責任者と交わした“会議の2つの約束”【情熱社長倶楽部】VOL.119
平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。
9月に入り、朝夕が涼しくなってきましたね。
季節の変わり目になりますので、今は特に、
体調不良等に気を付けなければいけないなと思います。
さて、弊社は4月から新しい期がスタートし
今月で上半期が終了します。
毎年この時期になると、責任者同士で下半期の振り返りと
上半期に向けた戦略や戦術のすり合わせを目的とした
1泊2日の合宿を実施しているのですが、
今回は2日間に分けた会議をオンラインにて実施しました。
責任者が集まる会議、というと
皆様はどのような状態を理想とされるでしょうか。
きっと、責任者それぞれが意見を出し合い、
拠点や部署など関係なく協力しながら、
スピード感をもって行動し続けていくことを
思い描くのではないでしょうか。
特に、このコロナ禍であれば
そう願う経営者様は多いのではないかと思います。
私も今回の会議において
そのような状態を目指すために、
会議が始まる前に
責任者とある「会議の約束」を交わしました。
それは、
①ただ意見を述べるのではなく
“改善点や新たなアイディア”を必ずプラスで伝えること
②リクエストを伝える際には、
その内容に対して自らが“協力できること”を伝えること
の2点です。
というのも、このコロナ禍における決断や行動は、
経験が豊富な責任者にとっても
初めて経験することが多くあります。
そのため、責任感が強い責任者は、
「私がどうにかしなくては」と
目の前のことを1人で抱えこんでしまったり
経験があるからこそ、結果を想定してしまい
消極的な思考や行動になってしまうことがあるからです。
このように視野が狭くなり、
1人の経験に頼り行動をしてしまうと
“その人だからできる”という
属人的な結果を生んでしまいます。
だからこそ、今回の責任者会議では
①ただ意見を述べるのではなく
“改善点や新たなアイディア”を必ずプラスで伝えること
=自分以外のメンバーからの意見を聴き、自らの視野を広げる機会
②リクエストを伝える際には、
その内容に対して自らが“協力できること”を伝えること
=1人ではなく、責任者全員で協力しながら行動するきっかけ
という意図を持ち「会議の約束」として掲げることにしました。
“責任”というものには不安がつきものであり、
「できる!やれる!」といった根拠がない自信も必要ですが、
確実に実現できるための知恵や工夫、
そして協力者がいるという安心感も
スピード感を持って1歩目の行動を起こす上で
とても大切なことです。
結果、2日間の責任者会議では、
拠点も部署も異なる責任者同士が、
お互いに協力し合うための発言が多く出た場となりました。
そのため、決定事項が多々あるものの
「一緒にやっていく仲間がいる」という安心感から
一つひとつを確実に実現できるイメージを
持ってもらえたのではと思っています。
責任者の協力体制は、
変化が多い時代を乗り越えながら
組織が成長するためには、欠かすことができない要素です。
是非、責任者がスピード感をもって
行動し続けていくために、
協力体制を生み出すための
仕掛けをしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
長友 威一郎