#1 はんにゃ金田 と 四千頭身都築という謎の組み合わせラジオ
『爆笑レッドカーペット』『ピラメキーノ』を観ていた頃の私にとって、はんにゃ金田哲は芸人界のヒーローのような存在だった。クラスの調子者が、ズクダンズンブングンゲームやコッペパンを真似していたのが懐かしい。何度笑ったことか。しかし、いつの間にかテレビから姿を消し、私は勝手に吉本にでも潰されたのかと思っていた(ファンの方ごめんなさい)。最近アイドルの番組でMCしていたり、テレビ千鳥に出てたのを観て生存確認はしていたのだが。
高校生の頃、フジの若手芸人バラエティ『AI-TV』で四千頭身を知った。後藤のボソボソ喋る感じ、石橋の絶妙なイケメンさに惹かれ、彼らのネタをYouTubeで漁ったのを覚えている。ただ都築だけは、私の中で「じゃない方芸人」だった(本当にファンの方ごめんなさい)。
そんな(私の中で)不思議な存在の2人が『はんにゃ金田と四千頭身都築のオールナイトニッポン』を三四郎の代打としてやると聞いた時「?」となった。コンビ同士でもない、ソロでテレビに出ている訳でもない、世代も違う、事務所も違う。そんな2人が向かい合って、一体何が始まるんだ?なんて感想を持ってしまった(ファンの方々許してください)。
しかし、<謎の2人が 深夜に2時間 生放送で喋る>ってだけで、私の興味は揺らいだ。結局、リアタイで聴いてみた。
新しいエンタメと思ってしまった自分は末期?
最近聴いたラジオで一番笑ったかもしれない。まさに、神回だった。その面白さを説明するのは野暮なので割愛するが、一言で言えば不毛なやりとりだった。これを面白いと思ってしまうのは、暗い世の中で生きる現代人の新しい病気なのか?自分の疲れ切った脳が、究極にエンタメを欲した結果なのかもしれない。
ただ、〈意外な組み合わせ〉から生まれた〈予想と結果の差異〉って、人間の脳が「面白い」と思うメカニズムに基づいている。それを意図的に仕掛けたプロデューサーさん・ディレクターさんに嫉妬してしまう。私も「面白い!」と思ってもらえるようなコンテンツを手掛けるエディターになりたいなぁと思いました。
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