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「カブアンド」という事業の本質は何か考えてみた。

前澤さんの満を持しての起業という点で注目を集める「カブアンド」。SNS界隈でも既に賛否を巻き起こしている。
前澤さんの発信でも再三出てきているように「カブアンド」社の最大の目的は非公開株をサービス利用者が貰えるようにすることで非公開株の保有者を増やし、日本での非公開株への関心を高めて「一億総株主社会の実現」となっている。
これは企業としては異例のことで、通常企業はその提供サービスを通して社会的価値を生み出し対価としてユーザーから報酬を受け取ることによって経済活動を成り立たせている。
なので企業は基本的には「サービスを通じて生み出す価値」にフォーカスをしてサービスそのものを磨き上げ、それをマーケティング、セールスを駆使して拡大させていく。
今回は前澤さん自身も「ポイントの代わりにカブアンドでは株をユーザーに配る」と言っている通り、サービスに付帯する特典を企業の目的に据えている。つまりマーケティングやカスタマーエンゲージメントの手法が目的になっている会社ということになる。
だからこそレッドオーシャンで一定市場があるところに参入を決めていることは矛盾しない。逆に現時点でサービスの内容については参入市場以外全く語られていない。
誤解を恐れずに言えば「おまけ」の話だけに終始して商品の話が全く語られていない。
だからこそ個人的にはマーケティング手法として今回の挑戦がどういった評価になるかは非常に興味があるし意義深いと考えている。
一方で潜在ユーザーとしてはどうかと言えば、「とにかく商品の中身を見てみて他社優位性があるなら検討したい」が本音である。
投資家としては、正直自分で非上場株を検討した方が手取り早いし、シンガポール居住の私は使えないが日本居住であれば「エンジェル税制」(最大投資金額の45%が年末調整で還付される国の制度)使って投資する方がよほど得なんじゃないかというのが正直な感想になる。
他社が例えば料金優位性あるならそこで節約できた分を自分がいいと思う企業に投資してさらに還付まで国から受けれるのだからその論理は自明である。

最後ちょこっと宣伝すると良質なスタートアップと繋がれるコミュニティ型プラットフォームも運営しているので興味ある人は「ソルユサ」まで各種SNSのDMなどでご連絡頂ければ、ご案内させて頂いています。

兎にも角にも非上場株というものに目を向ける機会をつくってくれた前澤さんとカブアンドには起業家として非上場株への投資家として心からの尊敬と感謝を申し上げさせて頂きこのnoteを締めさせて頂きます!


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