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別にLGBTの方々のために『同性婚』を認めてほしいと言ってるわけではない

私はいわゆるノンケだ。

恋愛対象は異性で、生物学的性と心の性が一致している。

それでも、同性婚が早く認められてほしいと思っている。


『同性婚が認められる社会』の本質





繰り返しになるが、私は同性愛者ではない。

ではなぜ、同性婚に賛成するのか。


それは身近な人が同性愛者だからとか
そういう表面的な理由ではなく、
もっと本質的な話である。

同性愛者は、現状いわゆるマイノリティである。

そして現状、『少数だから』
幸せに制限がかけられている。

別に同性婚を認めることは、
誰かが不利益を被ったり、
一部の少数派が不当に利益を貪る
という結果にはなり得ない。

当たり前の幸せへの制限が解除される

ただそれだけのことなのだ。



少数派であっても幸せに制限がかけられることなく
多数派の享受する当たり前を認められる社会


これを私は望んでいるのであって、
別に同性婚に特別肩入れしているわけではない。



選択的夫婦別姓を望むのも同じ理由

そういう意味では、私が選択的夫婦別姓に賛成し、
積極的に望んでいるのも同じ理由だ。

私は正直名字が変わろうがどっちでもいい。

活動名である「イツカ」は本名の名字のアナグラムなので
名字はそのままであって欲しいとも思う。

役所とかも苦手なので、手続きも面倒だ。

かといって、もし子どもが出来ることを考えると、
夫婦の名字は同じである方が便利なのかなとも思う。

正直どっちでもいい。


どっちでもいいからこそ、
制約がなくなることを望んでいるのだ。




自由な結婚が認められる社会

もっと私利私欲的な視点でいえば、
同性婚が認められることを皮切りに
もっと自由な結婚が認められればいいなと思う。

私は恋愛対象は男性だが、
女性と結婚できるなら結婚したいと思っている。

相手も自分も他の男性と関係を持っていいし、
もちろん他の女性との付き合いもOKだ。

相手の女性に子どもができたら、
自分の家族のように育てたいとも思う。


...これはサラッと考えた一例だが、本質的には
『自由な結婚』『自由な家庭の形』
が実現する社会になってほしい。

その手段の一つとして、
同性婚が認められてほしいと願っているのだ。


だから、

「周りに同性愛者いないし関係ない」
「LGBTとかよく分かんない」
「なんで同性愛者を特別視しなきゃいけないの?」


ではなく、
もっと本質的に、
もっと自分事として、
同性婚が認められる社会について考えられるようになればいいなと願っている。

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