見出し画像

2020年一番面白かった映画

岩ちゃんが出てるし、キャストが豪華だったので、見てみようと思ったら、とんでもなく最高で、心が打たれてしまった、、、

町田くんみたいな世界をもてる人が増えたら、この社会は愛に溢れた、素晴らしく面白く、ワクワクする世界になるに違いないと感じた。

冒頭からいろんなパターンのキャラクターが出てくるんだけど、どれも共感できちゃって、ある意味人間らしさ、人間のダメな部分、汚い部分、矛盾する部分、と言語化しにくい感情に溢れてた。

そんな人たちは、どこかで、他人に認められたい、褒められたい、注目されたい、向き合ってもらいたい、大切な存在って思われたい、好かれたい、優越感を感じたい、、、人間の欲がぶつかって、世間や社会が醜いものに見えていた。

自分の心の声を聞かずに、相手の心の声に応えることでしか幸せ感情が生まれない、自分で自分を幸せにできてない状態。

これって現代の人にとって、何か欠けているものなのかもしれない。

満たされずに、なんかイライラしちゃって、人やものに当たってしまう。。。

映画では、そんな人たちが、町田くんと出会っていく。

町田くんは自分の欠点や弱みを知っていて、受け入れている。それを人にどう思われているかは、考えてない。(ここはめちゃくちゃ強いいいし大事)

そう、自分のことより、他人を助けても見返りを全く求めない。

困っている人がいたら助ける、これって当たり前のようで、意外とできていないのかもしれない。自分ファーストだから。自分を優先的に考えたり、他人のことなんて所詮他人だし関係ない。とかね。

でもこの映画の一番面白いところにもなる、ラスト30分にこの見返りがものすごい勢いで帰ってくるんだよね。そこが面白い。

今まで町田くんの言葉や行動に勇気づけられたり、気付かされたり、助けてもらったりした人たちが、

町田くんがきっと後悔するだろう、悲しむだろう、困るだろう、いや、町田くんに後悔してほしくない、悲しませたくない、助けたいって思うようになっていく。

もう愛だ。愛なんだなあって。思いやり、優しさっていうとありふれた言葉すぎるけど、それがないと人間は腐っていくし、幸せになれないと思う。

だたそれを持つには努力が必要になっていくのかもしれない。大人になるにつれて、プライドという重い鎧で戦ってるから、素直になれなかったり、自分のダメなところと向き合うのがしんどかったり、、

そこで大事なのが、その感情に寄り添ってあげること。辛かったよね、悲しかったよね、寂しかったよね、嬉しいよ、ありがとう、って。つまりどんな感情も受け入れるということが大切だなと思った。

町田くんは、好き、恋という感情が芽生えてから、いつも自分より、他人のことを思いやっていたのに、いつしか自分のこと、好きな人のことしか見えなくなった。そんな、いつもと優先順位が逆な世界が理解できなくて、わからなくて、わからないから面白くて、、人間ぽくていい。

本能のままに生きる。

徳を積む。

わたしも町田くんのようになりたい。自分と関わる人を助けられるように。

まずは自分を受け入れること。


それでは!







いいなと思ったら応援しよう!