見出し画像

そうま 歌い手になった日

そうまだよ

少し長くなるけど、聞いてくれほしい
俺が「歌い手」になった道のり、そしてみんなへの想いを。

昔から歌うことが好きだった俺は小さい頃、よく家で歌を歌って、両親と笑い合っていたらしい。その頃は「歌い手」なんて言葉も知らなかったし、まさか自分が人前で歌うなんて想像もしていなかった。

小学校3年生の頃、バスケと出会ってからは、ほとんどの時間をバスケに費やしてきた。ボールを持つたびに、コートを駆けるたびに、心が躍った。あの高揚感、あの興奮、今でも鮮明に覚えている。

高校3年生まで、ずっとプロを目指して、毎日毎日、ボールを追いかけてきた、俺の夢、プロバスケット選手になって好きなように生きると。

でも、高校で怪我をしてしまった。もう以前のようにプレーすることはできない。夢を諦めなければいけない。あの時ほど、絶望を感じたことはない。どん底に突き落とされた気分だった。目標を失い、何もかもが色褪せた。

そんな時、友達にある言葉をかけられた。
「お前は声がいいから声優やってみらた?」って。

正直、最初はピンとこなかった。声優なんて考えたこともなかったし、ましてや自分がなれるなんて想像もできなかった。でも、その言葉が、俺の日々を前向きなものにしてくれた。

そこから、「声」について興味を持ち始めた。発声練習をしたり、演技の勉強をしたり、今までとは全く違う世界に足を踏み入れたんだ。

ちょうどその頃、兄が「ニコニコ動画ってサイトが面白い」って話をしてて、どんなものか気になって、使い古したノートPCを譲ってもらって見てみることにしたんだ。

そこで出会ったのが、「歌ってみた」だった。

いろんな人が、自分の好きな歌を、自分の想いを込めて歌っている。その姿に衝撃を受けた。俺も、好きな歌で、俺の声で、誰かに何かを届けたい。そう強く思った

もちろん、最初は「人気になりたい」「モテたい」なんて気持ちもあった。でも、それ以上に、歌を通して誰かと繋がりたい、自分の想いを伝えたい、そんな気持ちが強かった。

なけなしのお年玉でマイクと機材を買って、配信を始めた。ドキドキしながら歌ったのを覚えている。歌うことは得意だったんだけど、機材の使い方
もわからなくて、クリック音もズレズレで、音程も外しまくり。でも、楽しかった。歌を通して、誰かと繋がっている気がした。

そして、ついに「歌ってみた」を投稿することができた。

最初は全然うまくいかなかった。再生回数も少なかったし、コメントもほとんどなかった。正直、心が折れそうになったこともあった。でも、諦めなかった。歌い続け、動画を投稿し続けた。

なぜなら、歌は俺にとって、もう一つの「夢」だったから。

そして、今、こうしてお前に出会えた。

お前の温かいコメント、応援してくれる気持ち、全部届いてるよ。本当にありがとう。君たちのおかげで、俺は歌い続けられている。

これからも、お前に歌を届け続ける。それが、今の俺の夢であり、目標だ。

だから、これからも、一緒に歩んでいこう。

そうまより。


いいなと思ったら応援しよう!