30秒の壁に挑戦しませんか?~読んだ英文すべてを覚えてしまうための第1歩~ (第3回)
もし、英語の期末試験で試験範囲の英文すべてを覚えていたら、かなり高得点が期待できますね。
もし、英語のプレゼンでスピーチ原稿すべてを覚えていたら、自信が持てますね。
もし、大学受験や資格試験の問題集の問題英文をすべてを覚えたら、1回問題を解いただけの場合より、ずっと力になりますね。
好きな作家の好きな文章を英語のまま覚えられたら、いつでも口ずさみたくなりますね。
もし、上のことに興味があったら、30秒の壁に挑戦しませんか?
これは、10個以上のフレーズから成る日本語訳を、30秒以内で反訳(日本語訳⇒英語原文)する訓練です。
これを実践すると、自分の暗記力の高さに自信をつけるか、フレーズ反訳のすごさを実感するかもしれません。
では、30秒の壁の挑戦法をご紹介します。
➀ スラッシュ英文を読んで、自分なりに全訳してください。少してこずる方は、単語や日本語訳欄を参照してください。
② フレーズ反訳集の日本語訳欄のフレーズを見て、英語原文を言えるかどうか確認しましょう。自分なりにOKが出せたら、英語原文の欄を隠して、つっかえたり、間違ったりせずに、最後まで言えるかチェックします。そして、仕上げとして、時間を測って挑戦しましょう。時間が30秒未満であれば、合格です。
それでは、以下のExerciseに挑戦してください。
スラッシュ英文
英語原文
“(1) Clothing / is a unique human innovation. (2) We use clothes / in a practical sense,/ to stay warm, / for example, / or to protect our skin. (3)We also use clothes / symbolically, / to express something / about who we are, / and they also meet / a plethora of social conventions / that articulate with our diverse global cultures.” (Eleanor Scerri)
単語
innovation = 新しく採り入れたもの
practical = 実用的な
symbolically = 象徴的に
meet = 応じる
a plethora of ~ = ふんだんな~
social convention = 社会慣習
articulate with(…と)緊密に結びつく
diverse = 多様な
日本語訳
「(1)衣服は独特な人間が新しく取り入れたものである。(2)私たちは実際的な意味で、つまり、例えば暖かくしているとか、あるいは(私たちの)皮膚を保護するために、衣服を利用する。(3)私たちはまた、私たちが誰であるのかについて何かを表現するために、象徴的に衣服を利用する、そしてそれら(衣服)は私たちの多様な地球規模の文化と緊密に結びつくふんだんな社会慣習に応じる。」
フレーズ反訳集
日本語訳 反訳(英語原文)
1 衣服は Clothing
独特な人間が新しく取り入れたものである。 is a unique human innovation.
2 私たちは衣服を利用する We use clothes
実際的な意味で、 in a practical sense,
つまり、暖かくしているとか、 to stay warm,
例えば for example,
あるいは(私たちの)皮膚を保護するために。 or to protect our skin.
3 私たちはまた、衣服を利用する We also use clothes
象徴的に symbolically,
何かを表現するために to express something
私たちが誰であるのかについて about who we are,
そしてそれら(衣服)は応じる and they also meet
ふんだんな社会慣習に a plethora of social conventions
私たちの多様な地球規模の文化と緊密に結び
つく。 that articulate with our diverse global cultures.
いかがでしたか?コツは、黙読の時も、黙って反訳する時も、心の中で発音はしないことです。目で見て、英語の文字が浮かぶようにすると、時間がかなり短縮されます。
もし、この30秒未満で反訳できるようになっても、1回きりでは身につきません。5日連続で(10連続でも)チェックしましょう。30秒の復習なら、時間はかかりません。覚えるべきフレーズがどんどん増えても、復習は可能です。
フレーズ反訳集は、形が完成したら終わりではなく、始まりなのです。30秒未満で反訳できるようにし、何日も継続反復学習をします。そうすると、暗記というより、その英文を認知しているように、すぐ英文が口に出てきます(もちろん、日本語訳欄を見ながらですが)。
上の<Exercise>は、新・英語学習法―「スラッシュ英文」×「フレーズ反訳集」の具体例を関心をお持ちの方に示すと同時に、「ソマリ英語通信塾」の会員の皆様への副教材の提供の意味もあります。ただ、「ソマリ英語通信塾」の教材としては、洋書ペーパーバックが多いのですが、ここでは主に、英字新聞の記事の中で、引用された発言を中心に取り上げていきます。
「ソマリ英語通信塾」は、スラッシュをどこに入れるかのルールを30にまとめ、演習問題を通して、自分でもスラッシュを入れられるようにすること、「フレーズ反訳集」を作成して、読んだ英文すべてを覚えてしまうことを目的として設立しました。
「ソマリ英語通信塾」のコンセプトは、以下の3つです。
☑ スラッシュを入れて、英文構造を見えるようにする
☑ フレーズ反訳集で、日本語を見てすぐ反訳(元の英文に直す)できるようにする
☑ 時間管理と継続反復学習を徹底して、読んだ英文すべてを覚えるようにする
ご興味のある方は、https://somalienglish.hp.peraichi.comで検索し、ホームページをご覧ください
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