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現代で「個人が音楽で稼ぐ手段」はいくつある?

こんにちは、「音楽で生きていく」の可能性を紐解くミュージックラボのツッチーです。
このミュージックラボコンテンツは、株式会社サムシングファンが運営しています。弊社では、現在シンガー系のクリエイターが300人以上います。

音楽で生計を立てる手段は、デジタル技術の進化とともに大きく変化しています。 かつてはCDなどの物理メディアによる販売が主流だったため、先に音楽事務所に所属することがシンガーやミュージシャンとして目指す方向性でしたが、現在はオンラインでの配信が主流になり、誰でも簡単に音楽を世界中に届けられる時代になりました。 
独立したアーティストでも様々な方法で収益を上げることが可能です。 
この記事では、現代の音楽家、シンガー、アーティストたちが活用できる収益モデルを5つ紹介します、それぞれの利点や注意点についても詳しく解説していきます。

稼げる方法には、以下の5つがあります。
・音楽配信サービスを利用
・音楽ストックサービスで販売
・スキル販売サイトで受注販売
・ネットショップを開設し、ダウンロード販売
・ライブ配信

音楽配信サービスを利用して販売

音楽配信サービスとは、音楽の配信を専門に行っているプラットフォーム(サイト)です。自身の楽曲を配信したい人は音楽配信サービスを利用することで、Apple MusicやGoogle Play Music、Spotifyなど、さまざまな音楽ストリーミングサービスに配信できます。

音楽配信サービスを利用する場合、大きく分けて3つのパターンに分かれます。
・収益シェア型(無料で配信ができる)
・サブスク型(年会費/月会費など固定費がかかる)
・都度課金型(リリース毎課金)
音楽配信サービスの各収益モデルの特徴について紹介、解説します。

・収益シェア型


無料で始めることが出来る手軽さと大手エイベックスの子会社が運営している「BIG UP!」がスタートするならおすすめだと思いました。

引用:https://big-up.style/

フリープランでもサポートプランや連携・配信日の設定・レーベル登録など多くの細かい詳細を決めて楽曲リリースが可能です。

料金に関してはとてもシンプルで機能性自体に差はなくアーティストの還元率によってプランの変更や金額が変わる設定となってます。

引用:https://big-up.style/

初めて音楽をリリースする場合、なるべく初期コストをかけずに実際に利益が上がるのかを試しながらできる収益シェア型は魅力だと思います。

・サブスク型

代表的なサイトとして「TuneCore Japan」があります。

引用:https://www.tunecore.co.jp/

TuneCore Japanはニューヨークのブルックリンを拠点とするTuneCore lnc.が提供する音楽配信代行サービスで日本事業ではリリースされた楽興数は100万曲以上、収益は100%還元、音楽アーティストレーベルの累計還元額は547億円超えの大手メジャー配信サイトです。
サポート機能も充実しており本格的な音楽活動を全面サポートできる機能が備えられています。
1年〜3年の配信期間とでシングル・アルバムによって1551円〜13607円の年間契約プランがあり計画的に契約することで利益を生み出しやすいモデルとなっています。

引用:https://www.tunecore.co.jp/

年間プランがあるため、沢山の楽曲を配信する場合や長期的な活動ではお得になる料金設定となっていました。

こういったサブスク型は、多くの紹介サイトでおすすめされているのですが、一定の利用料金を支払うため、自身や楽曲の知名度が低いうちは赤字になる可能性が高いのでコスト面の注意が必要です。

・都度課金型(リリース毎課金)

引用:https://narasu.jp/

都度課金型では一度配信すると永年更新不要のサービスもあります。
今回は代表的な「narasu」をご紹介します。
登録から配信までスマートフォンで完結できる手軽さを持ち合わせており、配信までのステップは一番簡単な印象でした。
料金は下記です。

引用:https://narasu.jp/

2パターンのプランがあります。
サブスクプランでは最低1年の縛りはありますが月額110円で配信ができるのは魅力的です。
また、1回払い切りプランも更新料がかからない魅力点があります。
しかし、売上の還元率はどちらも90%一律となっており、少額の手数料が発生します。

音楽ストックサービスでの販売

音楽配信サービスと似たようなサービスに音楽のストックサービス(サイト)があります。
こちらはすでに音源を制作している作曲家・ビートメーカー・トラックメーカー向けのサービスになります。
BGMや効果音など、歌詞がない音楽やオーディオ(インストゥメンタル※1)などのニーズが高いです。 特に動画制作、ゲーム開発、広告業界などでは、バックグラウンドで使用する音源の販売サイトになっています。
※1 歌が入っていない、楽器のみで作られた音楽

まずは自身が制作した音楽(音源含む)を登録します。
その後、サイト内でライセンス販売が行え、自身で設定した使用料と購入ダウンロード数に応じた印税を報酬として得るサービスになります。
音楽配信サービスは主に歌詞が付いた曲がメインですが、音楽ストックサービスでは動画やゲームのBGMや効果音などの音源を求めるユーザーに利用されることが多いのが特徴です。
なお音楽のストックサービスで音楽を販売したとしても使用権を譲渡するだけで、著作権は自身にあるため、作品をその他の方法で利用しても問題ありません。
ライセンス販売する際には事前に審査があるケースも多いため、ある程度のクオリティが求められるで注意が必要です。
代表的なサイトとして「audiostock」というサイトが有名です。

引用:https://audiostock.jp/creator

国内最大級の音楽ストックサービスになり、細いジャンルの音楽を幅広く取り扱っています。
中にはTikTokの音源に使用され、ライセンス料で100万円以上稼いでいる方も多数いらっしゃいます。

スキル販売サイトでの受注販売

ココナラやクラウドワークスなど、スキル販売サイトでオーダーを受けて作曲し、音楽を販売することもできます。
作曲や編曲のスキルを持っているが、まだ実現化の方法がわからない方のでも、持っている音楽スキルでマネタイズすることができます。これから音楽で収入を得たいスターターの方も、市場価値を知るきっかけにもなりそうです。
楽曲を広く売りたい方や、他のニーズに応えた音楽制作をしたい方、クライアントの注文に応じた楽曲制作や編曲に興味がある人に最適です。
音楽のスキル販売では作曲の受注に留まらず、編曲などのアレンジなど楽曲を作る上での一部分でも収益が狙えます
また、著作権を譲渡して販売する場合は1回のみの販売となりますが、相場よりも高く売れます。
プロフィール欄にどのようなジャンルの作曲が得意かなど具体的に記載しておくとともに、わかりやすいサンプル曲も準備しておくと受注増加が見込めます

引用:ココナラ

◆具体例
販売内容の文章
「ポップス、ロック、ゲーム音楽の作曲を承ります」
「ピアノのバッキングトラックを提供します」
「ボーカル曲の編曲、ミキシングにも対応します」
価格設定の戦略
最初は3,000円〜5,000円の低価格で提供し、実績を積んだ後に価格を上げるなどのステップアップが考えられます。
著作権譲渡の価格設定
標準の作曲販売価格が5,000円だと、著作権譲渡付きの場合は10,000円~15,000円などの価格に設定できます。
実際のココナラでの販売例
 「あなたのためだけのオリジナルBGMを作曲します」
 「歌詞に合ったオリジナルメロディを作成」
 「シンセサイザーを活用したエレクトロニカの編曲サービス」
 「ゲームやアニメのBGM制作。短い曲からフルまで対応」
このように具体的な商品内容と実際の販売事例を参考にしながら、どのような楽曲が求められているか、売れているかをチェックすることが重要です。

実績や評価がまだないうちは、「同じような内容のスキル販売を参考に価格を下げ実績が高くなってくると価格をあげる」という工夫をすることで、実績を作り受注を増やすことが出来ると思います。

ダウンロード販売

直接音楽を販売したい人に最適です。

引用:https://stores.jp/ec


ネットショップサービスを活用することで、特別な技術や複雑な設定がなくてもショップを運営できる点が魅力です。
STORES ネットショップなどのネットショップ作成サービスを利用してECショップを立ち上げ、ダウンロード販売することも可能です。

特にSNSや他のオンラインプラットフォームで集客できる人はCDの物理的な販売と比較して、デジタルコンテンツとして音楽を販売することで、配送の手間や在庫管理のストレスがなく、効率良くコストやリスクを抑えた形で音楽販売が行えます。

ネットショップは、食品や雑貨など有形物しか売れないと思われますが、サイトによってはデジタルコンテンツ販売が対応可能なショップもあります
CD販売の場合、作成費用と配送費用や在庫を抱えてしまうリスクがありますが、デジタルコンテンツ販売であればそのリスクもなく、配送の手間もないので個人活動している方にとっては嬉しいサービスですね。
ただし、ネットショップで音楽を販売する場合、集客が必須になってくるので、SNSで告知するなど自身で集客をする活動が必要な点には注意が必要です。

ライブ配信

ライブ配信アプリを使用することで、オンラインで音楽を配信し、収益を得ることもできます。TikTokでは音源の配信もでき、知名度の上昇も狙えます。
一番おすすめなのは、カラオケ配信アプリなど、歌特化のアプリで配信することです。なぜなら、歌特化のアプリにいるユーザーは歌好きの方も多いため、ファンになってくれる確率が高いです。
地域問わず、全国のユーザーが集まって見にきてくれるため、路上ライブよりも効率よく認知を拡大することが可能です。

音楽で生きていく第一歩としてライブ配信をはじめ、ファンが増え、ライブを成功させる人たちも出てきていますね。
人気配信者ともなれば、高収入が期待できます。

ColorSing(カラーシング)

引用:https://colorsing.com/

カラーシングは、一番おすすめの歌特化型配信アプリになります。
従来のカラオケアプリでは投げ銭がメインになっていましたが、カラーシングでは一曲当たりに報酬が発生し、時給も付与されます。
カラオケの音源もJOYSOUNDと業務提携を結んでいるため、他のアプリよりも多くの楽曲数を歌うことが可能です。

アプリ内のイベントではJOYSOUNDのカラオケ店内CM出演やオリジナル楽曲制作といった音楽にまつわる特典が多数用意されており「0→1から音楽で稼げる」を可能にしています
還元率も業界では脅威の70%還元となっており、他配信プラットフォームよりも1.5倍ほど高い水準になっています。

まとめ

音楽を通して個人が収益化できる形をご紹介させていただきました。
その中でもやはり「知名度」✖️「完成度」が大切であり、自身の音楽クリエイター・シンガーとしての知名度に応じて適切な手段で販売することが良いなと思いました。

◆知名度UPしたい方におすすめ
・音楽配信サービスを利用して販売
・ライブ配信

◆すでに楽曲がある方にお勧め
・音楽ストックサービスでの販売
・ダウンロード販売

◆楽曲制作での収益を狙う方
・スキル販売サイト

ライブ配信は収益を得るのと同時進行で音楽ファンを増やすことができます。ファンが増え、自身の収入もあるタイミングで楽曲制作やダウンロード配信サイトの展開をするのが、マネタイズとして最も有力な手段の一つです。
まずは歌う事が好きな方や、音楽で稼いでみたい方はライブ配信にトライしてみることをおすすめします。

弊社のライブ配信エージェンシー「さむふぁん」では、歌特化配信アプリColorSing(カラーシング)のNo.1事務所です。
歌を通してファンを増やしていきたい方、収入を上げていきたいシンガーを募集しています。
興味がある方はぜひお気軽に下記LINEよりメッセージお待ちしております。

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