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【調査報告】中高生の半数以上がネットトラブルを経験! スマホ依存、SNSでの出会い、写真投稿…最新調査でわかった実態とは

記事に利用している画像は「総務省」の資料から切り抜いたモノを使っています。

引用:我が国における青少年の インターネット利用に係る調査

「子どものネット利用が心配...」そんな声をよく聞きますが、実際のところ中高生たちはどんな使い方をしているのでしょうか?総務省が今年6月に発表した大規模調査で、興味深い実態が明らかになりました。注目なのは、大人の想像をはるかに超える「トラブルの多さ」と「親子の認識の違い」でした。そでは、調査結果を分かりやすく解説していきます!

中高生の約半数、ネットトラブルを経験

調査によると、SNSを利用している中高生の52.4%が、何らかのトラブルを経験していることが分かりました。2人に1人以上という、驚くべき数字です。しかも、警察庁の発表によると、SNSがきっかけとなった被害児童は1,732人。若干減少傾向にあるものの、依然として高水準が続いています。

不安を感じる親、でも子どもは意外と平気?

とくに未就学~中学生の子を持つ親の60%以上が、子どものネット利用に不安を感じています。スマートフォンはもちろん、タブレットやゲーム機の利用についても心配の声が上がっています。

一方で、中高生本人たちはどう感じているのでしょう?「不安がある」と答えた割合は中学生で28.0%、高校生で32.3%と、保護者の半分程度。この認識の差が、様々な問題の原因になっているかもしれません。

興味深いのは、心配の内容も大きく異なること。親が「使用時間」や「依存」を心配する一方、子どもたちは「個人情報」や「セキュリティ」により関心があるようです。

SNS投稿、プライバシーの甘さが目立つ

投稿内容で最も多いのは「自分自身が写った画像・動画」(37.9%)。次いで「友人・恋人が写った画像・動画」(18.2%)と続きます。

ここで気になるのが、プライバシー設定の甘さです。「非公開設定」を使っているのは44.7%にとどまり、半数以上が誰でも見られる状態で投稿しているんです。高校生になると「本名での利用」や「学校名の公開」も増える傾向にあり、個人情報の認識に差があるようです。

インターネットでの出会い、親が思ってる以上に多い

最も衝撃的だったのは、「ネットで知り合って実際に会った」経験を持つ高校生の割合が

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