後輩とちつ
本日のBGM きのこ帝国 「怪獣の腕のなか」
さて本日の予定は。いつものように自宅警備と後輩にパソコンを教えること。なんでもOBSというソフトを使って生配信に挑戦したいとのこと。
生配信やったことないんだけど、まあ何とかなるかなと承諾。
明日配信予定なら、不要不急ではないんだろう。
なんだかんだで生配信できるようになって、雑談。どうやら嫁と些細なことで喧嘩したらしい。
喧嘩の理由は「踏み台」
どう見ても簡単に作れそうな踏み台を3000円も出して嫁が買ったことが原因だった。普段だったらまだしも金銭的に困窮している今買ったことに腹が立ったとのことだった。
後輩の言い分はわかる。僕も基本的には作れそうなものは自分で作る性分だし、「本物」は決して作れないが「偽物」でいいなら何でも作れると思っている。
一つ、気になったのはなぜ今「踏み台」何だろうか?確かに自宅待機が基本の今、室内で使う運動器具が流行るのはわかる。でも踏み台じゃなくてもいいのに。
仮に踏み台じゃなくちゃいけない理由があるとしたら何なんだろう。後輩が帰った後、人の家庭の事情ではあったけど気になったので調べてみた。
すると気になるワードがでてきた
「ちつトレ」
なんだこれ?ふむふむ・・・
簡単にいうと「出産後の女性が自分の膣の締まりを良くするためのトレーニング」であるらしい。
だとしたら。
旦那のために素敵な膣を作ろうとしていた妻。そんな事とは知らずに怒る旦那。あなたのためなのにという言葉を言えずに喧嘩になる二人・・・
「賢者の贈り物」の悲しいバージョンじゃないか。
賢者の贈り物はざっくりいうと「貧しい二人がクリスマスに、夫は妻に「髪を解く櫛」を妻は夫に「懐中時計用の鎖」をプレゼントし合った。けれど二人とも相手のプレゼントを買うために妻は自慢の美しい髪を、夫は懐中時計を売ってしまっていた。お互いに不要になったものをプレゼントし合うことになるが、二人の絆は一層深まった・・・とかそういう話。
そう。後輩は妻との家庭を守るために散財を防ぎたかった。妻は夫に素晴らしいちつをプレゼントしたかっただけなのだ。
僕は後輩にすぐさまラインした。「すべては誤解だったんだよ」と。そして踏み台昇降運動とちつトレの関係性を後輩に教えてあげた。
「ありがとうございます。でも人の嫁の膣の事を考えないでください」
僕の先輩としての尊厳は少しだけ削られたけれど、どうやら仲直りするみたいだ。
お互いを理解しあうのって本当に難しいね。
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