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”ローカルとの交流を生む”ボルネオ島のリゾート
こんにちは!
株式会社ヤトラ代表の田代 蒼馬です。
ヤトラは訪日外国人向けツアー・メディアを運営するインバウンド特化の旅行会社です。
ボルネオ島・マレーシアサバ州を9日間訪れた。
サバ州とのお仕事に関するnoteはこちら
日本から遠く離れた「マブール島」で、おもしろいつくりをしたリゾートに出会ったので紹介したい。
「つくり」といっても、建物のことではない。
宿泊施設に向かうまでの「動線」が印象的だった。
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まず、リゾートにたどり着くにはマブール島の真ん中の船着場に到着する。
日本からのアクセスだと、現在直行便がないのでかなりの長旅となる。
・日本→クアラルンプール(飛行機・7時間)
・クアラルンプール→タワウ(飛行機・3時間)
・タワウ→センポルナ(車・2時間)
・センポルナ→マブール島(船・1時間)
1周45分ほどで歩いて回れる小さな島なのだが、船着場からリゾートに行くまで、現地民族の村を通るように設計されている。
海の遊牧民とも呼ばれている「バジャウ族」だ。1,000人ほど暮らしている。
通常であれば、こうした村を見ずに帰る観光客が多いだろうから、いわば”強制的に”村の中を通るようになっている。
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1歩村へ足を入れると、そこは全くリゾートとは違う、ローカル民族の暮らしがあった。写真にある1本道を中心に、街が広がっている。
観光客がリゾートに向かうまでに通るのがこの1本道で、傍にはお土産屋さんやダイビングショップが並んでいる。
一緒に街を回っていたローカルの人間によると、「彼らは観光客相手にビジネスをしている」とのこと。
全く人種の違う僕が歩いても特にジロジロと見られることもなかった。
むしろ、好意的に話しかけてきた。
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僕自身、違った民族の生活が見れてとても刺激的だった。
同時に、自分が旅に求めているのは「ローカルとの交流して、様々な異文化を知ること」なんだと再認識する良いきっかけになった。
個人的に、リゾートに泊まるよりこういった村を探検する方が楽しい。
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観光事業者として、「ローカルな異文化を経験してほしい」というのは常々思っていることだが、街づくりの点でそうした仕掛けを施しているリゾート「Mabul Water Bungalows」はすごいと思った。
これにより、現地民にもお金が落ちる。
インバウンド事業者として、そうしたアプローチは参考になったし、新しい学びになった。既存の枠から外れた思考ができる人間になりたいです。
いつもですます調なのに、気がついたらである調で書いてしまいました笑
引き続き、「旅」「観光業」に関する発信をメインにしていきます!
田代蒼馬