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南知多温泉郷に行ってきただけ


──「世界は広い」ということを知るのは、
いつだって旅に出た時だ。──


或る土曜日に、愛知県の南知多温泉郷に行った。

結構な距離があったが、県内の温泉には行ける時に行っておきたい。

それがあの日である必要があったのか、お金はあまりないのに大丈夫なのか、そもそも面倒じゃないのか…

行く前も行った後もいろいろなことを考えるが、そんなことを考えていてはいつまでも行けない。

思い立ったが吉日とはよく言ったもんで、金曜の午後に行きたいと思い、次の朝には決行した。

もともと部屋に篭っているのがあまり好きなタイプではないし、天気が良ければ尚更外に出たい。

そして、知見を広げたい。知らないことを知ることは俺が最も好きなことのひとつであり、最も面倒なことのひとつなのだ。

いつもの日課─起床、朝風呂、パッキング、食事─を終え、7時すぎに出発。

駅には結構な人がいた。それはそうだ、学生は部活、大人は出勤。俺みたいに遊びに行くのであろう人も。それぞれに与えられた時間をどのように使うか、それは結局はその人次第なのだ。

そして幾度かの乗り換えを経て、内海駅─南知多温泉郷─へ。

Wikipedia「内海駅」より

この時点で10時前。結構な時間が掛かった。

そこからは温泉むすめのスタンプラリーをしながら街巡り。とても良い天気で5月とは思えないほどの暑さだった。

まずは、旧内田家。
端的に言うと、貿易船の有力者の家だった場所。

旧内田家内にて

続いて、チータープリン。
様々な味の濃厚なプリンが売られていた。

チータープリンにて

山海館。
露天風呂からは海を一望できた。

山海館にて

まるは食堂旅館(うめ乃湯)。
大きなエビフライを食べることができて満足。

うめ乃湯にて

最後に、櫻米軒。
銘菓波まくらを買った。

櫻米軒にて

最後に、観光案内所に行きゴール。
景品のステッカーをもらい、時刻ギリギリの電車に飛び乗った。

南知多観光案内所にて


ここからは余談だが、南知多温泉郷は内海、山海、豊浜、師崎の四つの温泉の総称であり、ひとつの町の中に四つの温泉がある。

スタンプラリー用紙

そして上記の地図を見てもらえればわかると思うが、各地に点在しているスタンプを獲りにいくので、相当に骨が折れる。
バスがあるといえど、1時間に一本だけ。運動が苦手な人にとっては苦痛だろう。
そもそも運動苦手な人はここまでこないのでは

だが、俺が温泉(温泉むすめ)にハマらなければ絶対にここまで来なかった。そもそも愛知県内に温泉があることすら知らずに帰っただろう。

そして、ここに来たことによった初めて太平洋を見た。

富山の海は石なので、砂浜に驚いた

まだ5月なのにとても夏を感じられて良かった。
7,8月に行くかはわからないが、夏に行ったら俺はきっと感傷にひたるのであろう。

急に宣伝をして申し訳ないが、この歌のラップで俺は夏を終わらせたのだ。だが未だに捨てきれないのは、やはり夏が好きだからなのだろうか。

難しいことを考えるのは苦手なので、今日はこの辺で終わろうと思う。

長くて稚拙な文章だったが、ここまで読んでくれて嬉しい。本当にありがとう。

もちろん活動も全力で楽しむが、同等にプライベートも楽しむつもりだ。ちなみに次に行く温泉地は2択まで絞れている。

また書く気がおきたら、その時もぜひ温かい目で読んでほしい。もう一度、本当にありがとう。

               5/26 染華

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