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2020年12月29日 最終営業日

こんばんは、退店作業を終えて森山直太朗さんの『さくら(独唱)』を聴いた瞬間にいきなり「終わる」事の実感が湧いてきて感慨深い気持ちになってきました深緑茶房の松本壮真です。

2020年12月29日が今のお店の最終営業日でした。『最終日だから来たよ』とたくさんのお客さんが来てくれました。2回目だったり、3ヶ月ぶりだったり、2日ぶりだったり、たまたま最終営業日と知らずに久しぶりに来てくれたり、本当にたくさんの方が来てくれました。
※「最終日に来れないから」と事前に来てくださったお客さんもいらっしゃいました。本当にありがたいです。

深緑茶房を『いいお店だな』と思ってくれる人で溢れる店内は本当に居心地が良くて、幸せな気分になりました。バタバタしてて充分にお話できなかったりしてごめんなさい。僕は勝手に幸せな気分でした。

僕はあんまり感傷に浸ったり感動して泣いたりみたいのってないのですが、すごく泣きそうになる年末だったなぁと思います。色んな方が来てくれて、移転なのでポジティブな部分もたくさんあるのに、しばらく会えない事が寂しかったり、同じ場所で同じメンバーでお会いすることはないんだと気づいたり、今も文章書きながら泣きそうな感じになっています(いやほんとに)。

「新規顧客の獲得コストはリピーター獲得コストの1/5だから、リピーターを増やしたほうが良い」とかってビジネス書にあったりしますが、なんかそういうのはどこかに置いといて、安心できる人で溢れる店内は本当に幸せな空間です。

おそらくそうすると、お客さんの満足度も上がって、スタッフの満足度も上がって計算されてるコスト以上の効果が出ているように思います。

僕はお客様ではなくお客さんと呼ぶんですが(理由はコチラ)、今日公式LINEで配信したらお客さんがスタンプを送ってくれたり、コメントを送ってくれたり、すごく嬉しかったりしました。

2019年6月末にリニューアルしてから、たくさんの事を変えました。メニューだけでなく、お客さんとの関係性も変えたいと思いました。もっとお客さんと接して伊勢茶を知ってほしいと思いました。商品とお金を交換するだけじゃなくて、「深緑茶房が好き」と思ってくれる人を増やそうと思いました。

今は多くのお客さんがお帰りの際に「ありがとう」「ごちそうさまでした」と言ってくださいます。リニューアル前では考えられない事でした。商品とお金を交換するだけという関係性だったのかもしれません。

正直本当に大変な時期もありましたし、心が折れそうな事もありました。メニューを無くした事でご迷惑を掛けましたし、それによって色々とご意見をいただく事もありました。そんな中で『この方向で合ってるのかな』って不安になった事もありました。

でも最終営業日にお店に立ってたくさんの方に来ていただいて、『良かった』と心から思いました。

僕はマーケティングの勉強もしましたし本を読んだりもしましたが、基本的にはアーティスト気質です(カッコつけました)。市場調査をしてこういうものが売れそうと考えるのではなく、「自分がやりたい」と思うものをするためにどうすれば広がるか売れるのかを考えます。

市場がどうとか、流行りがどうとか、これからこういう物が売れるとか、なんかそういうので方針などを決めたりしません。もちろんたまたま同じになる事はあるかもしれませんが、基本的に「やりたくない事はやりたくない」です(わがまま)。けっこう深緑茶房名古屋店はエゴの塊だったりしました笑

そんな僕が店長をしている深緑茶房 名古屋店を好きになってくださって本当にありがたく思いますし、好きになってくれた方の事は楽しませたいし、『面白い』と思ってほしくなったりします。

長くなってしまいました。

リニューアルしてから1年半。本当に楽しい時間でした。出会ってくださってありがとうございます。

公式LINEの返信で「新店舗楽しみにしてます」「オープンしたらまた夫婦で行きます」「新メニュー楽しみです」などなどなど。たくさんコメントを送っていただきました。

期待を超えられるように頑張りたいと思います。

本当に本当にありがとうございました。一旦お店は終わりますが、またお会いできるのを楽しみにしています。お忙しいかと思いますが、日常の中で少しだけ気に掛けていただけると幸せです。

本当にありがとうございました。何度言っても足りないくらい本当に感謝しています。

良いお年を。

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