見出し画像

【分かりやすく解説】 物価上昇! 賃金アップ!景気回復!? 2024年新たなステージへ進みつつある日本経済の今の状況とは?

記事に利用している画像は「内閣府」の資料から切り抜いたモノを使っています。

引用:令和6年度年次経済財政報告説明資料

みなさん、こんにちは!今日は、2024年の日本経済がどうなっているのか、最新の情報をお届けします。難しそうに聞こえるかもしれませんが、私たちの生活にも大きく関係する話なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。


日本経済、ようやく回復の兆し?

まず、日本の経済規模を表すGDP(国内総生産)という指標をみてみましょう。2024年の最新データによると、名目GDPは597兆円と、過去最高を記録しました。これは日本という国全体で、お金をたくさん稼いでいるということです。

でも、ちょっと待って!これは物価が上がったからという側面もあるんです。実際の経済活動をあらわす実質GDPは、あまり伸びていません。これは自動車メーカーの生産・出荷停止問題などで、2024年1-3月期にはマイナス0.7%になっていることが、大きく影響しているんです。

物価上昇、みんなが感じてる?

最近、なんだか物の値段が上がった気がしませんか?実は、消費者物価指数という、私たちの生活に関わる商品やサービスの値段の変化を示す指標が2023年秋以降、2%台の上昇が続いています。

これは、日本銀行が目標としている2%の物価上昇率とちょうど同じくらいなんです。でも、みんなの給料が上がらないまま物価だけが上がると、生活が苦しくなってしまいますよね。

賃金アップの動き、本格化?

ここで朗報です!2024年の春の労使交渉(労働組合と会社が給料について話し合うこと)では、賃上げ率が5.1%、ベースアップ(基本給の引き上げ)が3.56%と、33年ぶりの高水準になりました。

特に若い人たちの賃金の伸びが目立っています。20代では前年比4.2%、30代では3.6%の賃金上昇が見られました。

これは、人手不足が深刻化している中で、企業が若い人材を確保しようと努力している表れかもしれません。

企業の業績、好調持続?

日本企業の儲け(利益)も好調です。2024年の最新データによると、企業の経常利益と営業利益は過去最高を更新しました。これは、企業がコストを抑えながら効率よく事業を行えているということです。

ただし、気をつけなければいけないのは、この好調な業績が必ずしも投資や賃上げにつながっていないという点です。多くの企業が、まだ慎重な姿勢を崩していないようです。

人手不足、深刻化の一途

日本の労働市場では、人手不足がますます深刻になっています。特に、建設業や介護の分野では、求人倍率(仕事を探している人1人に対して、何件の求人があるか)が4倍にも達しています。

一方で、事務職の求人倍率は0.4倍と低くなっています。これは、AIなどの技術進歩により、事務の仕事が減っている可能性があります。これからの時代、新しい技術に対応できる能力(スキル)を身につけることがますます重要になってきそうです。

外国人労働者、増加傾向に

日本で働く外国人の数も増えています。2024年の最新データでは、外国人労働者は205万人で、日本の全労働者の3.4%を占めています。特に、技能実習生や特定技能の在留資格で働く人が増えています。

ただし、外国人労働者の賃金は日本人より約28%低いというデータもあります。これは主に、年齢や勤続年数の違いによるものですが、公平な待遇を確保することも大切な課題です。

みんなはお金、どうつかってる?

ここから先は

3,141字 / 12画像
SNSではあまり出回らない情報を手に入れるチャンスです!「プレゼン形式のまとめ」など。振り返りに最適な内容も用意しています!

国の公表している「読みにくくて難しい資料」を分かりやすく解説。月20以上更新される記事が読み放題になります。ニュースや新聞で満足できない人…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?