簡単判定!そのEA、買う価値ある??
こんにちは。そーまんあやとんです。
久しぶりの記事です。
皆さん、EA(自動売買)使ったことありますよね?無かったらこんな記事見にこないとは思いますが、万が一使ったことがないって方はこの記事に出会えてラッキーだと思ってください!!
この記事を読めば、EAを買う前、なんなら使い始める前に、そのEAを使っても良いか白黒はっきりさせることができます!!
動画でも解説しているため文字が苦手な方はこちらをご覧ください!
EAの種類
EAを使いたいと思った時、いざ探してみると無数にありすぎて途方に暮れるかもしれません。完全無料のもの、口座縛りのあるIB系EA、販売サイトで買える有料EAなどなど。
それぞれどれが良い悪いはなく、無料でも良いものは沢山あるし、高額でも全く価値のないものもあります。
金額=価値?
高ければ価値が大きく、安ければ価値が小さいものであれば、ユーザーもわかりやすくていいのですが、いかんせん提供者である販売者、配布者側の言い値で価格が決まっているため、それがイコールユーザー側の価値観とは違うわけです。まぁそんなのは当たり前です。売りたい価格で提供するに決まっています。それを買うか買わないかはユーザーにゆだねられている訳です。
なので、その価値をユーザー各々が推し量らないといけないと考えています。
価値の推量
じゃあその価値はどうやって測るのか?
感覚で決めるのも否定はしません。
ただ、どうせならきっちり数字で白黒はっきりさせたくありませんか?
価値が定量的になれば、判断基準が明確になるので、迷わなくなります!そのための計算式を私なりに考案してみましたのでぜひ最後まで読んでください!
まずは考え方からです。
ずばりそのEAを使う価値があるかどうかは、自身が希望する年間報酬額がEAの運用資金を上回るかどうかです。つまりはこう↓↓↓
なにを当たり前のことを。。。とお思いかもしれませんが、お金を稼ぐのであればこの考え方は単純かつ重要だと思うので、改めて頭に入れておきましょう!
次章からそれぞれ定量化するための解説をしてきます。
運用資金
まずは運用資金について。
EA購入価格だけでなく、EAの口座資金に入れる軍資金、その他年間にかかるサービス料を足し合わせます。以下それぞれ細かく説明していきます。
EA購入価格
EA購入価格は、単純にEA自体を購入した金額だけでなく、IBで支払っているであろう金額も加味しましょう。たまにEA自体も有料でIBということもあるので注意です。見分け方は口座縛りがあり、特定のリンクから口座開設をしたかどうかです。口座フリーであればIBではないので年間IB費用はゼロで大丈夫です。もちろんIBのみのEAであればEA購入額はゼロです。
IB費用の計算は、正確には出ません。まずは年間ロット数をバックテストやフォワード実績から算出しましょう。最低でも3年分くらいのデータを取り、平均で出すと良いでしょう。単ポジのEAだと出しやすいですが、複利運用だったり、ナンピンマーチンEAとかだと少し大変です。しかし「岩ライザーFX」というソフトを使えばデータを読み込むだけで算出できます。今後色々なEAを使用していくなら安い買い物だと思います。私自身も毎週のように使用していて、PRも兼ねてますが、こちらから購入が可能です。
年間のロット数が出たら、それにロットあたりの金額をかければIB費用が出ます。ロットあたりの金額はブローカーによってマチマチです。以下私が知り得る限りのIB先の単価をこっそり貼っておくので参考にしてください。
(下2つは私も登録していないのでWeb検索引用です)
EA年間軍資金
次にEA年間軍資金です。これはEAを運用する取引口座に入れる年間の想定額です。こちらもバックテストやフォワード実績から自身で設定してください。提供側から出される最低証拠金や推奨証拠金はあくまで参考です。
なぜこれを入れるのか?それは口座に入金した金額は無きものと考えるべきだからです。FXにおいて一度手元から離れたお金は、出金して手元に戻ってくるまでは資産と考えてはいけません。よって、それも費用として計上しておくべきと私は考えます。
さて、単ポジEAであれば初期の入金額であることが多いかと思いますが、ナンピンマーチンEAで良くあるような破綻を前提に稼働させる戦略であれば、最低3年程度のバックテストから破綻の回数を出し、1年平均でいくら入金が発生するかも加味して設定しましょう。個人的にはあまりそういう戦略はオススメしませんが、爆益EAで短期売買で稼ぐにはよく使われる戦略です。
年間サービス料
最後に年間サービス料です。これはその他運用にかかる費用とざっくりした書き方をしていますが、要はこれまでに入れなかったEA運用する上で発生する費用一式です。VPS代などはその代表例でしょう。その他サブスクで支払っていたり、初期設定時に支払う費用などあればそれを入れましょう。
以上を足し合わせたものが、運用資金となります。EA自体の購入金額のみを考えていた人は、思ったより大きい金額になったのではないでしょうか。けどこれが実際にかかっている費用です。可視化することは大事ですね!
年間報酬額
さて、次は式の右側。年間報酬額の算出です。
年間報酬額は、年間想定EA所得から付加価値額を引いた金額を年間報酬率で割って算出します。それぞれ以下説明していきます。
年間想定EA所得
年間想定EA所得は、年間想定EA利益から税を引いた金額です。EAで稼いだお金は全額自分のものになるわけではありません。癪ですがお国に税金を納めないといけません。癪ですが。(※納税は国民の義務です)
税額の計算はここでは詳しく言及しません。というか法律上できません。ただ、さわりだけ書いておくと国内FXブローカーであれば一律20%です。海外FXブローカーだとちょっと面倒ですが、累進課税といって稼いだ金額によって15~55%で変わります。給与所得などの他の所得と合算なのでサラリーマンは特に注意が必要です。
付加価値額
次に付加価値額です。これは私が勝手に定義しているだけなので名前は何でも良いです。大雑把な意味ですと自分の稼ぐ力を金額に換算したものです。自分自身がお金を稼ぐ力=付加価値はいかほどなのか?これを機に計算してみると良いでしょう!
出し方は簡単!年間所得(収入じゃないですよ。納税分は引きましょう)を年間時間で割るだけ(365日24時間)働いている時間は人によりけりですし、寝ている時間も含めて一体自分は1時間でいくら稼いでいるのか?これを年間所得単価と定義しています。
この年間所得単価に、EAに携わる年間時間を掛けます。EAに携わる時間はバックテストに掛ける時間、フォワードテストに掛ける時間、日々や週のメンテなどとにかく思いつく時間はなるべく洗い出しましょう!
この付加価値額を引く理由は、EAで得た所得から自分の労働分を差し引くためです。この金額を超える所得を生み出さないのであれば、本業に時間を費やした方が効率が良いですよね!わざわざ時間を掛けてまでEAを運用する必要性が無いという考えです。
年間報酬率
最後は年間報酬率です。これは計算ではなく自分で設定するものですが、少し言葉が難しいですね。これは年間で稼ぐ金額に対し、何%ペイできれば良いかの割合です。所得から割っているので、所得を割り増ししていることになります。つまり、何年で元を取りたいかという意味合いとなります。
例にあるようにここを100%にすれば1年でペイ、50%にすれば2年でペイしたいということになりますね!更にいえば200%などに設定すれば半年でペイということになりますが、短期で元を取るということは利益を追い求めると同義となり、正常な運用が期待できません。よって100%以上で設定するのはオススメしません。ただ、自分が何年で元を取りたいかを決めるのは重要なファクターかと思います。各々の想いで設定しましょう!
まとめ
それぞれ項目ごとに説明をしてきましたが、まとめると上の画像にようになりますね!
それぞれ算出した金額、設定した率を入れることで比較ができるようになります。年間報酬率によりますが、計算してみると意外とEA購入に掛けられる金額って少ないことに気づくかもしれません。
しかしこれを知って購入するのと、知らずに感覚で購入するのとではきっと心持ちが変わってくるはずです。ぜひ一度は今まで購入したことのあるEA、またはこれから買おうと思っているEAに対して評価してみてはいかがでしょうか!
ご覧いただきありがとうございました!
最後に簡単な計算シートを貼っておきます!Xで該当ポストをリポストするだけで無料で使えるのでぜひよろしくお願いします!
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