経済の名著って、面白い😆💰『21世紀の資本』を読んで感じたこと🤓
最近、簿記の勉強の合間に、経済の本を読むようになりました。😊💰
アダム・スミスの、『国富論』
トマス・ロバート・マルサスの『人口論』
難しい!
けれど、面白い!!
さらっと読めなくて疲れますが。。。😅
経済学者って、イギリス、アメリカ・フランス・ドイツの方が多くて、ほぼ…というか、みな男性👨💦
経済学の名著作者で、女性はいるのだろうか。。。
これから、女性の経済学者の著書も読んでみたいな。
今週はトマ・ピケティ(フランスの経済学者)の『21世紀の資本』を読みました。
2013年に世界的ベストセラーになったとのこと。
読書ノートに気になったところをメモしながら読んでいます。
経済成長は、そもそも低いのが基本。
経済成長率が下がれば下がるほど、資産家と労働者の格差は拡大するとのこと。
日米の戦後の高度成長は、「キャッチアップ」という、「追いつき・接近現象」で、新技術導入で一時的に急成長したもの。
だから、その後は収斂し(差が縮まり)、それ以上の高度成長はなくなる。
ふむふむ。
そして💦
経済が低成長だと、過去から存在している資本の価値は高いままとなり、人口減少も、それに拍車をかける。
ということは、私達の貧富の差はこれからますます拡大する💦
何となく感じてはいたけれど、これを読むと、おぼろげだったものが現実味を帯びてくるので、軽くショックを受けます。😅
ピケティがやらねばならない政策として提案するのは、「世界的な恒久累進資本税の創設」
「金持ちから借りる」より、世界レベルで「金持ちに課税する」!!
つまり、(世襲の)財産を持っているというだけで不労所得を貪る金持ちから、その財産に応じて毎年課税・徴税することで、格差は縮小し、国庫は潤うということ。
更に、インフレ目標を効果的に組み入れれば債務負担は減り、債務危機から抜け出せる!!
「所得税の累進課税を上げる」のではなく、資本による格差が拡大しつつあるので、
「累進資本税」
が望ましい!という見方が目からウロコでした👀!!
財産持ち(超資本家)の所得ではなく、資本(財産)に税をかけて、産まれながらの格差を是正していくということか…。
しかし、ピケティは、格差そのものを否定しているのではなく、
「本人の努力の結果生まれた格差ならOK」
としています。
平等な民主主義にも格差はあっていいけれど、世襲の財産から生まれた格差は民主主義的には❌で、当人の努力の結果生まれた格差なら容認するということです。
現在の金融資本はグローバル化しているため、その累進資本税は、世界的なものでないとならないので、「タックスヘブン・租税回避地」の規制と、透明化も含まれます。。。
実現はなかなか大変そうですが、少しでも取り組むことで、格差を縮める有効な手立てとなりそう!と感じました。
個人的に増税は嫌なものですが…格差が拡大すると、治安は悪くなるし、生きにくくなるのは目に見えているので…。
国際的な課税制度の創設…必要と感じた読後でした。😌