高齢者の杖選び。いつから、何を買えばいいの?
こんにちは。今回は、杖についてのお話です。
すでに、ケアマネージャーさんや理学療法士さん、福祉用具専門相談員さんなどと話されている方は読まないでくださいね。
あくまで、ご自宅にいながら、行政に入られるのがイヤだ、とか、離れて暮らす両親へのプレゼントなど、杖について現場の声を聞きたい、という方に向いています。
ということで今回は、6年間で10施設以上の介護福祉施設を経験した私が、歩行に寄り添い、ご高齢者と雑談しながら私になりに解釈したお話をご紹介します。
杖はいつから必要なの?
杖はそもそも、いつから必要なのか?
この答えは「人それぞれ」だと思いますが、私が感じるのは、「ふらつき」が始まったらと感じます。転倒する前に、準備していただければと思います。
杖は歩行を支えてくれるのはもちろんですが「転倒予防」に対して予想以上に効果を発揮してくれるのだと実感しています。杖を利用前と後では、個人差もありますが、歩行が安定する傾向にありました。
デメリットとしては、杖の置く場所がなかったり、かちゃかちゃ音がうるさかったり、杖を倒したときに拾う動作が危なくなることがあります。
転倒のほとんどは、住み慣れた自宅で起きています。
消費者庁調べ「10てん月10とう日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!
-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-」
杖との因果関係が紹介されているわけではありませんが、雑談の中では、家で杖を使っている方は少なく、壁やテーブルなどにつかまりながら、つたえ歩きをしている方が多いです。
家でも杖を使っていると少しは変わるかもしれませんね。
少し話がずれてしまいましたが、杖は、ふらつきが始まったり、歩行に不安を感じたり、転倒したりしたら、検討されるといいと思います。
杖の種類
続いて、杖の種類です。
軽度から重度へ向けて、1点杖→4点杖→シルバーカー→歩行器→肘付き歩行器です。
イメージがわかないと思いますので、具体的に商品の一例をご紹介します。
商品に関しては、参考にしていただくためなだけで、おススメする商品というわけではございません。
杖の入り口「1点杖」
まずは、1点杖からです。こちらの杖は、誰でも比較的スムーズに使うことが可能です。杖もオシャレなタイプがたくさん出ていますし「使っていて恥ずかしい」というモノでもありませんので、どんどん利用していきたいアイテムです。
より安定性を求めて「4点杖」
1点杖では少し心配、という方におすすめなのが4点杖です。3点杖などもありますが4点の方が使いやすそうです。
フラットな部分や部屋などには抜群の安定性を誇ります。
しかし、坂道やデコボコの道では怖い、と感じる方もいらしたので、ご注意ください。
いつまでも買い物は自分で行きたい「シルバーカー」
続いては、一人暮らしや家事を自立されているご高齢者におススメのシルバーカーです。買い物は、頭も体も使うので、できれば行き続けられるようにしてあげてください。
しかし荷物などが大変ですよね。今はスーパーで宅配をしてくれるので上手に活用してもいいですが、このようなシルバーカーは疲れた時にちょこっと腰掛けることもできるので、おススメです。
4点で支えて重さもあるので、歩行時にも安定します。
ただし、「おばあちゃんみたい」「恥ずかしい」という羞恥心がでてしまう品物でもあるので、導入する際はご利用者さまの立場になってお話するといいでしょう。
このあたりからは、できれば福祉用具さんや理学療法士さんと相談して決めるのが理想です。
転倒しない・させない「歩行器①」
転倒しない・させない「歩行器②」
転倒しない・させない「歩行器③」
シルバーカーが買い物なら、こちらはリハビリやウォーキングなど歩行補助器具として使うと良さそうです。
杖より格段安定しますし、男性はシルバーカーよりビジュアル的にもおススメです。
このような歩行補助器具を使うことで、付き添いの必要な人が要らなくなる場合もあります。ご本人様の身長や体形、健康状況などに合わせて選ぶといいでしょう。
以上、高齢者の杖選び「いつから、何を買えばいいのか」についてご紹介しました。
それでも抵抗のある方は、トレッキングポールという手もありです。転倒しない、させないために、ご本人にピッタリの杖を見つけてあげてくださいね。
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