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LAPRASが提供していた価値がわかるまで

こんにちは。LAPRASの代表の染谷です。
アウトプットをするエンジニアを応援するサービスをやっているのに、全然アウトプットしていなかったのですが、反省してここから月に1回はnoteにアウトプットしていこうと思っています。

スタートアップで事業を進める中での悪戦苦闘などをお伝えできればと思いますので、ご笑覧ください。

というわけで、今回はITエンジニア向けのポートフォリオ&転職サービスのLAPRASで半年ほど(2023/10〜2023/4)行った試行錯誤とそれによってわかったことをお伝えしていきます。

これまでのLAPRASのあゆみ

2019年4月のリリース以来、おかげさまで約3万人のユーザーの方にご利用いただけるようになりました。
また、LAPRAS経由の転職や副業などのマッチング数も年々増えております。

3年でLAPRAS経由のマッチング数は約6倍になりました(ちなみに今期2023年度もマッチング数は増加中です)

一方で、LAPRASのユーザーの方がLAPRASに価値を感じていただいているのは、転職や副業のマッチングだけじゃないのもわかっていました。

LAPRASのポートフォリオを見て自分のアウトプット活動を振り返ったり、LAPRASのスコアが上がることをアウトプット活動のモチベーションにしていただけたり、と。

そして、「そういった提供価値」を強化することでよりユーザーに喜んでもらえるサービス、より多くのユーザーに使ってもらえるサービスを実現できるのではないか、と考えて試行錯誤をおこないました。

ただ、「そういった提供価値」が正直いまいち言語化できていないところからだったので、「そういった提供価値」を強化することは暗中模索のスタートでした。

そんな、暗中模索からの試行錯誤を簡単に振り返ります。

(このあたり、西口一希氏が「顧客起点の経営」に書かれているような事業を進めていくうちに段々と顧客を見失う状況に陥っていたように思います。ここは事業運営における大きな反省ポイントです。)

(また、会社としての生まれが「顧客の価値・課題」という立脚点よりも、AI、クローリング、アウトプットを分析、みたいなHowを重視して立ち上がった会社だった、という背景もあります。)

そこからの試行錯誤

提供価値を言語化する旅は、まずフォーカスを絞るためにペルソナを設定するところから始まりました。
そして、仮説検証となるユーザーヒアリングと機能リリースを重ね、さらにユーザーヒアリングと毎月の定量調査を重ねていきました。

LAPRASユーザーの方は、この期間「いろいろな機能がリリースされるな」と思っていただいた方もいらっしゃるかもしれません。
それは、このような背景のもとに行われた試行錯誤でした。

この試行錯誤を進めていく中で、例えば当初設定したペルソナが現実には存在しない架空の産物だった(キメラペルソナと言うそうです)のでペルソナを設定し直すなど、いろいろ悪戦苦闘がありましたがこれを細かく紹介すると長くなるのでここでは割愛します。

いずれにせよ、以下のような機能をリリースしたり、あるいはリリースした機能を閉じることを通じてユーザー理解を深めていきました。

見えてきた方向性

そんな試行錯誤を半年ほど行ってある程度、LAPRASの目指すべき提供価値が言語化できてきたのが今です。

それは、
「エンジニアの貢献を可視化して、伝える」こと。

ITエンジニア(特にLAPRASをご利用いただいている方々)の貢献(コントリビューション)は、業務内での貢献にとどまりません。
業務外でもOSS活動や技術記事、登壇など、様々なアウトプットを通じた貢献があります。

(ITエンジニアという職業に数年向き合ってきて、ITエンジニアは仕事としてエンジニアという職業をやっているのではなく、エンジニアという生き方を体現しているのだ、と感じています。)

今までもそうだったじゃん、という感じですが、改めて「エンジニア活動全体での貢献を可視化して、伝えること」を世界一のクオリティでやることにLAPRASというサービスの意義があるんだな、と感じています。

そして、その貢献を伝える先として重要なのは企業だけでなく、本人が非常に重要だと認識しました。

自分自身の貢献の価値が自分に見えることで、自分の頑張りの意義を感じられ、次の貢献のモチベーションになります。
(Fitbitとか、マネーフォワード ME に近い存在だと思っています)

そんなわけで、提供価値を言語化できたので、その価値をより強力にしていきます!

引き続き、LAPRASは日々のエンジニア活動を応援し、適した活躍の場を提供することで、ITエンジニアのみなさんがよりエンジニア活動を楽しめるようにしていきたいと思います。

以上、ユーザーの感じている価値の模索を通じて、我々の活動の大義を言語化できたのでここから頑張ります、というお話でした。

謝辞

上記のLAPRASの方向性や試行錯誤は、PMMの長廻さんのリードのもと、チームがLAPARASユーザーに向き合って得られたものです。(僕は何もしていません)
あらためて、この場を借りて感謝します。引き続き、今後もガンガンやっていきましょう!

最後に)LAPRAS使ってみてください

LAPRAS、こんな感じで悪戦苦闘しながらサービスを作っています。よければ、ぜひLAPRAS使ってみてください!

(最近、アクセスしていない方は久しぶりに見てみるとかなり変わっていると思います。最近、技術スコアのロジックも変わりました。)

また、転職に関するお悩みがある場合はLAPRAS CAREERにぜひご相談ください!

また、技術的な発信をしている「つよつよエンジニア」の採用は、LAPRAS SCOUTが日本一得意です!



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染谷健太郎
記事を読んでいただき、ありがとうございます!