形にしていくことの大切さ

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最高な方達と一緒に【good you say】というzineを製作しました。

zineのタイトルでもある”goodyousay”は”偶有性”にかけています。


タイトルを考えている時、偶然にもどこかで聞いた「偶有性」という言葉。それまでは一度も聞いたことがなく意味もわからない。それでもなんとなく引っ掛かり、音だけで英語にしてみたら、”good””you””say”語呂がいい感じ。


そうやって候補に上がった偶有性。意味を調べれば調べるほど、旅にはぴったりな言葉。今振り返るとこの偶然なきっかけから、既にgoodyousayは始まっていた。


偶有性:ある事物にとって、本質的なものではなく偶然に備わっているとみられる性質のこと。事物の本質的でない性質。


旅も人生も気づいたら、偶有性の連続だと私は思う。


一人で旅をしたあの空気感

誰かと一緒に分かちあえた体験

もうダメかもしれないと思った絶望的な出来事の連続

この瞬間がずっと続けばいいのにと心から誓ったあの日々達

いろんなことが今となっては偶有性ありきの旅だった。


偶有性に出会っていくことで、向き合っていくことで、自分自身で学習をし、視野が広がっていくんだと思う。偶有性は空気のように存在している。

空気だから、見えない。でも大切なもの。


そんな感じ。


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今年の6月くらいに始まったゲストハウスでzineを作るという企画。

私は、学生のころからzineに興味があったけど、自分で試行錯誤してはやめての繰り返しで形にすることは無かった。でも、コロナというきっかけでこのチャンスがきたのはラッキーだったのかもしれない。ずっと形にしたい!と一人で考えても何もできなかったことを、働く場所を通して、実現できた。感謝しかない。


20Pのzineを作る。今思えば無謀すぎると思う。でもやり切った。

一向にうまくいかない製作途中には終わりなんか見えないとも思ったし、この先に何があるんだろうとも考えた。でも、私は”完成させる””形に残す”という目標があった。

いろんな方達が協力してくださり、不安もあったけど、喜びに出会う回数も多かった製作期間。形になっていくことの楽しさ、心の底からワクワクする瞬間というのを何度も経験した。


こんなに集中したのは専門学生時代ぶりかもしれない。あの時は、目の前に必死だった、夢中だった。いつの間にか、夢中になることを煩わしく思ったり、必死になることを避けれたりしたと自分がいたことに気づいた。


夢中になれるって、幸せなことだし、必死なのはかっこいい。zineの製作を通してそう気づけた。


また、今回は一人ではないのもとても勉強になった。一人よがりになってはダメだし、誰かに頼りっぱなしも良くない。向き合うことの大切さも気づいた。


人とさらっと付き合うのが苦手な私ですが、goodyousayがあったからこそいろんな思いや、言葉に出会えた気がする。


これからもきっと、goodyousayが素敵な出会いやワクワクを連れてきてくれると思う。


そして、goodyousayの第二弾が実現できることを望んでいる私がいることも忘れないでおこう。どんな形であれ、また何かしら作りたい。


goodyousayについて発売日でもある11月1日までに投稿しようと思ってたけど、できなかった。NOTEで何度も書き直したけど、うまく書けなかった。文章を書くって本当に難しい。最終的にはいつも通り、思ったことを書くだけのまとまりのない感じになったけど、これでいいと思う。実はgoodyousayの最後の”あとがきにかえて”の気持ちのページも何度も何度も書き直している。相変わらず優柔不断で、潔さなんてないなーと思う。けれど、結局は不器用でもいいから、思ったことを自分の文で伝えるのが大事だなと。また、この記事のタイトルはgoodyousayを完成させる前から決めてたことであるし、完成後にも改めて気づいた大切なこと。

そしたら、偶然にも完成後にメッセージで伝えてもらった文章にもこの文字が。

”形にする”

これって本当に難しいし、大変だけど、最高に嬉しいこと。

27歳、今更だけどやっと気づいた。”形にする”という意味が。この気づいたことを忘れないように。また今日から進んで行こう✌︎

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