社内で「理念が語られていない」という危機感【情熱社長倶楽部】VOL.123
平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。
本日で緊急事態宣言が解除ということで、
世の中も新たな変化が起きそうですね。
どんなことが起きても、我々経営者は
描いた理念・ミッション・ビジョンをブラすことなく、
未来を創り上げていく必要があるなと感じています。
さて、このメルマガで何度もお伝えしていますが
弊社は9月で上半期が終了となり、
10月1日には、来年4月入社の内定者6名の内定式と
下半期に向けた全社会議を実施する予定です。
当日に向けた資料をつくりながら、考えたことがありました。
それは、改めてになりますが
「理念浸透とは何か」ということです。
もちろん、社員には
日々理念やミッション・ビジョンを伝えていますが、
・本当に、社員一人ひとりに伝わっているのだろうか?
・社員は、常に理念を口に出して語っているだろうか?
・責任者は、理念を基にして部下育成をしているだろうか?
そう思ったときに、自信をもって
「すべてできている!」と言える社員が
数名しか浮かばないことに危機感を覚え、
お恥ずかしながら、自社でもまだまだ
理念が浸透していないことを感じました。
その要因としては、
コロナ禍における不安や、在宅勤務が多くなることにより、
組織としての動きより、1人ひとりが個で考え行動することが
増えていたことが挙げられると思っています。
特に現場の責任者は、
状況を打破するために頑張ってくれていたので
“組織として動く”よりも、今までの経験やスキル等、
“個がそれぞれで持つ力”に頼って働くことが
多かったのだとに気づきました。
だからこそ、下半期がスタートする前に
2つのことを実践しました。
1つ目は、責任者1人ひとりに対して
理念・ミッション・ビジョンを改めて伝え、
メンバーが迷ったときに立ち返り、判断基準とできるよう、
責任者からも同じように理念・ミッション・ビジョンを語り、
関わりの中で示してほしいとリクエストを出したことです。
その結果、1人の責任者は、
「朝礼では、理念のことしか言わない」
「メンバーとの面談では必ず理念の話をする」
と決めて実践してくれています。
2つ目は、責任者以下の社員にも
私が直接理念を伝える場を設けることです。
今回は、全社員を対象にした四半期面談がその場となりました。
また、若手社員に対しては前々回のメルマガにも記載した、
自社の1年目研修や全社勉強会でも“理念”を伝える場を設け、
仕事の価値や1人ひとりの役割などと
合わせて考えてもらうようにしました。
このように、責任者や社員に理念を語りながら、
私自身もいつの間にか「理念があること」が当たり前となり、
「分かっているだろう」
「伝わっているだろう」
という想いから、伝える回数が
少なくなってしまっていたことを反省しました。
きっと、社員も同じ状態なのだと思います。
弊社は「理念経営」で、理念を基に採用しているからこそ、
社員の中は必ず「理念に共感する気持ち」があります。
だからこそ、理念を深めることはもちろん、
新しいメンバーに「理念に基づいた企業文化」を語り継ぎ、
どんな環境でも揺らぐことのない
“組織習慣”にすることが必要なのだと感じました。
下半期からは「理念を語ること」「理念を常に感じること」
を実現するために、新たな組織習慣もスタートします。
理念に共感していることが「つもり」にならないよう、
さらに理念を深め合うことを大切にしていきますので、
それによる弊社の組織変化等は、
是非このメルマガでもお伝えできればと思います。
読者の皆様も、自社の組織や理念を改めて見つめ、
新たな変化を考えるきっかけをつくってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
長友 威一郎
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