30秒の壁に挑戦しませんか?~読んだ英文すべてを覚えてしまうための第1歩~ (第26回)
では、30秒の壁の挑戦法をご紹介します。
➀ スラッシュ英文を読んで、自分なりに全訳してください。少してこずる方は、単語や日本語訳欄を参照してください。
② フレーズ反訳集の日本語訳欄のフレーズを見て、英語原文を言えるかどうか確認しましょう。自分なりにOKが出せたら、英語原文の欄を隠して、つっかえたり、間違ったりせずに、最後まで言えるかチェックします。そして、仕上げとして、時間を測って挑戦しましょう。時間が30秒未満であれば、合格です。
それでは、以下のExerciseに挑戦してください。
スラッシュ英文
英語原文 (Companies rethink return-to-office plans amid omicron cases――AP)
“(1) A year and a half ago, / we thought / this would be for a very short time. (2)But the pandemic / has thrown us / many curves, / and employers need / to continue / to be nimble.” (Jeff Levin-Scherz)
単語
pandemic = 感染症(新型コロナウイルス)の世界的大流行
curve = カーブ
employer = 雇用主
nimble = 機転のきく
日本語訳
「(1)1年半前、私たちはこれは非常に短期間だろうと思っていた。(2)しかし、この感染症の世界的大流行は私たちに多くのカーブを投げてきた、それで雇用主たちも機転をきかせ続ける必要がある。」
フレーズ反訳集
日本語訳 反訳(英語原文)
1
1年半前、 A year and a half ago,
私たちは思っていた we thought
これは非常に短期間だろうと。 this would be for a very short time.
2
しかし、この感染症の世界的大流行は But the pandemic
私たちに投げてきた has thrown us
多くのカーブを many curves,
それで雇用主たちも必要がある and employers need
続ける to continue
機転をきかせる。 to be nimble.
いかがでしたか?コツは、黙読の時も、黙って反訳する時も、心の中で発音はしないことです。目で見て、英語の文字が浮かぶようにすると、時間がかなり短縮されます。
もし、この30秒未満で反訳できるようになっても、1回きりでは身につきません。5日連続で(10日連続でも)チェックしましょう。30秒の復習なら、時間はかかりません。覚えるべきフレーズがどんどん増えても、復習は可能です。
フレーズ反訳集は、形が完成したら終わりではなく、始まりなのです。30秒未満で反訳できるようにし、何日も継続反復学習をします。そうすると、暗記というより、その英文を認知しているように、すぐ英文が口に出てきます(もちろん、日本語訳欄を見ながらですが)。
noteでの投稿では、表で示せないので読みにくいかもしれません。スラッシュ英文とフレーズ反訳集をWORD原稿でお読みになりたい方は、noteの「クリエーターへのお問合せ」でご連絡ください。E-メールでお送りいたします。