TikTokでバズる歌はどんな特徴がある?【歌詞編】
こんにちは、「音楽で生きていく」の可能性を紐解くミュージックラボのpanda(長嶋)です。
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今回は、バズる歌の特徴【歌詞編】で深ぼってみます。
もちろん、バズる要素には曲のテンポや拡散されやすい動画設計なども必要なため、あくまで歌詞はバズる要素の一つとしてみてもらえれば幸いです。
TikTok週間TOP20から3パターンに分別
今回、週間TOPランクに入っている曲をもとに見ていくと、主にバズる歌の歌詞の特徴は3パターンに分けられました。
・ギャップ系
・動画映え系
・繰り返しリピート系
です。
・ギャップ系
ギャップ系歌詞の楽曲
-元彼女のみなさまへ(UGC:82.8k)
-かわいいだけじゃダメですか?(UGC:81.5k)
-GiriGiri(UGC:162.8k)
こちらは、歌詞の中にギャップを生んでいる表現が多い曲になっています。ギャップとは、「普通はこんなこと言わない」けども、実は感情的には共感できる言葉だったり、表には出ていない人の潜んだ感情を言葉にすることで「理性と違う感情の部分」を感じさせる「ギャップ」です。
サビの部分で「元カノに感謝する今カノ」フレーズがあります。一般的に元カノと今カノはタブーな関係性のため「そこに感謝するの!?」というギャップをすぐに感じることができます。
さらに、その後の歌詞やオチが気になり、聞き手側がどういう意味なのか理解しようと聞きいるので、楽曲再生のフックにもなっています。
「かわいいだけではなく〇〇も大事だ」と一般的に認知しているイメージから、ド正直に訴えるような歌詞でギャップを作っています。
ギリギリとハッピーを合わせた表現言葉は、切羽詰まっている感情と、幸福な感情を合わせた表現です。普段ギリギリに追い込まれている時に想起しないであろうハッピーマインドを持ってくるギャップを作っています。
・動画映え系
動画映え系歌詞の楽曲
-UCHIDA1(UGC:131.7k)
-バービーギャル!!(UGC:29.3k)
-モエチャッカファイア(UGC:33.4k)
-Lovely couple(UGC:44.5k)
動画映えする音楽は、クリエイター属性によって楽曲が使われる使われないが分かれる歌になります。
歌詞だけを読んでも、落ち着いた言葉というよりも、どちらかというとスター性を見せたい人たちを持ち上げるような言葉です。スター性を見せたい、自分の魅力を見せたい人に良い、動画映えする歌詞です。
という歌詞は、「清楚かギャル」という二つを比較する歌詞で振り幅を広げていますが、伝えたいことはギャルが可愛いということのため、ギャルよりの方や、キメたメイクをしている人に使われやすいです。
こちらは、特にカップルの方が一緒に動画を投稿する楽曲として人気です。カップルが純粋に思っていることを言語化した歌詞かつカップルでの出演で、よりTikTok投稿で動画映えができています。また、カップルがいない自虐ソロ投稿としても活用されているのがスパイスがあっていいです。
・繰り返しリピート系
動画系歌詞の楽曲
-はい喜んで(270.5k)
-Left Cheek (Doo Doo Blick)(1.2M)
こちらは、サビで言葉を繰り返すタイプの歌詞です。
聞き手はあまり多くのことを考えず、深い意味はない歌詞とリズムが楽しめる王道のタイプです。
新規で狙うにはどれがいいか
新規で曲を作る時に、バズるにはどういった歌詞にするといいのか考えてみます。
TikTokでバズるためには、UGC(他の動画で自分の楽曲が使われる)で拡散される数を増やす方が大きな指標です。そのため、「UGCが高そうなものを選ぶ」のがいいと思っています。
しかし、どのパターンの歌詞を選ぶかを考えた際に、前述したTikTokウィークリーTOP20の曲は正直どれもUGCが高いです。そのため歌詞パターンだけみてどれがいいかを選ぶのはやや難しいところです。
なので、個人的にもしやるならばで想定すると、消去法で選んでいきます。まず、繰り返しリピート系の曲は避けます。なぜなら、繰り返しリピートするものは、跳ねると大きいのですがTikTokを超えて一般大衆を狙ったアーティストなどが出している王道タイプだからです。K-POP業界など、多くの強者もいます。
ギャップ系に関しては、メリットとして歌詞のギャップの良さで跳ねるタイプです。デメリットとしては、日本語のギャップや日本の考え方をわかっている前提での曲が多いため、拡散されるUGCは国内になりやすいです。日本の層を取れる分、海外リーチは高く望めません。
そう考えると、一番いいのは動画映えのパターンが良さそうです。
なぜならTikTokのアプリ自体がユーザーが投稿したくなるような「動画映えする音楽」を求めていて、UGC投稿が上手く跳ねれば、海外層も真似してくれそうな音楽を作れりやすいと思います。
ギャップ系のように、「日本語や日本人の感情のギャップを探って歌詞を作る」ことを深ぼる必要がない分、歌詞の重要度は下がりそうですが、動画映えする音楽を狙うと良いなと思いました。
歌詞を決める時にいいこと
歌詞を決めると同時に必要なことは、この音楽を使用するであろうユーザーターゲット属性を決めることです。例えば、UCHIDA1の場合だと、「エンターテイナー」「スーパースター」という歌詞がある通り、「エンターテイナーとして見せたい人」「スターっぽくキメたい人」が多く使われている印象です。いわゆる陽キャラの音源です。
逆に、あまりキメキメで動画を撮りたくない方にとっては、使いづらい楽曲でもあります。
なので、歌詞を決める際には、どのような人に使ってほしいか。その属性の感情はなにか、表現したいことは何かとインサイトを深掘り、歌詞を決めていくのがいいでしょう。
このインサイトの深掘りは歌詞だけでなく、曲のリズムや見せ方の映像にも当てはめることができます。
訴求したいユーザーをイメージすることが、TikTok音楽でバズを作る大きな要素です。
まとめ
今回は、TikTokでバズる歌の歌詞の特徴として3パターンの歌詞があることを挙げました。
また、個人的な見解にはなりますが、この3パターンの中でもしバズを狙うならばどれが良いかも書いていきました。今後歌詞を考えていくシンガーの方々の参考になれば嬉しいです。
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