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まろやかな狂気に染まった、アキバ発シブヤ経由サブカル行きブラリ途中下車、その1。

今回は、ここnote内でただいま絶賛往復中の「夢眠河原往復書簡」の白ヤギ担当、夢眠ねむちゃんの書籍「まろやかな狂気」の装幀について話してみようと思います。

そもそも夢眠ねむちゃんとの出会いは、当然ながら以前彼女が所属していたアイドルグループ「でんぱ組inc.」のCDジャケットデザインを担当させてもらったことだった。

いや、待て。

その前に初めてでんぱ組のデザインに関わったのは、彼女たちが主演していた深夜ドラマ「でんぱコネクション」を一枚のDVDとしてまとめた映像作品が発売されることになり、そのパッケージデザインを担当させてもらうことになったのが、そもそも“でんぱ”との馴れ初めだった。

案の定、アキバに呼び出され、小さなカフェで打ち合わせした時はレーベル担当者、メーカー担当者、事務所担当者と男ばかりの打ち合わせで、ちょっとガッカリした記憶がある。

で、どうしてボクに「でんコネ」パッケージデザインのオファーがあったかというと、簡単に言えば「パロディー的なデザイン」にしたい、という意図があったから。

だよね。パロディー、と言えばボクでしょw

というか、パロディー的、というお題で、少なくともボクの顔を思い浮かべてもらったということが、むしろ光栄というか喜ばしいことであって、お洒落なデザイナー、カッコいいデザイナー、イエスマンなデザイナー、そういうのと並んでパロディーなデザイナーとして第一人者になりたい。

で、結果。最高にパロディーなデザインに仕上がったのがこちらのパッケージですね。

でんコネH1

どうですか。この見事なまでにパロディーなデザイン。そうです。アレですよ、完全にアレが元ネタですよ。

このDVDの公開試写会(たしか新宿のバルト9で、土砂降りだったような)の時、初めて“でんぱ”のメンバーと挨拶を交わしたはず。でも、その前に恵比寿リキッドルームのワンマンライブで一方的にでんぱを観たのが、初生でんぱだったのかな?ちょっと時系列の記憶がはっきりしないから気になる人はググられたまえ。

まぁ、とにかくそこから、「でんでんぱっしょん」というシングルで、メンバー盤の担当デザイナーが全員違うという、狂気に満ちた企画で再び声がかかり、そこで見事ねむちゃん担当に!!!

ではなく、ボクがリキッドルームのライブで一目惚れしたりさちー担当になるという神がかり的な配役(この辺りのくだりは「夢眠河原往復書簡」で語ってます)で、少しづつ“でんぱ”との距離を縮めていったんじゃないかなと思う。

とはいえ、例えば「でんでんぱっしょん」でのジャケット撮影時は、担当させてもらったりさちーとは、(ガチ恋ゆえの緊張のため)ほんの少しだけデザインイメージの話をさせてもらったけど、ねむちゃんとはタイマンで会話した記憶もなく、その後、どういう経緯でねむちゃんと親しくなったのか、ほぼ記憶がないのが実情なんです。(でも、アイドル博覧会的なイベント「@JAM EXPO 2014」だったかな?そのイベントのTシャツデザインをやらせてもらってライブも行かせてもらって、その時にねむちゃんとだけは2ショット写真を撮ったから、その時にはすでに少しは仲良くなってたはずなのよね、、、)

そんな曖昧な感じながら、気がついたら「心の同級生」と呼ぶくらい仲良くなっていたのは、ねむちゃんが美大出身という経歴を持っていることと、あとはボクの20代の経歴が関係していることだけは事実です。その辺りの経緯も「往復書簡」で書いているから、ここでは詳しく書けないんだけども、ざっくり言うと「シブヤ系」と「サブカル」ってこと。この二大要素がボクとねむちゃんの接着剤になっているのは確かですね。

って、全然「まろ狂」の装幀の話に辿り着かないじゃん、、、

とりあえず、今回は「でんコネ」のパッケージデザインを観てもらうということで「まろ狂」に関しては次回にします。

まぁ、まろやかにいきましょう、かね。

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SOMETHING WRONG MAGAZINE (The Seventh Ghost Records) / TLGF
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