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非観光地でネットにない安宿を探す方法

こんにちはヤトラの田代蒼馬です。このnoteでは、株式会社ヤトラ代表の田代蒼馬が、観光業、SNS、そして旅に関する情報を毎週お届けしています。

私自身、旅を通して人生が変わりました。起業家として、そんな「人生の分岐点になる旅」を日本人、そして訪日外国人にも発信・提供していきたい。

今回のテーマは「非観光地の、ネットにない安宿」を探す方法とその魅力。

最近、50代の元バックパッカー・男性から、バンコクのジュライホテルという安宿の話を聞いた。80年代~90年代を中心に、「伝説の日本人宿」であり、マリファナ、ヘロイン、売春、犯罪が横行していたとのこと。

気になったので検索すると書籍が見つかり、即購入。
書籍はこちらから

まずこの絵がカッコ良すぎる。

僕がバックパッカー旅に目覚めて沢木耕太郎著「深夜特急」にも似た描写があり、東南アジアのバック旅を追憶するような感覚を味わうことができました。

僕は、安宿に泊まるのが好き。
なぜかと言われると答えに困ってしまうのですが、この本を読んだ後にその良さは「人間味を味わう」ことに集約されている気がしました。

特にこの感情を抱いたのは、比較的観光客数の少ない「非観光地の安宿」であった気がしています。
昨年旅した場所だと、コートジボワール・バングラデシュで印象的な安宿に泊まりました。

それらの地域にはドミトリータイプの部屋に泊まれるゲストハウスがほとんどないので、安宿=安ホテルになります。

どの宿もBooking.comには記載されておらず、自分の足で宿を探して、値段を聞き、多少の交渉をして宿泊しました。
そう、ネットに情報がないので、外国人が全くいない。自分以外のすべての宿泊客が現地人、という環境が自分をエキサイトさせて、現地の人の人間味に触れる機会をくれているのだろうと思います。

そこで、今回は「ネットに情報がない、非観光地の安宿に泊まる」という僕自身の経験を通じて、「こんな宿泊体験もあるんだ。次は試してみよう」と、新しい旅のスタイルに挑戦してほしいと思っています。

今回、初めて有料コンテンツになります。皆様の「役に立つ」コンテンツを届けたい。そう思い、「非観光地でネットにない安宿を探す方法」も合わせてお伝えします。(300円は節約できると思います!笑)

コートジボワール・アビジャン、安宿が見つからない…??

アビジャンは、コートジボワールの最大都市です。
西アフリカの経済において大事な拠点の一つですが、観光地としての認知度はそれほど高くはない。

Booking.comで宿を検索すると、最安が4010円。

Booking.comヘビーユーザーだ。

しかも、「Cocody」という郊外に位置していて立地もかなり悪い。

「最安がこの値段なわけがない」そう思いつつも、空港からこの最安ホテルまで直行することにしました。宿のフロントスタッフに直接宿の価格を打診すると、安くなるケースが多々あります。

そして、値段交渉。「もっと安い金額で泊まれないか?」
フランス語圏のコートジボワールではあまり英語が通じない。
Google翻訳の画面を見せると、答えは「No」

時間も23時を過ぎていたし、初めてのアフリカで深夜に宿探しに奔走するのも少し危険だと思い、結局その値段で宿泊することにしました。
悔しかった。

Wifiのあるホテルの1室でスマホをいじりながら、バングラデシュで安宿を探し当てた、自分の体験を思い出しました。

そこで「非観光地の安宿はネット上に情報がない」という大事な鉄則を忘れていたことに気がつきました。

Booking.com等の予約サイトだけで安宿を探そうとしていた自分が馬鹿だった。その方法を実践して翌日以降、アビジャンの中心で1泊2,500円で泊まることができました。

非観光地・安宿探しの鉄則

バングラデシュの首都ダッカにいる際も、同じくBooking.comやAgodaで安宿が見つからず、結局高めの宿に泊まってしまうという経験をしました。

「より安い宿を見つけたい!」と思い、その時に実践したのが、

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