるほど好きなものがあるのが幸せだとも言える。
よんだ
人生を面白くする本物の教養/出口治明
小学校の地域祭りにて、100円でゲット。こないだの前橋ブックフェスといい、本の買い方が変わってきていて、とてもいい。何年生の親がこれを読んでいて、もういらない、と売りに出したのだろうとか考える。
出口先生の著書の横には斎藤孝先生のものも。多分同じ親だろう。そっちも買った。
みた
Оh!SAMMY DAY 柚木沙弥郎101年の旅/NHK日曜美術館
子供の幼稚園の先生が教えてくれた。家にテレビがないので、この番組だけ配信購入。柚木沙弥郎さんの作品は昔から好きだったが、人となりについてはあまり知らなかった。
ワクワクすることがすべて、と繰り返す。そうだよな、ワクワクすることがすべてだよな。
最近僕がワクワクしたことはなんだろう。
イベリン 彼が生きた証
NETFLIXで視聴。もう、これは、素晴らしかった。筋ジストロフィーで20代半ばで亡くなった息子を、両親が回想する。普通なら体験できることを、この子にさせてあげられなかった、と。でも、違った。ゲームの中で、彼はしっかり生きていた。
ゲーム画面の再現の感じとか、キャラクターの目線とか、もう全てに感服した。そして、身体障害児を持つ一人の親としても、このテーマは響いた。逃げずに向き合っているつもりだが、まだ足りない。
きいた
HOSONO HOUSE COVERS
11月はほぼこれだけ聴いていた。いやー、どれもいいですね。でも1曲目のPearl&The Oystersと2曲目のmei eharaがとりわけ良かったかな。矢野顕子とrei harakamiはもはやクラシック。懐かしく聴いた。
HOSONO HOUSEを大切にする人が世界にたくさんいて、今も心を温めてくれる。僕がこのアルバムを一番聴いたのは23~24歳くらいのとき。「終わりの季節」を聴いて、毎朝感動していた。
一生聴ける音楽の再発見ができてうれしい。