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Sometimes leica

部屋に飾ってあるモノクロームの小さな写真。プリントの長編は16cm、2台の車がすれ違う道路の向こうには3人の女性が見える。場所は1982年のロンドン。なんてことのない写真にも思えるが、見飽きることのない魅力がある。
プリントの右下には「T.S」のサイン。2017年に東京の Blitz Gallery で手に入れたセイケ・トミオさんのオリジナルプリント。僕にとっては宝物の一枚だ。

レンズはおそらく、ライツミノルタCLに付けられた初代ズミルックスと思われるが、眺めていると、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買った初めてのライカ、M6を手にモノクロームにのめり込んでいったあの頃にタイムスリップしたような気持ちになる。
2009年に趣味でカメラを始め、今年で16年目に入ろうとしているが、始めてすぐにセイケさんの写真と出会わなければ、ここまでカメラを続けることは無かっただろうし、ライカと巡り会うことも無かったかもしれない。

そういえば最近、手軽なコンデジを多用して、ライカはちょっとご無沙汰ぎみ。モノクロームもしばらく撮っていない。今日は曇りで撮影日和。カメラ片手に、久しぶりの Sometimes leica だ。