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まがりなりにも

憧れの街のひとつである「大阪」には、数年前より「ヤドカリカレー」なるカルチャーが存在します。バー、居酒屋等が営業していないお昼間の時間帯を利用してカレーを提供する、、、つまり「ヤドカリ=宿借り」営業のカレー店のこと。バー、居酒屋に限らず、本屋の一角や、定休日の植物屋で営業しているものまであるらしいのです。さすが商人の街、大阪。訪日する際にはぜひDavidとヤドカリカレー巡りでもしてみたいものです。

たとえ店を持たずとも、そこのカレーがべらぼうに自分好みであれば僕は何度も通うだろうし、そんな好みのカレー屋を住まわせる宿主のバーや居酒屋にも、きっとそのうち興味がわき、訪れることになる。そこで覚えた新しいウイスキーに悶絶し、たまたま居合わせたマダムにはよく知らない国のドラマをとにかく勧められる。いやいや、と騙されたつもりで観てみると、ん?どういうわけか我が心のPortisheadがBGMとして挿入されているではないか、内容もなかなか悪くない。気づけばそのドラマの女優に恋をして、出演作は全て観てしまった。

なんてことになるかどうかは置いておいて。

「宿借り」に僕はどこかロマンを感じます。

借り物からはじまるストーリーってなかなか悪くないんじゃないでしょうか。


ということで、間借りなりにも信念を持って、思い切りふざけたりかっこつけたりしながら、日々を彩っていけたら。

2020-05-15 23.23のイメージ


I came to this world with nothing
And I leave with nothing but love
Everything else is just borrowed

「THE STREETS / Everything Is Borrowed」


Paul, THE_______LODGERS

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PAULとDAVIDの「種」となっているモノ、コト、ウタ、オモイ、カルイ。 ここでしか明かさない「タネ」が詰まっています。 モザイクの向こうにある「ネタ」を見つけてください。

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