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ドラマ「Love Story」

中山美穂さん。
私のなかでは、20代半ばから30代前半の彼女が印象に残っています。

画面に映るとはっとしてしまうほど美人で大人っぽい。
でも声やセリフ回しがかわいくて、あんまり器用じゃなさそうな感じ(を出してくれてるところ)に、親しみやすさを感じていました。

出演作の「Love Letter」「眠れる森」「Love Story」は、思春期に観たのもあって鮮明に覚えています。

お気に入りを強いてあげるなら、ドラマ「Love Story」。

中山美穂さん演じる主人公は、恋愛依存体質で彼氏に振られてばかり、仕事も崖っぷちの30歳の編集者役。偏屈で不器用かつピュアな恋愛小説家役のトヨエツやしごとのできる後輩役の加藤晴彦とのかけあいが好きだった。

ティーンの頃は社会人はこういう恋愛するのかなんて思っていたけど、トヨエツみたいな小説家とは出会わないどころかどうみても現実にいない。

まるで少女漫画な世界観のドラマは、北川悦吏子の脚本によるもの。今振り返ると、圧倒的な美男美女が演じるから成立したストーリーだと思います。

(話はそれますが、このドラマでのシャツを着た白いトヨエツが永遠に好き。愛してると言ってくれも、青い鳥も、シャツ着た色白トヨエツだけど、キャラ的にはLove Storyの小説家役がだんとつ好き。トヨエツ自身は白かったトヨエツを好きではないのかもしれないけど私のなかでは永遠に不滅です)

中山美穂さんは、このドラマの翌年2002年に小説家の方と結婚、しばらくしてパリに移住されました。ドラマが現実になった、いやドラマよりもドラマチックだと驚いたものです。だからなのか、親しみやすさはあるけれど浮世離れした方だと感じていました。そもそも女優さんですしね。亡くなられた報道を見てもなんだか現実味がうすい。

ドラマのなかで輝いているイメージのままで、またいつかドラマに出演されるんだろうなと思ってしまう。

事実、来年は「Love Story」でも共演していた香取慎吾の主演ドラマに出る予定だったと。本当に本当に言葉がない。

どうか安らかに。

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