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5年ぶりのバンコク。感じた5つのこと
こんにちはヤトラの田代蒼馬です。
このnoteでは、株式会社ヤトラ代表の田代蒼馬が旅・事業運営・インバウンド/観光業界について毎週配信中です。
私自身、旅を通して人生が変わりました。
そんな「人生の分岐点になる旅」を発信・提供していきたい。
2025年掲げた、3つの目標。達成するまでの過程を、発信していきます。
①メイン事業である、インバウンド事業の売上目標達成
②noteやSNSのファンを増やして、社名「ヤトラ」を有名にする
(note5,000人が目標です!まだ49人ですが…笑)
③年間の1/4を海外で過ごす
今回のテーマは「5年ぶりのバンコク。感じた5つのこと」
バンコクに初めて来たのは、大学1年生の時、当時19歳。
だらだらと3週間ほど滞在して、安宿に長居しながら、毎日が刺激的だった。そして2回目は大学3年生の時、タイの離島へ行く際にバンコクを経由し、2泊ほど立ち寄りました。
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そして今年の訪問は、5年ぶり。
インバウンド事業の提携先の発掘を目的に、1週間ほどバンコクに滞在しました。先ほど述べた「年間の1/4を海外で過ごす」という今年の目標を掲げているので、提携先の開拓や、自分自身の旅で海外で過ごす時間を増やして、色々な機会を作っていきたいと考えています。
ー そんなこんなでバンコクに到着。
ドンムンアン空港にて
「え、1バーツ 4.6円….!?」
円安の衝撃から、バンコク滞在がスタート。
5年前はこんなんだっけな?と感じることと共に、「やっぱり東南アジアは最高だな」と思うことも多々あったので、それらの感じたこと5つ書いていきます。
皆さんも、数年ぶりに同じ場所を訪れて、違った感情を持つことがあると思います。そういった感情を思い返しつつ、1人の人間(私)がどう感じているのか最後までお読みしていただけると嬉しいです。
1.日本円弱すぎ!
5年前のレートを調べると、1バーツが3.3円だったので、現在4.6円、ほぼ1.5倍、円に対してバーツが高くなっていることになります。
1バーツ=3円計算を当然と思っていましたが、今回の滞在では1バーツ=4.5円で計算、300円で食べれるはずのパッタイが、450円になっている事実に驚きを隠せませんでした。
会社の主力事業であるインバウンド業界は、今年アパレル業界と同規模の市場に成長し、将来的には自動車産業にも迫ると言われています。日本の経済力を取り戻すために、自分も貢献したいと思うきっかけになりました。
2.ノマドが集まっている!
会社でインバウンド向けのSNSを運営していて、フォロワーが30万人ほどいます。僕自身がメイン演者として出演しており、その関係からクリエイターの友人がいます。彼らがよくバンコクに行って現地のクリエイターとコラボしているのを見て、なんとなく「ノマドワーカー(自由な場所で働くスタイルの人)が多い国なのかな」という想定をしていました。
バックパッカー旅をしていた学生の頃には無かった視点です。
誰がビジネスマンで旅人かといったことは考えもせず、ただ目の前で起こることに向き合っていたように思います。
今回の滞在で使用したのが、「Paper Plane Project」というカフェ。
ここ、1杯のコーヒーで8時間までWifiの使用が可能。
ほとんど全員が仕事をしていて、ほとんどコワーキングスペースと言っても良いような空間で、非常に集中して仕事に取り組むことができました。
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国籍はバラバラですが、欧米の人が多かった印象。
彼らのMTGを少し盗み聞きしていると、自分で事業をやっているフリーランスのデザイナーやプロジェクトマネージャー、Web系の事業をやっている人が多い印象を受けました。中には1ヶ月ごとに働く場所を変えている、という人もいてノマド時代の到来を感じました。
日本でも、あれだけグローバルに、ノマドが日常的に集まる場所があれば、新たなイノベーションが生まれる気がしました。
3.こんなにビル群が密集していたっけ…!?
コワーキングスペースからビル群を見ると、圧巻の景色でした。
バンコクが急速に発展しているのはわかっているつもりです。ですが、これほど高層ビルが中心部を埋め尽くしているとは、想像もしていませんでした。
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確かに、滞在していたスクンビットエリアでは、屋台飯を探すのに苦労しましたし、ローカルな場所が減っているのでは…というのは薄々感じていました。
真上からビル群を見て、またどんどん建設が進むビルを見た時、もう世界的大都会だな、と感じましたし、ローカル感の残る場所が少なくなっていくと思うと、少し寂しさを感じました。
今までで一番衝撃を受けた都市、インドのコルカタでも発展が進み、当時の風景から変わってしまった、と聞いたことがあります。若いうちにいろんな世界を見なくては!そう思った瞬間でした。
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4.屋台飯が最高!
これはいつも変わらず、と言いますがやはりコテコテのローカル屋台で飯を食べている時に至福を感じます。
物価の上昇は感じましたが、言ってもカオマンガイは60THBほど。(270円ほど)安い価格で、短パンを履いて、バンコクの熱気に包まれながら食べる屋台飯は、最高でした。
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街で聞こえる「コップンカー」、パクチーの匂い、全てが癒しに感じました。(仕事で疲れているわけではありません笑)
旅した経験が体に残っていて、その記憶が蘇るような感覚でした。日本ではなかなか感じられない、海外ならではの感覚だと思います。
5.観光大国
街を歩いていると、外国人観光客とすれ違うことが多々ありました。観光客が来なさそうな小道でも、白人カップルとすれ違う、そんな光景にタイの観光ポテンシャルの大きさを改めて感じました。
同時に、観光客の少ない場所で現地の人々に囲まれた瞬間、「本当にこの土地の暮らしに触れられた」と実感し、気分が高揚するのを覚えました。
日本でもオーバーツーリズムの問題が叫ばれ、特に東京や京都の有名観光地では、「もはや外国人の方が多いのでは?」と思うほどの光景が広がっています。もちろん、そうした歴史とストーリーに満ちた名所は素晴らしく、ぜひ訪れてほしい場所です。
ただ、それだけでなく、もっとローカルに溶け込み、人々の暮らしや息遣いに触れられる体験を提供したい――そう強く思いました。
バンコクの後に、ジャカルタで1週間ほど滞在して、そこでも全く異なる気づきや学びがあったので、追って更新していきます。(ジャカルタディープやったな。。。笑)
インバウンドツアーの過去ゲストにも会って、いろいろな話をすることで、昔旅で訪れたバンコクとは違った側面を見ることができて、とてもエキサイティングでした。
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一度訪れた場所は次の旅先から外しがちですが、何度か足を運ぶことで見えてくる新たな魅力があると思うので、個人的にはおすすめです。
人生の分岐点になる旅をつくる、力添えが少しでもできればと思い、自分の体験を中心に文章を書いています。
また来週お会いしましょう!
田代蒼馬