「ぷかぷか日記」さんにシェアしていただきました
先日開催しました『Secret of Pukapuka』のズーム上映会の様子を書いたBLOGを、NPO法人ぷかぷか理事の高崎さんがシェアしてくださいました。
上映会ご希望の方はぷかぷかさんへ
この映画からは、ぷかぷかさんは何にもできない、という誤解や思い込みをそんなことはないんだよ、と教えていただきました。
楽しそうなぷかぷかさん、生き生きと笑顔あふれる仕事やワークショップを見ていると、あれ、なんで何にもできない、なんて思ってしまったのだろうと記憶をさかのぼってみたくなりました。
そもそも、ぷかぷかさんとお話ししたのは、いつが最後だろう。小学校時代にいた遠い記憶の特別級の人、電車でひたすらブツブツ喋り続けている人、手や足がずーっと動いている人など、チラッと見かけることはあっても、話すなんておろか、お友達なんて一人もいないことに気が付きました。
それじゃあ、ぷかぷかさんのことなんてわかるはずもないですよね。
ということで、私と同じような方がいらしたら、みんなで上映会をされてみてはいかがでしょうか? 上映会については、サイトの問い合わせより、高崎さんあてにご連絡してください。
すっぽんぽんで生きる強さ
生産性のない人間は生きる価値がないのか?『こんな夜更けにバナナかよ』著者・渡辺一史が問う
この会にも登場している経営者の方に教えていただいた映画『こんな夜更けにバナナかよ』を観て、衝撃を受けました。
何事にも“素っ裸”のありのままで生きている人って、強いなーって思います。考えてみれば、人は生まれてすぐって、100%助けてもらわないと生きていけないわけじゃないですか。
そのうち成長して「人に迷惑をかけないように」という言葉に従い自立していくわけですが、それでも人は一人では生きていけないので、友達や仲間に頼ります。反対に、頼まれたら素直に嬉しいと私は感じます。
鹿野さんがボランティアに「今日は忙しいのに来てくれてありがとう」と言うのかと思っていたら、実際はまったく逆で、ボランティアの人たちが、「鹿野さん、今日はありがとうございました」と頭を下げて帰っていくという。
私も認知症の方と接していますが、こういう感覚です。してさしあげるなんておこがましくて、させていただいていることばかりです。
そうやって、すっぽんで生きる強さって、魅力的ですごくかっこいいと思います。そしてその武器は、ぷかぷかさんが持っている確率が高そうな気がしてきました。
しあわせの価値
誰かのお役に立てるということは、無条件に幸せを感じることができるじゃないですか。むしろ、こちらがありがとうございます、ですよね。
アダム・グランド著「GIVE & TAKE」では、
ギバー(人に惜しみなく与える人)
テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
マッチャー(損得のバランスを考える人)
自己犠牲ではなく他者思考のギバーが成功するというお話しです。
自分のためにお金を使っても、幸福度は変わらなかったが、ほかの人のために使った人は、幸福度がなり上がった
昔何の記事か忘れてしまいましたが、孤児院に毎年クリスマスプレゼントをする老人のインタビューを読みました。
「子どもがいない私にとって、こどもたちに喜んでもらえることがわたしの幸せです。プレゼントをする人をプレゼントしてもらって神に感謝しています」
この感覚ですよね。
日本は、いいことをするにも遠慮をするというめんどうな文化があります。それでも、ちょっと勇気を出して座席を譲ることで、その日はとてもいい気分になったりしませんか?
もし、生産性ばかり求めてできる人だらけになってしまったら、人に親切ができなくなります。ということは、しあわせでなくなってしまのではないかと思うのです。
渡辺さんが話されているように、健常者も障害者も関係なくなると、日本はもっと幸福度があがって、たくさんの天才が登場するのではないかと感じました。
二度目の緊急事態宣言、もしあなたが障害のある生活になったとしたらどうでしょう。よければ、少し一緒に考えてみませんか?