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【ニッポンの大学事情】英語だけで卒業できる!?大学の国際化が進んでいるみたい!

記事に利用している画像は「文部科学省」の資料から切り抜いたモノを使っています。

引用:令和4年度の大学における教育内容等の改革状況について

みなさん、こんにちは!最近「グローバル人材」という言葉をよく耳にしますよね?実は、日本の大学も着々と国際化を進めているんです。今回は「文部科学省」が発表した最新の調査結果をもとに、日本の大学がどのように変わりつつあるのか見ていきましょう!

英語オンリーの授業、増えてます!

まず驚きの事実!英語だけで卒業できる学部がある大学が、なんと45校もあるんです。これは全体の約6%。決して多くはありませんが、5年前と比べると少しずつ増えています。

では、どんな学部で英語オンリーコースがあるか。

  • 国際系(ここは当たり前ですよね)

  • 経済・経営系(グローバルビジネスを意識?)

  • 理系(世界で活躍する研究者育成?)

ちなみに、大学院ではもっと多くて、114校(全体の約18%)で英語だけで修了できるプログラムがあります。

英語で学ぶ、その中身は?

英語だけで卒業できる学部、気になりますよね。実は、これらの学部では単に授業を英語で行うだけでなく、カリキュラム全体を国際基準に合わせていることが多いんです。例えば

  • 海外の大学とのダブル・ディグリープログラム(両方の大学の学位がもらえる制度)

  • 留学必修化

  • 英語での論文執筆

  • 海外インターンシップ

こうした取り組みにより、本当の意味での「国際通用性」を身につけることができるんです。ちなみに、英語で授業を行う教員の育成も大きな課題。多くの大学では、教員向けの英語研修や、海外から教員を採用するなどの取り組みを行っています。

留学生の受け入れも活発に

日本の大学は留学生の受け入れにも力を入れています。2024年度の調査では、約6万2千人の留学生を受け入れています。コロナ前の2018年度は約7万5千人だったので、まだ完全回復とはいきませんが、着実に戻ってきていますね。逆に、日本から海外に留学する学生も増えています。同じく2024年度の調査では、約6万4千人の学生が海外に飛び立ちました。

留学生のサポート、舞台裏では何が?

留学生の受け入れ、簡単そうに見えて実はとっても大変なんです。

  • 宿舎の確保(留学生用の寮を作ったり、地域と連携して住居を探したり)

  • 生活サポート(在留資格の手続きから、日本での生活適応まで幅広くサポート)

  • 奨学金の整備(2024年度の調査では、約28%の大学が独自の奨学金制度を設けています)

  • 就職支援(日本で就職を希望する留学生のためのキャリアサポートも充実)

こうした「目につきにくい」サポートがあってこそ、留学生は安心して日本で学ぶことができるんですね。

海外の大学と手を組む?その実態は

大学間の国際交流協定、ただの紙切れじゃないんです。2024年度の調査では、実に675校(全体の約86%)が海外の大学と協定を結んでいます。

その中身は多岐にわたります

  • 単位互換制度:436校(約56%)が実施

  • ダブル・ディグリー:219校(約28%)が実施

  • 教員・研究者の交流:644校(約83%)が実施

  • 共同研究:545校(約70%)が実施

特に注目なのが、オンラインを活用した国際交流。コロナ禍をきっかけに広がったこの取り組み、2024年度は学部生約2.2万人、大学院生約3千人が参加しています。渡航せずに国際交流ができるなんて、なんだかSFみたいですよね。

大学の取り組み、実はすごかった!

さて、ここからはさらに踏み込んで、大学が具体的にどんな取り組みをしているのか、のぞいてみましょう。

教職員も変わる?外国人採用の現状は

学生の国際化だけでなく、大学の教職員も国際化しているんです。2024年度の調査によると

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