#16 MBT(モデルベースドテスト)とは
きっかけ
きっかけとしましては、こちらの動画を視聴しまして、「モデルベースドテスト」というテスト手法を改めて知ることになりましたので、学んだことをこちらの記事に記録しておきたいと思った次第です。
今回はsomekichiがこの動画の中から気になったことだったりを、メモ程度に残していこうと思います。
※STACとは「ソフトウェアテスト自動化カンファレンス」のことです。詳しくは以下から。
モデルベースドテストとは?
モデルに基づく、またはモデルを活用するスクリプト
または
テスト設計モデルを用いてテストケースを設計する技術の総称
- ISTQBより
モデルの目的としては、何をテストすべきかを表現した上で、テスト設計についての情報を簡潔に表現することです。
コミュニケーションとしての有用性
モデルとしてテストケースを表現することで、ステークホルダー(利害関係者)とコミュニケーションが取りやすくなります。
実際の自動テストはコードベースで作られていることが多く、別途資料を作るか、動きを実際に見せながらテストの内容だったりをすり合わせる必要が出てくるかと思うのですが、モデルを見ながら意思疎通ができます。
多くの観点をテストに盛り込み過ぎない
これは「目的を見失ったテストは保守しづらい」ということだとsomekichiは解釈しました。テストケースを網羅すればするほどモデルは膨大になっていきます。
膨大になったモデルは、保守も大変になりますし、(自動テストの)スクリプトを修正した後の影響範囲もわかりにくくなります。
ただし、モデルを分け過ぎても保守が大変になるので、プロダクトにあった目的と規模を鑑みてテストを設計することが重要です。
somekichiの感想
モデルベースドテストという概念を今回の動画で初めて知りました。実際に支援できるツールなどの開発環境などは別途調べてみたいと思います。
確かに、ステークホルダー(特にプロダクトに詳しくない方)へ自動テストのテストケースを具体的に伝える時に、難儀なことがあるので、自動テストの一部として「モデル」を活用できるのであれば、非常に有用な手法だと思いました。
モデルの扱いを間違えると、保守コストが膨大になりそうなので、そこだけは注意ですね...!
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