「歌詞」の、詩とも小説とも違ういいところ ー それは暗唱のしやすさである。
よくアニメで、登場人物が小説の一文を暗唱する場面がある。(PSYCHO-PASSの槙島とか)
それを見て、
「あー、こうやって小説の一部を暗記して
ビシッと引用できたらめっちゃかっこいいな」
なんて厨ニちっくなことを、
大人になった今でもよく考えている。
歌詞はインプットアウトプットどちらにも有用
思えば、それに似たようなことを私はよくやっていた。
それは、歌詞の引用だ。
歌詞はメロディに言葉が乗っているので、覚えやすい。
しかも視覚情報と聴覚情報のダブルで処理するから、より覚えやすいんだと思う。
短歌も似たような意味で覚えやすいが、どれも57577なので上の句と下の句がごっちゃになってしまう。
歌詞は、考え方をインプットしやすくアウトプットもしやすい、めっちゃかっこいいツールなのである。
円周率も歌で覚えた
文系出身の私だが、実は円周率を小数点以下50桁まで暗唱できる。
それも中学の時に、暗唱できたらかっけーなと思ったから覚えたにすぎないのだが。
円周率を暗記できたのも、当時YouTubeにアップされていた「ポケモンいえるかな?の替え歌で円周率を覚える」といったもののおかげだ。
あった。
アップされたのが13年前なので、時期的にもビンゴだ。
このころは著作権的に完全アウトな垢バンRTAみたいな動画や、才能の使い所をことごとく間違えた動画が今よりも多かったなぁ(懐古厨)。
歌は「訴え」である
中学生の頃、戦争関連の動画を授業中に見せられた。
内容は覚えていないが、戦争を風化させないための歌が流れていた。
その動画の中のセリフで
「歌は『訴え』が語源です。
訴えたいことがあるから、歌にするのです。」
というようなものがあった。
当時から歌詞というものに興味があり、恥ずかしい歌詞を自作し始めていた私には、とても印象的な話だった。
訴えたいことがあるから、歌にする。
それは歌詞というものの有用性が確かにそこにあることを裏付けていた。
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歌詞っていいでしょ。
引用をかっこいいと思ってる厨ニ病の私からしたら、歌詞は本当に便利だ。
渚カヲルも言ってたね、歌はいいねぇって。
いいんだよ、歌は。
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