ススムヨコタ アンビエントとテクノの融合
今回は、ススムヨコタさん(以後さんを省略)のアルバム『Symbol』の4曲目Song of the Sleeping Forestについて引用と主観を織り交ぜ、彼の音楽性に迫っていきたいと思います。
最初に挙げた引用は、アメリカの音楽メディア、ピッチフォークが日本人に向けた言葉です。
これは割と有名な言葉ですが、これを筆頭にピッチフォークの引用を中心に取り上げていきたいと思います。
まず、皆さんススムヨコタの曲を聞いたことがあるでしょうか?
こんなことは言いずらいのですが、実は私が彼を知ったのはほんの最近です。
彼は、2015年3月27日に亡くなられており、当時、高校生だった私は彼のことを全く知りませんでした。
正直、マニアの方から見れば、私の知識などにわかだと思いますが、私も彼の音楽性を掘り下げていきたいと思い、勉強のつもりでこの記事を書いています。
ただ、彼が何をしたかなど、彼の歴史的な部分は、調べれば割と出てくるで、先ほども述べたように海外メディアの音楽的評価を翻訳し、参考にしていきます。
◉イントロ
Song of the Sleeping Forest
この曲を、聴いた時、芸術的な美に危ない薬が溶けたような音の波が脳内に溢れ出してきました。
「うん、、ちょっと何言ってるんですか?」
と皆様思うかもしれないので、具体的に言語化していきます。
まず、イントロ。
美しい女性の高い声が、この曲を特徴づけます。
すると、すかさずマリンバのような輪郭がくっきりした音が空から降ってくるかのように、女性の声と絡み合います。
私は、もうこれで一発ノックアウトでした。
プロテストなら余裕の不合格です。
はい、また意味がわからなくなってきたので、ピッチフォークから引用したいと思います。
ピッチフォークの編集者Mark RichardsonさんのSymbolのアルバム解説です。
すみません、大学受験レベルの英語はあるのですが、google翻訳に頼りました。
これです!私が言いたかった女性の声、脳内天使。
ここでetherealと言う単語がありますが、これは直訳すると「空気のような」なのですが、「優美な」「天上の」と言う意味もあるようです。
まさに、ぴったりですね。
また「言葉のない」にも注目しましょう。
確かに、Song of the Sleeping Forestのイントロは言葉とハミングの中間みたいな声色です。
それゆえ、浮遊感のようなものを感じさせます。
さすが!Mark Richardsonさん。言語化がお上手で。
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